2017年5月22日月曜日

no.1071 Windsor days

二泊三日で買い付けのリサーチも兼ねてウィンザーへ足を伸ばして来ました。
息子と行って以来。どこから行くんだっけ?そうそう。Waterloo駅からだったっけ。


この列車だ。息子と乗ったなぁ。
あの時はまだ小さかったから、こちらでいうグリーンのお席で行ったんだっけ。
今回は買い付けリサーチの旅。贅沢は言いませんよ。もちろん普通席!


1日目はロンドンの友人とミーティングをしてからだったので午後遅く出発したため、B&B
に到着するだけでよしとしました。あんまり無理してもねぇ。
翌日は1日リサーチです。コンチネル・ブレイクファーストでスタート!
泊まったB&BはBooking.comで絶賛されていたMikeとSuzanneで経営している家庭的な宿。
お食事が美味しいのです!


この日のウィンザーの朝は快晴!この空。まさにイギリスって感じですね。
朝の9時にテームズ川のほとり、Etonのハイストリート入り口からスタート!


ボートの朝練をしている生徒たちの掛け声でテームズは賑やかです。
かたわら、こちらの岸には大きな白鳥たちの群れ。


名門 Eton校のそばを通りました。
朝のシンとした静かな学び舎。鐘の音が静粛を引き立たせます。小鳥のさえずりに、あっ、
あたしイギリスにいたんだ、なんて(笑)


Eton校の制服を着た生徒たち。通りを走って次なるクラスに移動中なんでしょうか。
貴族や裕福な家庭の子弟なんでしょうね。


こちらが Etonのハイストリート。さすがに朝早いのでまだ観光客は誰もいません。


そしてこの後なんと土砂降りの雨が降り!?気温が急激に下がり震える寒さとなりました。
この空の青さからは考えられないでしょう?

これがイギリスなんですねぇ。


2017年5月19日金曜日

no.1070 at spitalfield market

スピタルフィールド・マーケットで買ったものたち。
全部違うお店で購入したのですが、なんかこの日は19世紀に縁があったみたい(笑)
ホテルに帰って窓辺に置いて眺めて見ました。


この本はおばあちゃまがやっている古本屋さんで買ったの。
ビニール袋に入って奥に立てかけてあったから、まぁそれなりのお値段するんだろうな、と
思い一度は通り過ぎ。


でもパッと見てこのイラストがすごく印象に残ってて。何となく2回目に通りかかった時、
手にとってみると、まさに!これは手に入れなければ、となり。


おばあちゃまにお値段を聞いたら「あら。忘れちゃったわぁ。いくらだったっけ?物忘れが
ひどいのよ。このごろ。」と言われ(笑)
すかさず「私もですよ。」と言うと「若いのに何言ってんのー。」と笑い飛ばされましたが、
東洋人は若く見えるだけだからねぇ。侮れない年なんですよ。実は。


この可愛らしいフレームもビクトリアン・アイテム。
シルクの上に描かれたドローイングで、台紙に貼り付けて何とか形を留めていますが、もう
かなりボロボロです。


これを買ったお店の方は元気な中年のお酒の強そうな女性のお店。同年代か私より少し若い
かも。なかなかサバけた感じの明るい人でした。

「貴方の持っている5ポンド札は今はもう流通してないのよ(この前来た時に残ったお札を
持って来てたのですが)銀行行って換えた方がいいわよぉ。ほんと政府のやることって面倒
臭いわよね。そう思わない?中国でもそう?」

「あの...。日本人なんですけど。」

「あら!失礼。見分けがつかないんだけど。でも貴方、物静かだものね。綺麗だし(この人
の言う綺麗は清潔って言う意味ね)そうか。そこが違うのねー!わははー!」


キャンドルスタンド。これも19世紀。
ここは老年の男性が丁寧に対応してくれるお店でした。
私が話しかけたそうにしているのを横目で見ながら、イギリス人の中年のオバさんの長話に
辟易しているのがかなり面白かった。


このチェーンはオリジナルじゃないでしょう?何でこんな安っぽいの付けたのかしら。
と言うと「Indeed!」だいぶ久しく聞いていなかった単語(笑)
イギリス人はよく使いますね。「まったくですな。」っていう感じかな。


実はかなり以前からキャンドルスタンドは探していたのですが、お店の目の前を通った時に
このスタンドに「ここ!ここ!」と主張されてしまい。
かなり重いので機内持ち込みを考えて躊躇してたら10ポンドおまけしてくれました(笑)

