2017年9月19日火曜日

no.1125 first day of nara

伊勢からそのまま奈良入りした日。ホテルに入る前にまずはとりあえず法隆寺。
ああ。懐かしの南大門。この空の青さ!どんなに暑いかお分かりでしょうか?(汗)


五重の塔。私が撮ってこのクォリティー。完璧な造形。美しいですね。
宝物館で法隆寺所有の様々な仏像を拝見しました。百済観音。夢違い観音。懐かしい。
30年前の私が、まだそこら辺りをうろうろしていそうです。


東大門を望みます。入江泰吉の写真で、この東大門の上に満月がかかっている写真があった
なぁ。きっと何百年もさして変わらない風景。


夢殿です。内におわす救世観音は秘仏。春と秋の二回、公開されます。
私は秋に一度ここに来れたことがあって拝見したことがある。
息子「えっ!?いいな。今度来たいなー。学校の休みと重ならないかな。日帰りなら来れる?」
奈良に来て日帰りですと?勿体無い!大学行ったら休みを取って思う存分来なさいって。


夢殿を抜け、そのまま中宮寺へ。
ここではガラス越しではなく、直に国宝「如意輪観音」を拝めます。
変わらない柔らかな微笑み。靴を脱いで静かな気持ちでお参りします。


あつー。もうほんとに暑かった。参道のお蕎麦屋さんで一休み。冷たいきのこそば。


駐車場のおじさんに薬師寺の近道を教わって、次なるお寺、薬師寺と唐招提寺を目指します。
ここら辺でチェックインしにホテルに戻って...、と弱気になる私に息子「えーっ。回ろうよー。
まだ陽が高いじゃん。」
て、アンタはいいよね。後部座席で宿題やったり、音楽聞いたり、たまに突拍子もない声で
歌ったり、居眠りしたり、私とバカ話してるだけだからさー。
あたし、病み上がりなんだっつーの。


no.1124 my favorite place nara

お伊勢参りを終えて奈良へと向かいました。
今回の夏の旅。長距離の運転ばかりでしたが何気に一番キツかったのは高野山から熊野本宮
大社の道程だったかなー。山道。山道。山道。
伊勢から奈良は運転したことがなかったのですが2、3時間の快適なドライブで着きました。
法隆寺や薬師寺などを廻ってから向かった今宵の宿泊は奈良ホテルー♡


息子は新館にしか泊まったことがなかったので、今回は本館にしました。
「わぁ。すげー!なにこれ。歴史的建造物的なー。」
天井が高いからね〜。古色蒼然としたライトやお部屋の壁に掛けられている日本画。暖炉。
あえて昔のまま、そのままを、変わらないように維持していくのは大変なことだと思う。
すっかり変えちゃった方が安価だし手軽だし。
でもそうしないでいる。だから保てる美しさに、年端もいかない息子さえ感動するんですね。
しばしお部屋で休息。てゆーか。居心地よすぎて外に出たくないし。


階段を登った二階。四方に著名な画家の日本画が飾られている吹き抜けの場所。
フォトジェニック。好きなんだぁ、ここ。疲れた足に絨毯のふかふか感が心地よいです。


お夕食を食べに奈良の街へと出かけました。
奈良ホテルの裏から大好きな奈良町を抜けて近鉄奈良駅の方角へ。夕方の散策。素敵。


ちょうど「奈良燈花会」という灯りのイベントが街をあげて行われていました。
猿沢の池の付近。幻想的な夏の夜を楽しむ方で通りはたくさんの人、人、人。


興福寺も素敵にライトアップ。明日はいろいろとお寺を回るから見れるかなー。興福寺。
阿修羅像や山田寺の仏頭などを見せたいなー。息子に。


老若男女。みんなが夏の夜をゆっくり歩きながら楽しんでいます。
人々とすれ違うように歩を進めながら、ここでも、いつかどこかで体験したことがあるよう
な感覚が。昔々にね。こんな灯りに照らされながら。デジャブかぁ。


ちょうどホテルに戻った時、スタッフの方に「おかえりなさいませ。お写真お撮りします?」
と聞かれて撮って頂いた一枚。
暖かい電球色の灯りがともるエントランスは何だかほっとしますね。
お洋服、お母様とお揃いなんですね〜!などと言われましたが。偶然だし(笑)
そう言えば息子のTシャツ、義男さんに頂いたものでした。ありがとうございますぅ!


