2017年12月9日土曜日

no.1153 bra-arita

お友達の有田君はさる業界では有名なコンサルタント。
歴史好き、浮世絵好きの彼を中心に不定期で開かれる江戸散策チームの『ブラアリタ』に、
とある日曜日の午後、参加して来ました。
江戸川橋駅集合。参加者は板前さん・設計関係の方・子育て中のお若いママ・水道工事の専
任者・銀座のクラブの経営者など多彩な顔ぶれ。
今回の散策は文京区関口界隈です。まずは目白坂からスタート。お屋敷が多いなー。素敵。


大正4年創業のパン屋さん「関口フランスパン」
明治の初め、フランス人の宣教師がフランスパン作りを教え、その教え子のひとりがお店を
開いたのだそう。名物は揚げたてのカレーパンなんだそうです。私はフランスパンを購入。


そのパン屋さんの敷地内に在します神社。関口水神社。
この可愛らしい神社は、本当によくお願いごとが叶うお社なんだそう。
ここのところ執拗に付きまとう悪想念を払って頂けるようにお祈り。お写真逆光でしたね。


あ。ここ。獨協中学高校前の歩道橋。なんだか。息子の中学受験を思い出してしまいました。
私のミスであの時は息子に辛い思いをさせてしまって。なんでここをキャンセルしたのかな。
当時の思いがそこはかとなくフィードバック。もう過ぎたことなのに。いまは幸せなのに。
引きずってるなー私。


東京カテドラル関口教会。設計はあの丹下健三。上から見ると十字の形なんだそうです。
採光も朝と夕に横のモダンな飾窓から陽の光が入る造り。柱を一本も使わない開放的な空間。
祭壇に両脇からそそぐ陽の光が静かに交差していました。荘厳。


お庭にルルドのマリア。ベルナデッタ。一度は行ってみたいな。マッサビエールの洞窟。
Immaculata Conceptio Beatae Virginis Mariae


そこから道路を渡って椿山荘を通り抜けました。
いつもの見事なクリスマスツリー。綺麗ですね!模試の後にここの奥でご飯を食べたっけ。


お庭の樹齢500年、20メートルのご神木の椎の木。
空襲の時、お庭がことごとく焼けたのに、この木と三重塔と白玉稲荷だけは残ったんだそう。
霊的な力を感じますね。


胸突坂。見た瞬間にげっそり。これ。登るの?(笑)かなり。シンドかったです。
坂が険しく自分の胸をつくようにして往時の人々が登ったことからの命名。
この坂を登ると左手に『ノルウェイの森』のモデルになった寮、和敬塾や、永青文庫(日本・
東洋の古美術を中心にした旧熊本藩細川家所蔵の美術館)が。右手には講談社の所有する蕉
雨園(明治の宮内大臣・田中光顕の邸宅)などがあり。歴史的な場所なんですね〜。


水神社。樹齢600年の銀杏。600年前って。室町時代くらい?すごい。


こんな樹齢の年数を考えたら、私たちの一生なんて。ほんの一瞬。
このアングル、図らずも熊野の中辺路の継桜王子を撮った時のショットに似てるー。
和歌山への旅。息子は5年生でした。懐かしい。


夕闇に辺りが包まれる頃。文京区と豊島区の境にある富士見坂にたどり着きました。


まさに。昔はここから富士が見えたのね。いまは残念ながら見えないんだそうです。
もう一方の坂は日無坂。富士見坂との合流地点がここです。


さて、ここから有田君の茗荷谷のオフィスでお食事とワインの会。
とにかく歩き疲れてお腹が空いたのでマンションの下のスーパーでとりあえずの食材を。
この後、板前さんのメンバーの方が手料理を振舞って下さいました。


有田君のワインセラーから選ばれたこの日のメインはこれ。
少なめに一杯だけ頂きました。美味しいー!なぜ少なめに一杯かと言うと...。


実は私、この日の翌日は人間ドック。
なのでお食事がてら一杯だけ。残念。美味しかったのにー。
午後8時からは一切飲まず食わずになるので、私は皆様より一足お先に失礼しました。
楽しかったー。また誘ってね!


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