今回のヨーロッパは本当に暑い夏でした〜。
着いたばかりのロンドンも朝晩はすがすがしい空気に満たされていたのですが、お昼ぐら
いからグングンと気温が上がり。
なので散策中も日陰を求めてジグザグに変な歩き方をしたりして。お水は欠かせません。
プリンシパル。私が初めてロンドンに来た時に泊まったホテル。
去年来た時は改装中だったのですが、リニューアルオープンしてました。
中に入ってお茶でも飲めば良かったなー。今度泊まってみよう!素敵な建物ですよね。
大英博物館はすごい人。やっぱり夏休みだからねぇ。
息子は学校の英語のスピーチ「The man I respect」で南方熊楠を選んでて(また複雑な人を選
んだよね〜。英語でどう説明すんのよ。あの規格外の人間を!と私に言われて考え込んでまし
たが 笑)彼がここに居たことなどを想い感慨深かったみたいです。
この小さなスワン。何度も来てますがこれは初めて見ました。なんて可愛らしい。
そして。私の最も好きな美術館V&A(ビクトリア&アルバート・ミュージアム)
お腹が空いた時は美術館併設のカフェへ。
ここ好きなんだなぁ。美術館併設のカフェとしては世界最古なんですって。
英語のお勉強がてら、カウンターでのオーダーから品物をピックアップして席まで運ぶのを
息子にやらせてみました。やれば出来んじゃん(笑)
木製の天使像。これ初めて見たかも。
NYのメトロポリタンもそうだけど収蔵物の数が半端ないのよね。
季節ごとに展示が変わって、見ても見ても決して見飽きることがない。
前はどこの教会にいたの?なんか。楽しそうね。
羽も青や白、赤の色が残っていて。昔はとってもカラフルだったんでしょう?
私は今の貴方の方が好きだけど。アンティーク好きだから。
ロンドンは前半に4日間、ベルギーとパリを回って戻って来てからも4日間いたので、なんて
言うのかな。ちょっと暮らしているような安堵感がありました。
トラファルガー広場です。
息子、ここからも見える「ビッグベンを写真に撮って来て!」とお友達に言われていたよう
なのですが、いまは生憎改修工事中でした。そして。この空! 夏の。ヨーロッパの空の色。
広場側のセントマーティン教会はいつも色々と音楽のイベントがあるので、私はロンドンに
行った時は必ず覗くようにしています。
この日はこの礼拝が5時からあるようなので参加してみよう、ということに。
「Choral」とあるので聖歌隊のイベントかと思って二人で入ってみたら、なんと、これが正式
な信徒の方のための牧師さんの説法と賛美歌の会。
息子などは「ねぇ。ここ信者の人じゃないと入っちゃいけないじゃないの?」と心配顔。
自分で言うのもなんなのですが私はかなり度胸があるので、いかにも平静に「Can I join your
worship?」とか何とか言うと快く「Certainly」と言われて、取り仕切ってるおばあさんから
賛美歌本を2冊受け取りスタスタと座席に。息子は呆れ顔しながらついて来てました(笑)
牧師さんがおもむろに登場して厳かに講話が始まります。
言ってる内容はチンプンカンプンなのですが、「それでは。何番をご一緒に!」とか言われ
たので急いで配られた本のそのページをめくって立ち上がると、なんと楽譜付きの賛美歌!
私は一応読めるので一緒に歌っていると、最初は譜面上の単語を歌っているように口パクで
合わせていた息子が、慣れてきたのか時々音をはずしながらもいきなり歌いだし。
さっきまで「ここに居たらまずいんじゃないの?」なんて言ってたクセにやけに楽しそう(笑)
最後にDonation(寄付)をということで袋が回って来たので10ポンド札を2枚入れると、係の
黒人の女性が「Thank you!」と声に出さずに口だけを動かしてから微笑んでくれました。
「あのさ。前に座ってたちょっと太った不機嫌そうな女の人見た?Donationをって言われても
No!って言って拒絶してたよ。袋持ったおばさんがのけぞってた。」
「僕達は信者じゃないけど、楽しく参加させてもらって20ポンド寄付したから、あの人より
はマシだよね。」と息子。まあね(笑)
夏のロンドンはいつまでもいつまでも日が暮れません。これで夜の7時くらい。
何をするでもなく、ウェストミンスター寺院の方角へとゆるゆるとお散歩していたら、何の
施設なのか近衛兵が一人だけ門の前に立っていました。
観光客の人が近くに行って撮影したり話しかける人もいるのに、ずっと一言も発せずにこの
ポーカーフェイス。訓練されているとは言え、すごいプロフェッショナルですよね。
この制服と帽子はバッキンガム宮殿の衛兵交代で見る黒い熊の毛皮の帽子をかぶった近衛兵
とは違い、ライフガーズと呼ばれる近衛騎兵連隊の制服です。
宮殿前をこの騎兵連隊の近衛兵が馬に乗って行進するところを一度観てみたいですねー。
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