この日に購入したものはみんなそれぞれあちらから主張された感じです。
最近とみに感覚が鈍ってる気がしてましたが、その「モノ」が発する波長を感じ取れる位に
回復してきたかな。


no.1069 antiques market

ロンドン三日目。朝。快晴!
泊まっているB&Bからの空。清々しくていいお天気です。
この後、急激に崩れて夜には土砂降りとなりましたが。まぁ。イギリスですからね。


例によって時差ボケなので(笑)木曜日のみに開催される「Spitalfield Market」というアンティ
ークマーケットに早朝から出かけて来ました。
最寄りの駅はAldgate East 駅、もしくはLiverpool street 駅。基本的には朝10時かららしいの
ですが、プロのバイヤーはもっと前から来ているみたい。


もうこういうとこ大好き!
それぞれに専門の分野があるかと思いきや、中には雑多なものたちをゴッチャリ売っている
古道具屋さんみたいなお店もあって。
そこから自分のお気に入りを探し出すのは何だかワクワクしますね〜。


ひとつのアイテムだけを写真に撮ったりするのは嫌がる方もいるのでそこは気をつけて。
シルバーのカトラリーのお店。ほんとは欲しいけどね。ケアが大変なもんだから未だ手を出
さないでいます。
息子が独立して時間に余裕ができたらね。最小限を揃えて丁寧に暮らすんだ。


大きなガレージのような場所にたくさんの出店が出ているので、見だしたら2時間でも3時
間でもあっと言う間。
敷地内に軽食やコーヒー、お酒などを(朝から 笑)売っているお店があるので、そこで買っ
たコーヒーを飲みながらあれやこれやと見て回ります。幸せ!


アンティークを生業にする人たちってフォトジェニックで感覚も普通の人たちじゃないから、
行動を観察したり、品物について話してみたり、他のお客様や業者同士の会話のやり取りを
聞いているだけですごく楽しいんです。
日本人のお客様も数名見かけましたが、ポートベローやカムデンパッセージのような超メジ
ャーな場所ではないらしく私的にはかなりツボでした。
そしてお値段も「えっ?」っていうような良心的な価格。
少し考えると言ってみたり、たくさんのアイテムを購入したりすれば若干のプライスダウン
はしてくれます。また行きたいー!


2017年5月17日水曜日

no.1068 London days

昨日ロンドンに着きました。
まだまだ寒いと聞いていたのですが昨日は24度超え。みんな半袖。
これからドライで陽の長い良い季節に入ります。この時期にここに居れるのは15年ぶり?

イミグレーションで珍しく面倒くさい女性に当たってしまい...。
頭の悪そうな新米の太った黒人女性と頭と育ちの悪そうな(なに人かなぁ)ジプシー系の顔
した女性との二人。
たぶん黒人の女性が初心者なので、先輩の権威を見せつけるために難癖つけてる感じです。
見た瞬間、あっメンドくさいなこれはと思ったので、ビジネスとかとは一切言わずにひさし
ぶりに友達に会いに来たの、それと観光です、と伝えると

なぜ友達に会いたいのか?(は?アンタは会いたくならないの?思わず耳を疑う質問)
友達はどこに住んでて最後に連絡を取ったのはいつか?(連絡方法はSNSだと言ったら何の
ことだか全くわからない様子)
ホテルまではどうやって行くのか?(タクシーだよ。余計なお世話でしょ)
挙げ句の果ては、根掘り葉掘りあたしの家族構成まで聞かれて。
仕事は何か?なぜそんなに長く休みが取れるのか?(ムカつく。フリーランスだからだよ)
なにこれ?嫌がらせ?
やっと終わってラゲージ場所に行ったら、私のスーツケースだけポツンと置いてありました。
ひさしぶりのロングフライトなのにそんなに疲れもせず、いつもの酷い時差ボケもこれなら
いけるかなぁなんて思ってたら、イミグレーションでの「怒」でドッとくたびれ果てました。

友達お勧めのB&Bに到着。
暖かいホスピタリティあふれる普通のイギリス人の対応にホッとしました。
ロンドン初日のお部屋。気を使わなくて良くて居心地抜群。あたしの好きな屋根裏部屋使用。


今日は雨の1日らしいけど。いいシーズンの到来です。昨晩は21時まで夕方の明るさでした。
そして朝早くのお楽しみ。これこれ。B&Bのイングリッシュブレイクファースト。
昨日は何とか21時過ぎまで我慢して起きていたので食欲はゼロでした。
15時の機内での軽食から初めての食事です。ほんとのブレイクファーストだ!


Oxford Circusでのお約束は13時からなので、その前に大英博物館でも行ってこようかな。
いつもはあんまりゆっくり見れないから。
あっ。ちなみに今朝の起床時間は2時半です(笑)


2017年5月11日木曜日

no.1067 may

皐月。ほんとに美しい季節。
朝。ご近所の生垣のツツジが昨日の雨に濡れて綺麗でした。


うちのモッコウバラも咲き出しました。白いモッコウバラは甘い香りがするんですよ。


外にいると知らない方に「綺麗ねぇ。なんのお花?」とよく聞かれます。
一重のモッコウバラは珍しいのかもね。


no.1066 kibitstu-gu

しばらく更新せずにおりました。
リハーサルなどで忙しくするうちに季節は初夏のような陽気に。風が気持ちいいですね!

