2018年。平成30年。お正月。
体調のことを考えて、焦らずゆっくり過ごしています。穏やかで静かな松の内。
3日の日はトリフォニーホール。新日本フィルのニューイヤーコンサートに息子と出かけて
来ました。耳がキンキンになるくらい北風の強い日。
会場にはお着物の方も多く、自宅で冬ごもりの私には中々味わえないお正月の雰囲気です。
今年の曲目は新年らしいL・アンダーソンの曲を数曲。まぁこれはいいとして。
私の期待度No.1はヴィヴァルディのオーボエ協奏曲。それと最後のラヴェルのボレロ。
ひさしぶりに聞いたなぁ。ラヴェルのボレロ。徐々に気持ちが高揚してくる感が素敵ですね!
会場では鏡開きも行われていました。
鏡開き。鏡割り。どちらの言い方も正しいんだそうですよ。割る、という言葉がいつからか
忌まれて、いまは「鏡開き」が一般的になったらしい。
私は車だからお相伴には預かれませんでした。残念。縁起物なのにね。今度は電車だな。
そして昨日。急に思い立ってひとりで映画を観て来ました。ルージュの手紙。
前から観たかったんだけど、あと二日しか劇場公開していないのをネットで見て。
そういう時の私の行動力は三倍速(笑)車を飛ばして最終の回に間に合いました。
ドヌーブだけじゃなく、カトリーヌ・フロも美しく歳を重ねて自然体でとても良かったな。
ドヌーブ。綺麗だなー。70代を過ぎてこういう美しさを持っている人って滅多にいない。
どこか。無理をしてたり。どこか。不自然だったり。どこか。媚びていたり。
年の割に綺麗と言われているジェーン・フォンダのあのスタイルの良さは私的にはちょっと
気持ち悪い。上品な感じがしないじゃない?ワークアウトで必死に頑張ってる感があって。
ドヌーブの様に上半身は年相応にふくよかであっても、スカートの裾から見える美しい足と
か、手入れの行き届いた髪とか、紙袋を持つみたいに無造作にケリーバッグを扱うとことか。
歳を重ねた女性の、そんな肩の力が抜けた品の良さ。人生に対する余裕、遊び心というか。
昨年訪れたパリの印象がまだ頭に残っているからか、映像が身近に感じたなー。
以下の写真は今回の旅のブログに載せれなかった数ショット。
夏のパリ。ヨーロッパの女性って個人主義だからか数段大人な感じ。時に。愛想悪いけど。
人に媚びない美しさ。めったなことでは動じない強さ。潔さ。自分の「生」に対する貪欲さ。
街並みが。子供の頃からの教育が。そして女性にとっては異性である男性が。その生き方を
形づくるんだね。男女ともに個人の「あり方」が違うんだな。
夜がいつまでも明るいのもいいねー。大人の時間が長いってこと。
昔ロンドンに居たとき、カフェですごく若い男の子が座ろうとしていた老年のキリッとした
女性に椅子を引いてあげてるのを見たことがあって。
女性を移ろいゆく「若さ」で判断しない。
その女性の重ねて来た「時」をリスペクトしてる感じがいいなぁって思って。
その頃、私は30代だったけど。いつか。私も。そういう風に見ず知らずの人に大事に扱わ
れる女性になりたいなーって思ったなぁ。海外のレストランや格式の高いホテル。地元民し
かいないお店とか。逆にスノッブなカフェなんかでも。
まぁ。ひとり旅でも差して嫌な思いをしないのは年齢がそんな感じをクリアしたのかな。
ドヌーブのカフェでの態度とかワインの頼み方とか食事の仕方とか。
ひさしぶりに観たフランス映画が、客観的に自分を見る方法を思い出させてくれました。
日本の男性は自分が幼いから、なんにも分からない可愛い若い女の子が大好きだもんね。
これは決して僻みではないですよぉ(笑)別にそんな人に個人的に関わりたくもないし。
まぁ。かくいう私も。
空港のカウンターとかで若い男性にスマートに扱われると心地良いけどね(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