New Yorkに行ったら絶対はずせないのがここ「メトロポリタン美術館」
現在およそ300万点以上の収蔵物を誇り、企画展の面白さも卓越したものがあります。
New Yorkっていう街はお買い物も観劇も楽しいけれど、少なくとも2日間はここを見学するのに
時間をかけたい。
大英博物館もだけど、展示の規模がハンパじゃないからなぁ。
この美術館前のエントランスで、私の高校時代の親友ホソの旦那が大道芸のパフォーマンスを
していた時期があります。
彼は国内外、特にヨーロッパでは有名なアーティストで、白塗りの鍛え上げた身体に必要最小
限度の白い布とはちまきを身につけ、世界のアートを題材に観客を巻き込んでパフォーマンス
を展開するひと。
毎年フランスに行く前にNew Yorkにも立ち寄り、芸に磨きをかけていた時期がありました。
ここを訪れる度に、このグローバルな雰囲気の中で英語やフランス語、ときにはラテン語も交
えながら大道芸をやってるタロー(彼の名前は雪竹太郎さんといいます)を想像したりして、
なんだかそれだけでこの美術館が身近に感じたものでした。
以前、勤めていた事務所で、韓国出張の時に仲良くなったウォン君。
アメリカの東海岸に留学していた彼は、当時の韓国の人には珍しく英語ができました。
みんなで一緒に魚市場や街巡り、レコーディング・スタジオをよく歩いたなぁ。
ソウルのレストランでストリートパフォーマンスの話をしていた時に、ふとこのタローのこと
を思い出しました。
彼の芸の形態の話をした時、英語力に自信のない私は「you know what i mean?」と尋ねると、
ウォンは「よくわかるよ。それと同じような芸をNew Yorkで観たことあるから。そのアーティ
スト抜群に良かったんだよ。」と言われてびっくり!
まだ知り合ってない私たちが、New Yorkのメトロポリタン美術館前のエントランスというピン
ポイントの「場所」と、タローというアーティストの「芸」を通じて繋がっていたなんて。
ちなみにウォンはタローが日本人であることも知らず、わたしのすごく近しい人の伴侶なんだ
ということを聞いてとても驚いていました。
20年ほど前の話。
New Yorkのニュースをたまたまネットで見ていたら、そんな昔のことを思い出しました。
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