穏やかな一夜が明けて、楽しみにしていたダイニングルーム「三笠」での朝食。
悩んだ末、やっぱり名物の茶粥定食はやめて、二人共いつも通りの洋食にしてみた〜。


食事を終えた私たちが出口に向かう途中で話しかけてきてくださった黒服の方が、またまた
お写真を撮って下さいました。


小さかった息子が、ここ三笠の支配人の方にとても可愛がって頂いたことをお話しすると、
もうその方は引退されたとのこと。
でも。人を心地よくする爽やかなホスピタリティは確かに今でも受け継がれていますね!

奈良ホテル。大好きだー。これからも奈良に来た時は絶対ここに泊まりたーい!


2017年9月17日日曜日

no.1123 around matsusaka this&that

今年の夏休みの旅。伊勢神宮への参拝のために二日間、近くの松阪にホテルをとりました。
松阪の町は行ったことがなかったので個人的にはちょっと楽しみにしてたの。
夕方にチェックインしたあと、早速、お夕食を食べに息子と町中へ出かけました。
私は絶対的に名物の松阪牛を食べたかったので、ステーキやすき焼きがメインのレストラン
を探し、後で聞いたら息子はお蕎麦かおうどん、定食屋さんを探していたらしく、話が全く
噛み合わず...。 
結局、息子の意見が通って、初日は昭和9年創業の松崎屋食堂に決まりました。


ご夫婦お二人でやっている食堂。メニューが豊富。昭和の香りがプンプンです。
昔はメインストリートだったのかなぁ。今はシャッターを閉じているお店もチラホラ。
町中から放射線状に伸びている道路沿いにこじんまりとある小さな食堂です。
私はチキンカツ定食。息子は中華そばとポテトサラダwww 美味しい!


二日目は絶対に松阪牛!と決めて町へ出ると、息子、またもやこの食堂を希望。
まったく譲る気配がないので仕方なく「また来ましたー!」と少し照れながら暖簾をくぐり
ました(笑)
私は冷やし中華。息子は。なんと!また中華そばとポテトサラダ。こいつ、どーなってんの。


一度決めるとまったくメニューを変えないのは小さい時からですが、もうさすがにいろいろ
挑戦してるのかと思いきや...。保守的にもほどがある(笑)
お会計時にお店のおばちゃまに「いつもありがとぉ。」と関西訛りで言われ、二人してすっ
かり常連の気分になった松阪の夜でした。

早朝のお伊勢参りのあと、近くの斎宮歴史博物館も訪れてみました。
斎宮とは「いつきのみや」とも言われ、天皇に代わって伊勢神宮に仕えるため、天皇の代替
わりごとに皇族女性の中から選ばれて伊勢に派遣されていた女性のこと。
この制度は670年頃から1330年頃まで約660年続き、その間に約60人余りの斎宮
の名が記されているのだそうです。


最近、様々な場所の歴博が面白いと何時ぞやのblogにも書きましたが、例に漏れずここの歴博
もなかなかのものでした。神に仕える未婚の皇女「斎宮」の実態に迫る細やかな展示物。


映像。復元物。資料。書籍。色々なアイテムで斎宮とは一体何だったのか?に迫ります。


面白かった。これは当時の様子を模型で再現したもの。


お装束も復元されてたくさん展示されていました。


素敵な柄ですねー。艶やかです。


個人的にはこの海老茶のような色は好まないのですが、お着物で重ねると品格がありますね。


なかなか見ごたえのある博物館でした。
再現映像なども公開されていて、当時の斎宮の生活が手に取るようにわかるの。
息子はもうハマったら絶対動かないので、私は私で展示を見たり、ライブラリーで本を読ん
だりして学生のように過ごした夏の一日でした。

