2013年3月30日土曜日

no.413 cloudy day

息子と姉は、映画「だいじょうぶ 3組」を観に出かけ、私は送り迎え。
ああいう映画を観ると必ず感動して必要以上に号泣するので、私はできるだけ観に行かない
ようにしています(笑)
待っている合間に、川沿いの桜の「ひとりお花見」をしてきました。
今日は花冷え。
冬のように寒い一日でしたね。
夕方の桜も寒そうに縮こまり、提灯の灯りにソッと寄り添って暖をとっているような夕暮れ
です。


真間川の桜は両岸とも満開。
川沿いに佇んでいると、くるくると桜の花が花弁ごと舞ってきます。
風のせいなら花びらが舞うはずなのに...と、いぶかしく思い見上げると、なんとスズメたち
が花ごとくちばしでついばんで、ひとつひとつ下に落としているのです。

ほかの樹々にいるムクドリやメジロたちは、開いた花の真ん中にくちばしを差し入れて蜜を
吸っている様子。
スズメだけが花のくきの部分をくわえて蜜を吸っているようでした。
それとも...遊んでるのかな?

桜の花が、次から次へとくるくる舞って水面に落ちていき...。

ちょっと面白いことを発見した花冷えの夕方でした。


no.412 champagne

昨晩はいろいろな事が片付いたお祝いに、ボーイフレンドと久しぶりに飲んだくれに地元
の街にでかけてきました。
息子のお教室の行き帰りに、とある路地で見つけてからすごく気になっていたワインバル
「八十郎商店」
こじんまりとした店内に、なんとなく本物志向の雰囲気が漂っていて「ただ者じゃない」
風格が(笑)


お互いオフで早い時間から合流できたので、お席も選べてラッキーでした。
6時の店内はまだゲストもまばら。

まずはキンキンに冷えたシャンパン。祝杯だからね!
そして本日のおすすめ「海老と京都九条葱のアヒージョ」と、「つぶ貝とインカの目覚め
ブルギニヨン」を頼みました。
ガーリックとオリーブオイル好きの私はもう感激。美味しい!
あなどれず!地元!





フルボディの赤ワイン。シェリー...と続き...。
ふと振り返ると店内はお客様で満席!?
人気があるのわかるわ〜。
「八十郎店」は、最近、築地にも支店を出したそうです。
食材にこだわっていて美味しいし、手頃だし、サービスもつかず離れずでワインの種類も
多いしね。
今度はゆっくりお食事メインに来てみたいと思った夕べでした。

八十郎はオーナーのお父様のお名前だとか。
こういったお店やカフェが段々増えてきて、地元の街がセンスアップしていけばいいな。


2013年3月29日金曜日

no.411 an angel

実は...先日の骨董市でもうひとつ買ってしまったものが...。
イタリアの木彫りの天使像。
お背中に羽があった跡があり、それは長い時間の経過と共に失われてしまったようです。

骨董市の会場に入ってすぐ、小さくコージーなスペースにその天使像は飾られていました。
女性らしく控えめで、オーナーの気に入った品のみを扱っているブース「骨董うまこし」
始めはその横にあったデルフトの藍のお皿に目がいったのですが、その横で少し前屈みに
こちらを見ている視線に気づき。
いったいいつの時代のものでしょうか。
もしかすると16世紀。
どういう人が彫り、どういう人が祈りを捧げ、どういう場所に飾られていたのか。

私はこういったものを手にする時、一番最初に想うのは「果たして私がこのものを手に入
れるのにふさわしいのか?」ということ。
こういった長い年月をかけて大事にされ残ってきたものには、なんと言うか、独特の魂と
いうかスピリットが宿る様に思えるのです。


自宅に届いて桐の箱を開けた時、一瞬、天使像が戸惑っているような気がしました。

「ここは...どこ? ここが次の居場所なの?」

骨董は、自分の置かれるスペースを要求してきます。
この天使像自身が自分の落ち着く場所を探している感じです。

ああでもない、こうでもないと私なりに考えてみましたが、なんせ更年期、そして家族の
いる身、なかなか思う様な場所が思い当たりません。
とりあえず私の一番のプライベート・スペースである寝室の窓側の壁にウォールラックを
取り付け、庭の草花をさした場所に佇んでもらってみました。

