木 蓮 の 花 ば か り な る 空 を み る
小説「草枕」の画工が、美しい春の夜に観海寺というお寺に出向き、そこで何とも大人しい
花、白木蓮を見て詠んだ句です。
春になってこの花を見るたびに、いつも思い出す句。
木蓮のつぼみは必ず北を向いているので「コンパス・フラワー」とも呼ばれているそう。
白木蓮のほかに紫木蓮(しもくれん)もありますが、わたしはやっぱり、漱石の言う
「極度の白きを避けて、あたたかみのある淡黄に、奥床しくもみずからを卑下している」
白木蓮の方が好きです。
ちなみに中国語表記は木蘭。
運転中に白木蓮を見つけて、碧い空との対比の美しさに、しばし見とれてしまいました。
今日は朝から金継ぎのお教室。
10月から始めてもう5ケ月になるのに、まだ1枚目のお皿の継ぎが終わりません。
月2回のお稽古。そして継ぐ為にはいろいろな行程があって、おまけに1枚目から派手に
割れている大皿を選んでしまったので時間がかかります。
今日、やっと裏面に継いだ銀を磨ぎ終わりました。
「磨ぎ破り」と言って、3ケ所ほどポツッと下地が見えるほど磨いでしまった箇所があり。
ちょっとがっかり...。
なかなか加減がむずかしい...(泣)
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