またぜひ訪れてみたい博物館ですね。


no.1122 hana-gumi shibai

体調を崩してしまった今年の夏。
やっと9月に入って一息つけるかと思っていたのに、何故かそういう時に限って日々忙しく
なって不調が堂々巡り。
会う人ごとに「痩せた?」と言われるので無理して食べているこの頃です。
大好きだったウォルター・ベッカーが亡くなり。
そしてロンドンの友人のカメラマン、リチャードの訃報も届き。
精神的にも肉体的にもいろんなことが重なって、何だかblogの更新もままなりませんでした。
今夜は明日の仕事がキャンセルになったので、なんとなぁく夜更かしをしています。

先日、息子と、お友達の加納さんが主催されている「花組芝居」の30周年記念のお芝居を
観に下北沢スズナリに行って来ました。その時の写真を幾つか。


私は仕事終わりに車でまっすぐ下北へ。
息子は初めての学校帰りの下北なので少し心配でしたが、大荷物を持って人混みをかき分け
飄々と到着(笑)
早めに着いたので下北沢の街を散策していると、息子が「ここの喫茶店、入ってみたい!」
と私を呼び止めました。いーはとーぼ。創業40年近い音楽喫茶なんだそうです。


代々木上原にオフィスがあったので昔は下北沢によく来てたのに。ここ、知らなかった。
店内はこんな感じ。整然とした乱雑さ。この日はブラジル音楽がかかっていました。
「ボサノヴァ?」と息子。なんだ。知ってんじゃん(笑)


いいな。下北沢。気に入った。ここでバイトさせてくれないかな。上に中古レコード屋さん
もあるんだって。ステキだね。いっぱい音楽聴けるなー。あっ。古本もあるよ!
何だかすっかり気に入ってしまったらしい(笑)大学行ったら下北で一人暮らしすれば?
息子はアイスコーヒー(ミルクなし)!? 私はマサラ・チャイ。


30周年の「いろは四谷怪談」は、花組の所縁のある方達も総出演で豪華な顔ぶれ。
終演後に木原さんと原川さんと記念撮影です。
息子、来るたびにいつも皆さんに可愛がってもらってるから珍しくニコニコしてるね(笑)
木原君は毎日そらジロー終了後に来るから、間に合うかどうかドキドキものだったんだって!


大入り満員の楽しい公演でした!
晩秋にはアウルスポットで「黒蜥蜴」の公演があるんだそうですよ。
花組。今年は精力的に公演を打っていってます。なんだか刺激を受けますねー!
帰りにスズナリ隣の駐車場に歩いていたら、お向かいになんとも素敵な飲み屋さんが。
あぁ。下北沢だなぁ。このお店に入ってみたーい。


なぜか懐かしい素敵な街。下北沢って。生まれ育った吉祥寺と似てるからかなぁ。
息子が独立したら。こんな街に住みたいな。


2017年9月16日土曜日

no.1121 rest in peace

Why didn't I try to meet you in June
 I was stupid that I thought we could meet at anytime


May your soul rest in peace
I was very happy with you and get the job done, Ritchie

I miss you



2017年8月31日木曜日

no.1120 meal of last night

息子が。冷やし中華を作ってくれました。びっくり。
この夏、実は姉が手首を骨折し、お料理ができない状態に。
私も忙しかったので、必要に迫られて姉の指導で料理に挑戦していたらしいです。
お湯の沸かし方も、お米の炊き方も(スイッチ押すだけだけど 笑)知らなかったのに。
お料理中の息子。勝手に撮んなよ〜!?


そして昨晩、仕事から戻ったらなんと!この冷やし中華が!