先日の岡山への旅。ハイライトは最終日の吉備津神社で行われた奉納の能「吉備津宮」
一度途絶えてしまった幻のお能の演目の再演なんだそうです。


本家本元の吉備津神社のご祭神「大吉備津彦命/おおきびつひこのみこと」様に公演の成功
を祈願するため演者の能楽師、林宗一郎さんが直面で本殿にて仕舞を舞われました。
関係者の皆様はお祓いをしてもらい心身ともに清められて奉納にのぞみます。


日本人の男性の紋の入ったお着物と袴姿。美しいですねぇ。着慣れていらっしゃる方は特に。


息子も似合いそう。もう一人で着れるしね。
やっぱりお仕舞いのお稽古にも通わせようかなぁ。嬉々としてお稽古行くんだろうな(笑)


宗家の林さんのお仕舞いは当然のように良かったのですが、その前のお弟子さん?たちのお
仕舞い、謡。これが。まったく頂けない(苦笑)
奉納だから気持ちがあればいいのかなぁ、と思いながらも、いろいろな演し物を見慣れた目
には素人芸はやはり見るに堪えませんでした。苦痛。謡も、もうほんとになっちゃなくて。
久保先生とお待ち合わせして楽しみに拝見したのですが、かなりがっかりする体験でした。
ロケーションや雰囲気は抜群にいいのにねぇ。
終演後にNHKの人にインタビューでつかまったけど、あまりに酷かったので「宗家がおひ
とりで謡われておひとりで舞われた方が良かったのでは?」としか言えませんでした。

気を取り直して先生と岡山市内に戻りお昼!
昭和25年創業の奉還町の有名な中華そば屋さん「富士屋」へGO!です(笑)


店内はお昼時だからか超満員。入れ替わり立ち替わりお客様が詰めかけていました。
すごくさっぱりしてて、昔懐かしい味わいのほっこりする中華そば(敢えてラーメンって言
いたくない。)また行きたい!


岡山。何気にいいところなの。
吉備津神社の参道傍の誰も住んでいないお家を借りてアンティーク屋さんでもやりたいわぁ。
また夏に閑谷学校で行われる東大の教授・山本博文氏の講座に、息子と二人で申し込んじゃ
いましたー。
その時は。蝉時雨が降り注ぐ夏の初めの素敵な時期なんだろうな。楽しみ。

というわけで。今日は横浜アリーナにいま〜す。


2017年5月1日月曜日

no.1065 kiurashiki

今日から5月ですね〜。
午前中は爽やかな良いお天気でしたが、大気の状態が不安定とかでリハーサルに向かう頃は
雨模様の午後となりました。

先日の岡山への旅の後半を少し追記しますね。
倉敷は仕事が終わってからの夕方の訪問だったので観光客もチラホラ。黄昏のEL GRECO。


その分、町の空気を思う存分吸えました。


いつか倉敷の町中の古い旅館に泊まって、この町に住んでいる人のように呼吸してみたい。


宵闇のせまるこの道を散策して猫に挨拶したり、路地裏の坂道を登って誰も住んでいない古
い家屋を生垣からのぞいたり、朝靄の中、昔ながらに漂う静けさを思う存分味わってみたり。


夕暮れの町をゆっくり歩いていたら素敵な古本屋さんを見つけました。蟲文庫(むしぶんこ)


岡山在住の金継ぎの久保先生にお聞きしたら、オーナーの田中美穂さんは古本屋さんの世界
ではとっても有名な方なんですって。
本も書いてらっしゃる、苔と自然科学と本と亀と猫を愛する小さい古本屋の店主。


こんばんは〜。と暖簾をくぐり声をかけましたが、人のいる気配がまったくない(笑)
漱石の草枕の中の画工のように「どうせ誰か出るだろうとは思っていた」
返事がないのに手持ち無沙汰に棚の古書籍を見つめ、いつまでも待っているのも二十一世紀
とは受け取れない(笑)

はい。と小さな声がして暗がりから出てこられた田中さんは小柄でそっとそこにいるだけで、
例えば左手に水瓶(すいびょう)を持ってじっと彼方を見つめている仏像のように存在感の
ある魅力的な女性でした。
「ちょっと拝見させてください。」という私に「...どうぞ。」と無機質な声。
あぁ。好きなんだ。こういうひと。

ドナルド・キーンとルイス・フロイスの書籍を二冊購入した後、田中さんの背景、お店
裏の石垣が見える店内の風景を写真に撮らせて頂きました。まるで深い海の底のよう。


あ。お店の栞を入れるのを忘れました。と言われ、差し出された栞の裏側を見ると。
旧漢字「龜」の書き順が。素敵。このセンス。