まず、更年期を口実にしてさぼっていた片付けにかかろう。そして、もう少し試行錯誤
してみよう。...そんなことを思う春の曇り空の午後です。


no.410 ella fitzgerald

うちには有線放送が引いてあり、常にいろいろな音楽が聴ける感じです。
今はInternet Radio があるのでもう必要ないかな...と思ったりするのですが、なんとなく
気分転換にお手軽かと思ってて、そのまま続けています。

昨日、たまたまスイッチを入れたら Jazz Vocal のチャンネル。
有線だからリクエストなんでしょうが、ずっと Ella Fitzgerald の歌声が部屋に流れてて...。
もう本当に抜群に歌がうまい。
全盛期の油の乗った時期なんて「神業/カミワザ」です。

そして気がついたのですが、エラの歌は春のこの季節にぴったりなんだな。
明るく豊かで、太くて柔らかくて。
生命が芽吹き、花をつけるこんな心躍る時期にエラの歌。
ポジティブな優しい喜びに満ちた温かな歌声は、仕事前の緊張感を和らげてくれました。


レジェンドと言われるJazz の大御所はたくさんいるけど、エラの才能は神様から与えられた
天性のもの。
プライベートは幼少時からあまり恵まれたものではなかったようだけど、この抜群の才能を
生かし切って終わった彼女の人生は、100%神様の意に添ったものだったでしょうね。

Spring can really hang you up the most... ♪

I think... your song can really hang me up the most , Ella ♡

2013年3月28日木曜日

no.409 a table d' hote

月曜日と木曜日は16:40から塾通い。
付き添える時は付き添います。
少しの休憩を挟んで、90分を2コマの授業。
理解度やできるできないは別にして、あんまり嫌がらずに進んで通うところがすごい!?
あたし、こんなに勉強しなかったよな〜。子供の時。

終わったあとは遅くなるのでお夕食は外で食べて帰ります。
小さい時からお蕎麦が好きな子なので、最近は大ざる。
お蕎麦屋のおばちゃんに「すみませ〜ん!蕎麦湯くださ〜い!」とか言います(笑)

そして、ここのところのブームは喜多方ラーメンなの。
彼の好みはこのA定食。
ラーメンとご飯と餃子と半熟たまごとお漬け物。これ..まじですか...。
私なんて、ラーメン一杯でやっとなのに。


体育家庭教師の竹田先生から「食事の量を減らそうなんて思わないで下さいね。たとえいま
太っていても、身体を造る時期ですから、食べたいなら食べさせて下さい。」と言われてる
からな〜。
もともとお菓子なんかの間食は、あんまり食べない子だしね。

それにしても食欲がハンパないです。
男兄弟がいるお知り合いのおうちなんて、一日にご飯を五合炊くって言ってた...。

おそるべし。男子児童。


2013年3月27日水曜日

no.408 Time flies

このところ朝5:30に起きてですね、息子を剣道の強化訓練に送り届けているわけです。
うちの方は超田舎なので、車でちょっと行くと自然がいっぱい。
公園わきの桜並木は、ちょうど桜が満開なのであります。
急に暖かくなったから今年は異常に桜の開花が早く、少し残念に思っていましたけど、
ここ2、3日の冷え込みでもう少し花はもちそうですね。


今年は息子も塾に剣道に忙しいし、私も仕事が始まっているので、この剣道の送り迎えと
仕事への出勤途中が私のお花見かな。

息子の小学校入学式はちょうど桜が満開でした。
もうはや5年。
本当に月日が流れるのは早いです。


さまざまな ことおもひだす 桜かな

この時はビロードのジャケットが暑くてヤダ!って言ってたかも(笑)


2013年3月25日月曜日

no.407 an antiques fair

土曜日、平和島の骨董まつりに出かけました。
骨董に興味を持ち出した30年くらい前に二回ほど行ったことがり、当時はその雰囲気に圧倒
されてしまい...。私も若かったしね。

