2015年4月26日日曜日

no.753 o-kazari

大阪の宿泊はいつもニューオータニ。
会場の大阪城ホールに徒歩で行けるため、ステージにのる方達はもちろんスタッフのホテル
としても利用されています。
泊まり慣れているからでしょうか。
ここ大阪のニューオータニに来ると、自宅にいるような気持ちでなんだか寛げます。
ホテルスタッフの方達も、もう何年も泊まっているせいか顔を覚えていてくれて、お会いすれば世間話をする仲。だから、よりアットホームな気持ちになるのかもしれないな。

入り口正面エントランスには、いつも素敵なお花が生けられています。
今回はもうすぐ端午の節句なので、菖蒲を配したお花に鎧一式のお飾り。見事です。


五という数字は古来から無病息災を祈る厄払いの数字とされていたらしく、五が重なる五月
五日は特にお目出度い日とされていたとのこと。
古くは「続日本記」にも記述があるそうで、鎌倉時代になって、それが段々男の子のお祝い、
という風に意味合いが変わってきたそうです。

五月。新緑の季節。
生命の息吹を感じるこの季節に、こんな美しいお飾りと端正なお花を飾ってお祝いするなん
て、なんとも床しいこと!


no.752 on saturday night in osaka

昨日から大阪に来ています。
終演後、ayu姫にご招待頂き、北新地のお店「野口太郎」へメンバーと共に。
お店のお名前はオーナーシェフの野口さんのお名前そのままなんだそうです。


ミシュランのひとつ星がついているお店。


美味しいお料理が出るから楽しんできてね!と言われて伺ったのですが、素材の美味しさ、
美しさ。もう申し分なし。


うなぎをそのまま炙ってパルミジャーノチーズ!?をかけて。


九谷のお皿に盛った香ばしいパリッパリの皮の手羽先や。


花ズッキーニと白アスパラ。
お花の部分はお魚のすり身でふくらませてあります。蓮の蕾みたい。


ジビエ。エゾシカのステーキ。
これが舌でとろけるくらい柔らかい!ブラックマッシュルームのソースを添えて。


そして最後の締めのご飯。わたしは「いくら飯」をチョ〜イス。宝石みたいに綺麗でしょ?



ほかの皆様の「シラスご飯」と「卵かけご飯」も写真に収めてきましたぁ。
この卵の鮮やかなオレンジ色ったら!


ご飯とともに出された「しじみ汁」は、なんと2キロのしじみをコトコト煮込んだもの。
葛を混ぜてとろみを出した濃厚で優しい味。お酒のあとに絶品でした!
この他にも、まぁるい小さなごま豆腐の中にウニが入っていたり、お刺身にお醤油ではなく
お味噌で和えたやま山葵で頂いたり、意表をついたサプライズがいっぱいです。
京都の窯元でオーダーされたという器とお料理のコラボも美しい。
なんと15品ものコース。深夜じゃなかったら、もっと頂けたのに。それだけが心残り。

ayu姫!素敵な夜をありがとうございました♡


2015年4月23日木曜日

no.751 ohyamazumi-shrine

2月に息子と道後温泉に行った時、最終日に松山から今治に入り「しまなみ海道」を通って、
瀬戸内海の大三島へ向かいました。
鎧や刀が好きな息子に、大三島の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の国宝館を見せたか
ったから。
ここには全国の八割の武具の国宝が集結していると言われていて、何故、都心部から離れた
瀬戸内海のこの場所にこんなに貴重な品々が集まっているのか、なんとも不思議な話です。

この辺りはまったく土地勘がないので、松山からどれくらい時間がかかるのか、どんな道を
通るのか、少し不安ではありましたが、息子と私の旅はいつも「まっいいかー。行っちゃお
ー!」な旅(笑)
しまなみ海道も運転してみたかったし、最終日にも関わらず思い切ってドライブに出かけて
みました。

大山祇神社。伊予国の一宮。全国の大山祇神社の総本山。


日本最古の楠木の大木(樹齢3000年!?どんだけー?)
清々しく掃き清められた境内は平日のせいか私達のほか人影もなく、さわさわと風に吹かれ
て葉ずれの音も聞こえます。


そして国宝間の紫陽殿の中には、伝源義経奉納の鎧やら。


源頼朝奉納の鎧。
義経の鎧の方が全体的に小ぶり。私より更に背が小さい人が着る雰囲気。
かたや、頼朝の方は、当時としては大ぶりなんじゃないかなぁ。
この二人の肖像画のイメージは、あながち間違ってはいないのかもしれない。


伝鶴姫(日本のジャンヌダルクと言われる大山祇神社の宮司、大祝家の息女。戦国時代の女
性)の鎧。


このほかにも刀剣、文書、絵巻物、鏡などの本当に貴重な宝物がたくさん収納されています。

実は私がここを訪れたのは2回目。
30年くらい前、パワーボートで太平洋を南下し九州を回って瀬戸内海に入る長い旅をした時、
刀剣鑑定家だった土屋さんご夫妻に連れてきてもらったことがあるのです。
その時から歴史は好きでしたが、まだ本当に何にも知らず。
こうして30年ぶりに、今度は私が息子を連れてまたここに来ようとは。
何か目に見えないものに導かれているようで不思議な心持ちがします。

もしかしたら私は、息子の魂の扉を開く鍵を見つけるために、若かったあの日からこうして
さまざまな場所を巡礼しているのでは…と、ふと思う時があります。


2015年4月20日月曜日

no.750 pork cutlet with sauce

会場2日目のお昼。ヨーロッパ軒の「ソースカツ丼」
福井名物は美味しいものが多いけど、これもその代表格です。


ちなみに、お蕎麦屋さんにある卵でとじたカツ丼を食べたい場合、福井では「卵とじカツ丼」
ってわざわざ言わないとダメらしい。
ただ単に「カツ丼」と言えば、このソースカツ丼が出てきちゃうんだそうです。

実はうちのルーツ、会津もソースカツ丼で有名なの。
だから子供の時にうちで食べるカツ丼はソースカツ丼のみ。
甘辛いソース(うちは福井のカツ丼みたいにウスターソースじゃなくて、トロッとした中濃
ソースを使ってました)をたっぷり絡めたカツの下には、熱々のご飯と千切りのキャベツを
敷いて。
だから外出時、お蕎麦屋さんで初めてカツ丼を頼んだとき、母に「うちで食べるカツ丼とは
違うのよ。」と聞いてびっくりしたことがあったなぁ。

福井のサンドーム楽屋でそんなことを思い出しました。


no.749 fukui

先週末からツアーが始まりました!
この週末、地方公演初日は福井サンドーム。

福井と言ったら「くろ川」


2日間通いました〜(笑)珍しく日本酒。常山と黒龍。辛口。


ふぐ、かわはぎ、鯛のお刺身。


いかも新鮮!生姜醤油で。


のどぐろ。うまーっ。


初日はメンバー全員そろってのお夕食。
皆様。7月の最終日までよろしくお願い致します。