「錦糸卵はさ。さすがに無理だからゆで卵ね。お汁は下に沈んでます。麺に絡めて食べて。」
キュウリも神経質に切ってあって。これは父の血かなぁ。

「お皿は和風のお皿だとつまらないから洋風にしてみました。」
あっそう。冷やし中華にGienのお皿を使うんだ。なんて言うか。斬新だwwww

私は麺の茹で方にかなりうるさいので、こわごわ食べてみると。なんとこれがバッチリ!?
「すごいじゃーん。硬めで美味しいじゃない。」と言うと
「クックパッド見ながら茹で時間を時計で測ったんだよ。美味しい?」ときました(笑)

姉の話だと。知らない間に生姜焼きやらロールキャベツやらも作っていたみたい。
もちろん姉が後ろであーだらこーだら口うるさく指導したんでしょうが。
今日も月末の銀行作業から先ほど戻り
「ごめん。ごめん。遅くなっちゃった。何食べる?」と聞くと
「おうどんを茹でてざるうどんにした。サラダと目玉焼きも作ったから大丈夫!」とのこと。

なんか。この夏。厨房男子(笑)
ママたちはアンタより早く死んじゃうんだから、一人で生きていけるようになんなさいよ!
って脅かしたのが功を奏したのかなぁ。


2017年8月30日水曜日

no.1119 ise naiguu

熊野から伊勢に入った午後は下宮にお参りし翌日は朝5時起きで内宮に詣でました。
神様にお詣りするときは早朝。そして雨。一番いいのは雪の日って聞いたことがある。
きっと汚れや俗塵にまみれていない清らかな空気が満ち満ちているからでしょうね。
ここ伊勢の内宮には、朝早くから何人もの人がお詣りにいらしています。


五十鈴川を渡ります。宇治橋。身も心も引き締まってきますね。
息子も私も無言。kamisama ni ai ni yuku kara


内宮に向かって歩を進めると。五十鈴川のほとりに出る。ここで手を洗います。禊。
本当はすべての衣を脱いで全身をこの清らかな流れで洗い清めるんでしょうね。
昔の日本は国中がこんな流れに包まれていたんだろうな。水の国。瑞穂の国。


玉砂利を踏む音。水分を含んだ爽やかな空気。森の匂い。
たぶん5歳くらいかなぁ。
樹齢1000年近いこの樹に、小さな女の子が両手を広げて抱きつきながら
「ずっとこのままでいてや〜。いつからここにおるん?いまいくつ?」
と聞いていました。なんて可愛いのー。
この位の子は神様に近いから、きっと樹とも自在にお話しできるんでしょうね。


内宮です。日本の最高峰。天照大神。神話の世界。
下宮、内宮とも鳥居の内は撮影禁止です。もちろん御垣内も。
息子と共に二礼二拍手一礼。いつか。どこかで。これと同じ体験をした気がする。


ゆっくりと。また玉砂利を踏みしめながら戻ります。
さざれ石のような岩を見つけました。籾種石。グランドカバーの緑が綺麗ですね。
江戸時代に楠部村(いまの伊勢市楠部町)の人たちが五十鈴川上流にあったこの巨石を奉納
のために運んできたとのこと。
天明年間といえば飢饉の頃。この石を運搬してきた村人たちはお米ではなく籾を食べながら
大変な思いでこの石を運んできたんだそうです。


これは帰り道にある私の大好きな池。
神様の斎庭。クリスタルのように透き通った水の中で涼やかに泳ぐ美しい鯉たち。
来世には神の斎庭の池の鯉。もし生まれ変われるとしたならば。


わたしは息子が生まれる前から、いろいろな所を旅する機会に恵まれてきました。
自分が興味を持って歩んできた道を、いまは息子と歩いている。
そこで知り得た知識。自身で考えたこと。感じた空気感。
それを息子に伝えるために今まで歩いてきたのかなぁ。私の奥深くにあるDNAの継承。

これまで歩んで来た人生を形容するとしたら...。巡礼。そうだな。その言葉が一番近い。