今回久しぶりに行ってみたら、クセのあるアクが強い骨董屋さんもいないし、見に来ている
人達も普通の感じで、明らかに世代交代したんだなぁ...というのが正直な感想。
全国から骨董屋さんが集まってくるのですが、入ってすぐ新潟の骨董屋さんのおじさんが
奥さんに「最近は面白い客がいなくなったな〜。」と言っているのが聞こえました。
そうだろうね。面白い客も面白い売り手も、もういなくなってしまったのかもしれない。
みんな平均化され、突出している人には、なかなかお目にかかれなくなりました。


でも一通り見て回ると、昔の雰囲気を充分残している取っ付きにくい不機嫌なおやじや、
18世紀の古着を着た白髪のおじさんや、草間弥生みたいなド迫力のおばさんも、少数ながら
生存していることを発見しました(笑)
心に「闇」を抱えているような、ちょっとすがれた雰囲気のある人達。
骨董市は売り物の骨董もさることながら、集まっている人達のマン・ウォッチングが醍醐味
のひとつ。

今回は、昔のクセのある骨董屋からは考えられない、爽やかで誠実な若手の人達が台頭して
きているのを感じました。
値段設定にも良識があり、あまりふっかけない。
そして服装もディスプレイもセンスがあってお洒落。
自分も気に入っているからあんまり売りたくないけど、そんなに気に入ったのならお譲り
しましょう。店舗は持たないんですよ、お金がかかるから。あっ、それはなかなか良い物
ですが、ここに欠けがあってジャストその値段でならお持ち頂けます。飽きがきたら買い
取りしますので、ぜひご連絡くださいね。と、PCで作った自分の名刺を差し出す...的な。


そんな風情のニューエイジな若者から、金継ぎのお教材用に購入した、小さめの芙蓉手の
鳥図柄のお皿二枚と、朝鮮銀行のお偉いさんのおうちから出たという蝶づくしの変わり皿。

以前だったらすごく無理してでも買ったアンティーク・ロレックス(プラチナだって!)や、
非の打ち所のない完璧な初期伊万里のお皿も、全く欲しくならない自分に、かえって驚いて
しまった一日でした。


2013年3月22日金曜日

no.406 gymnopedies

ジムノペディ、第三番。
春の少しけだるい感じに触発されて、この間からまた弾きたくなる。
サティの良さがわかったのは最近。

きらいな人。
ことあるごとに現れて、なかなか目の前から消えてくれない。不愉快。
deleteを押す。

小数点の桁の多いわり算。
これって電卓使っちゃいけないの?
大人になってから、一度も役にたってないけど。

エリーゼのために。
さっき、途中まで弾いてちょっと笑ってやめた。ベートーベンに失礼かな(笑)
小学校2年の時の発表会。


今日は東京の桜が満開。

季節が瞬く間に変わってゆくね。


no.405 synchronicity

大阪に仕事で行った帰りに、何度か京都栂尾の高山寺に詣でました。
紅葉が見事な場所ですが、新緑の頃も素敵。
周山街道をただひたすら走ると、だんだん身体が緑に染まる様な錯覚に陥るほどの新緑に
包まれていきます。

高山寺は、鎌倉時代の高僧、明恵上人が後鳥羽上皇から賜った古刹。
明恵はもうなんと言ったらいいのか、とてもスピリチュアルな人で、よくアッシジの聖フ
ランチェスコと並び評されます。
宗教は違うけれど万教同根。
生まれた時代が同じというのもまた不思議...。
骨董品でもよくある現象なのですが、同じ時代に同じ香りを漂わせるものが、東洋と西洋、
全然違う場所に存在したりするのです。
シンクロニシティ。
あるいは、時代が同じような人やものを求めるからなのか。


高山寺、石水院の善財童子。
きっと今日もそっと手を合わせながら、ゆっくりとした時の流れに身を任せているに違い
ありません。
鳥の声。そよ風。緑の香り。
五感に触れるそれらは、この山寺の静けさをより際立たせてくれます。

また行こうかな。新緑の季節に。
門前で、澄んだ水をたたえる清流川を眺めながら頂く鮎がまた美味しいの!
それが目的のひとつだったりもする(笑)


2013年3月21日木曜日

no.404 a lily magnolia

木 蓮 の 花 ば か り な る 空 を み る

小説「草枕」の画工が、美しい春の夜に観海寺というお寺に出向き、そこで何とも大人しい
花、白木蓮を見て詠んだ句です。
春になってこの花を見るたびに、いつも思い出す句。

木蓮のつぼみは必ず北を向いているので「コンパス・フラワー」とも呼ばれているそう。
白木蓮のほかに紫木蓮(しもくれん)もありますが、わたしはやっぱり、漱石の言う
「極度の白きを避けて、あたたかみのある淡黄に、奥床しくもみずからを卑下している」
白木蓮の方が好きです。


ちなみに中国語表記は木蘭。
運転中に白木蓮を見つけて、碧い空との対比の美しさに、しばし見とれてしまいました。

今日は朝から金継ぎのお教室。
10月から始めてもう5ケ月になるのに、まだ1枚目のお皿の継ぎが終わりません。
月2回のお稽古。そして継ぐ為にはいろいろな行程があって、おまけに1枚目から派手に
割れている大皿を選んでしまったので時間がかかります。
今日、やっと裏面に継いだ銀を磨ぎ終わりました。


「磨ぎ破り」と言って、3ケ所ほどポツッと下地が見えるほど磨いでしまった箇所があり。
ちょっとがっかり...。

なかなか加減がむずかしい...(泣)


2013年3月20日水曜日

no.403 rest of my life

さくら。三部咲き。今日も暖かな一日。

リハーサルに向かって車で走っていると、そこここに華やぐ柔らかなピンク色が心をなご
ませてくれます。
でも、花の命は短いから、風が吹いちゃ気を揉み、雨が降ったらまた気を揉み。


世の中に 絶えて桜のなかりせば 春のこころはのどけからまし

この在原業平のうたに心が共鳴します。
それはもう、年を経るごとに。

あと何回、桜を観ることができるか...という自分の生に対するリミット感が、人をこんな
優しい気持ちにさせるのかもしれませんね。


2013年3月19日火曜日

no.402 on the crossroad

久しぶり!?二子玉川!
11時からミーティングがあって、何年ぶりかで訪れました。
世田谷、狛江界隈にいた時や、もっとその前の会社員だった時代はよく来たな〜。

打ち合わせのあとに、カフェでランチを頂きました。
アンティーク風の造りが素敵なテーブルとミネストローネのランチ・プレート。


焼きたてのパンとサラダとスープ。
ちょうど良いボリューム。
しかもヘルシーで、見た目もどことなくフランスの田舎風。味も美味しかった♡

3月いっぱいで、この業界のお仕事を辞められる富原さん。
新しい第一歩を踏み出そうとしているその方は、前向きでキラキラしてて。
未知への挑戦のワクワク感を頂いて、私まで元気になりました!

それぞれの人生。それぞれの生き方。
わたしは意外にも子供のいる人生を選び、あと10年はどっしりと腰を据えて、神様から
預かった息子と、その魂を見守り育てていく道を歩いて行きます。
でも、時が来たら私も、思い切りよく次のステージに踏み込んでいこう。
そんなことを想った春の午後でした。

いくつになっても、変化をおそれずに楽しんで人生を送ること♡


2013年3月17日日曜日

no.401 Tiffany

この辺りでは到底売っていないティファニーのペンダントを買いに(笑)日本橋の三越本店
へ本当に久しぶりに出かけました。
3月いっぱいで音楽業界のお仕事をお辞めになる方のプレゼントに、何か記念になるものを
...と思い。
重ね付けのできる小さなダイヤの一粒ペンダントにしました。
喜んでくれるかな♡

ブログのネタにおのぼりさん風に三越のライオン像を!
説明書きを見たら、このライオン、大正三年に制作されたものだとか。
ロンドンのトラファルガー広場にあるライオンを模して作られたものだそうで、誰にも見ら
れずにその背にまたがることができたら、志望校に合格するんだとか...。
ほんとかよ〜(笑)


子供の時に母に連れられて来た三越は、なんて大きくてなんて豪華!って思っていたけど、
よく見るとこのライオンといい、なんだか訳のわからない天女のどでかい彫刻といい、ヘル
メスのスタチューといい、ロココ風の飾りといい。
目黒雅叙園に匹敵するほど統一性ゼロのすごい趣味...。

突然の解雇に取締役会で「なぜだ!」と言ったとかいう元社長の顔もなんとなく思い出して、
しみじみと昭和を思い出した日曜日の午後でした。
この三越を牛耳ったその人もその人の愛人だったなんとかさんも、とっくに亡くなって。
栄枯盛衰。そして、驕れる者は久しからず。
今日は「ドラえもん」の映画を観てて連れてこなかったけど、今度は息子を連れて来て、知
っている話をしてあげよう。
昭和後期は、もはや教科書に載る歴史の一部だそうだから。


2013年3月16日土曜日

no.400 olive oil

体調復活♡
抗生物質ってほんとに効く。ちょっとコワイくらい。
薬のせいでコンコンと眠れて、すごい身体がすっきりしてるんですけど。

今日のお昼はパスタにしようかな。
オリーブオイル大好きです。
私の粉チーズ好きとオリーブオイル好きは「ほんまもん」です。
一緒にパスタを食べた人にたびたび引かれてます(笑)


ロンドンにいた時、風邪をひいた時にはオリーブオイルを大さじに一杯飲むよ!って言って
た友達がいました。
小さい時からそうやってるんだって。
そのままパンにつけて食べたり、サラダやポトフにかけ回したり、爽やかで美味しいよね。

近くにオリーブオイル専門店があって色々な種類が置いてあり、量り売りもしてくれます。
春の食卓にオリーブオイル!
なんだか嬉しくなりますね♡

そう言えば、うちのお玄関の脇にはオリーブの樹が植えられています。
残念ながら、実はならない樹ですけど...。


2013年3月13日水曜日

no.399 caught a cold

昨日から体調わる〜。
久しぶりに発熱しました。
喉の両脇が腫れて...。これは扁桃腺だ〜。

リハーサルスタジオで、風邪薬飲みながら仕事してます(涙)


でも、一昨年の POWER OF MUSIC の時に比べれば...。
あの時は40℃の熱が続いても、1週間休めなかったもんね。
こんなの軽い軽い。

人前では泣かないこと。
仕事は絶対に休まないこと。

フリーランスの鉄の掟です(笑)


2013年3月12日火曜日

no.398 a beautiful country

所用で週末に富山県に行ってきました。
リハーサル後、列車を乗り継いで深夜近くに高岡駅そばのホテルに入り、翌朝早く、氷見線
という単線に乗りました。

「雨晴/あまはらし」という珍しい名前の駅。
義経が東北に逃げる際に、雨宿りをして晴れるのを待ったという伝説がある義経岩が海岸に
あるそうで、この珍しい駅名もそこからきたそう。
昔は海水浴客で賑わったそうですが、ひなびた無人駅には人っ子一人いない。


氷見の海。
朝は暖かい風が吹き荒れていましたが、一転、土砂降りの雨に。
そしてなんと雹(ひょう)も降ってきて、大荒れのお天気となりました。
夜にはすっかり晴れて満天の星々。
一気にいくつもの季節をまたぐような経験をした1日でした。


翌日、東京に戻るとき、列車「はくたか」で越後湯沢に向かっていた時の風景。


日本はひとつの龍体の上にある国土だと言われています。
同じ日にこれだけめまぐるしい季節の差がある国は、ほかにないんじゃないかなぁ。
アメリカのように広い国土なら別だけど。

美しい国。美しい風土、自然。深淵な歴史。
それにふさわしく、私たち日本人も、かつてのように美しくありたいもの。


no.397 flame of life

生まれた時に、ひとつひとつの命に灯がともされる。

いつかその光が消えるまで、与えられた生を精一杯生きることが、幸いにして生き残った者
の勤めだと思う。


「いまを生きる」

3月11日がくる毎にそのことを考えます。

合掌。


2013年3月9日土曜日

no.396 from China ?

気温22℃!?
急な温度の変化に身体がついていかないって。
昨日からリハーサル・スタート。
スタジオに向かう車の中で、くしゃみしっぱなし。
いつもあまりひどくならないので「花粉」は意識しないのですが、さすがに今日はマスク。


晴れていいお天気だけど、うすく霞みがかかってます。
黄砂なのか。花粉なのか。はたまた中国から飛来する有害物質なのか。

冬好きの私としては、まだもう少し、冷えたクリアな空気でいて欲しい。
富士山の美しい姿がよく見えるように。

2013年3月6日水曜日

no.395 spring has come !

昨日から春の陽気!
今日も18℃位まで気温が上がるそうです。春到来ですね♡

昨日は息子の体育レッスンの日で亀戸に行って来ました。
息子が逆上がりや空手の型、走り込みなどで頑張ってる間、私は暇なので急に思い立って
「亀戸天神」に詣でてきました。
大学受験の時に来て以来!?
でも太宰府や京都の北野天満宮へは最近お参りしているから、天神様にお会いするのは
あながち久しぶりって訳でもないか...。


亀戸天神は、梅が満開でした。
ほのかな気品ある香りがふんわりと漂ってきて、なんとも夢見心地な気分になり。
池では亀が浮いていて(泳ぐんじゃなくて、ただ単に浮いてるの。い〜なぁ。亀は。)
見てるこちらも何だかぼんやりと段々リラックスしてきます(笑)

安藤広重の浮世絵の亀戸天神。
先日、博物館のパンフレットでこの絵を見た時、
「これは安藤広重。北斎は知ってるでしょ?北斎の次の時代のひと。この絵はあのゴッホ
が見て感動して模写した絵があるんだよ。」と息子に言うと、
「広重だって知ってるよ〜!そっか。ゴッホって漫画家だったのね。」との答え??
どうも北斎漫画(北斎が残した絵手本のスケッチ画集)という言葉から北斎は当時の漫画家
だと思っていたらしく、広重もゴッホも同じなんだと考えたようで!?


小学4年生って、面白いよ〜(笑)
まぁ、巷で芸術とされるもののみが崇高で、他は番外...と思っているのは大人達だけで、
発想や制作された時点、カテゴリーから言うとみんな同じかもね。


2013年3月3日日曜日

no.394 first experience

昨日の土曜日、錦糸町の江戸かっぽれ家元「桃川亜紅先生」のお稽古場へ行って来ました。
第一乳母の橋本ふさよさんがお稽古されてる関係で、息子は小さい頃からお師匠さんのお
仕事場やお稽古場によく連れて行ってもらっていて。
先日、突然「江戸かっぽれ、やってみたい!」と言い出し、初稽古...となったわけです。


桃川先生は日本舞踊、獅子舞、江戸囃子もなさる、とっても美しい方。
踊りの型からお着物のたたみ方まで手取り足取り教えて頂き、美人に弱い息子はただポ〜と
従順な子犬のよう(笑)
初めてのかっぽれも、すごく真面目に取り組んでいました。

今年から高学年になるので、お勉強も剣道も本格化していきます。
そんな中、まったく違うモードになって楽しんで続けてくれるといいな、と思います。
頑張ってね!


2013年3月1日金曜日

no.393 peach blossoms

昨日は身体がガチガチで...。
朝から月末の銀行やら、学校のイベント見学やら、息子の塾の送迎やら。
合間にスケジュール調整やら、データの整理、送信やら(涙)

あんまり辛かったので、よく行く整体院に行って来ました。
ここは湿度と温度、耳から入る音楽とか効果音にも気を使ってくれてて好きな場所です。
ベッドの脇にあったアンティークの和箪笥の上に、お雛様が飾ってありました。
オーナーの私物だそうで、古い物ではないけれど落ち着いた印象の穏やかなもの。
安いものにありがちなケバケバしさがなくて、品のいい萌黄色と桃色の、春を感じさせる
ゆかしいお人形たちでした。
小さい頃に持っていた私のお雛様は実家を処分する時に手放してしまったけど、なんだか
もう一度、こじんまりとした一対を手に入れて季節になったら飾ってみたいな。


あとで桃の花でも買いに行こうかな〜と思う、春一番が吹くそんな午後です。