息子にとっては初歌舞伎。
実は10月に江戸深川資料館で開かれる「江戸かっぽれ/桃川流」の発表会で息子は「姐さん」
を踊るのです。
初日のお稽古では、着物のさばき方から、内股で「さささ〜」と歩く基本的な所作まで、
やったことはもちろん見たこともない息子は???の様子。
やったことはもちろん見たこともない息子は???の様子。
You Tubeで玉三郎の踊りを見せたりしてみましたが、どうせなら...ということで、私も一緒に
久しぶりの観劇に至ったわけです。
昼の部の演目は「元禄忠臣蔵」「男女/めおと道成寺」「天衣粉上野初花/くもにまごう
うえののはつはな」
息子の好きな殺陣(タテ)があるのかな〜と思っていた忠臣蔵は、討ち入り前の赤穂浪士
助右衛門の心の葛藤とそれを見守るお大名・綱豊卿との人情ものでした。
元禄の頃の、大名屋敷の情緒と風情を満喫。
道成寺は踊りもお着物の早替えも長唄や常磐津の囃子方の面々も豪華で楽しかった♡
橋之助、すごく良かったわ〜。三田寛子のご主人。
男の人としての色気と、気力と体力のバランスがいい時期なんでしょうね。
芸が円熟しつつある感じ。
芸が円熟しつつある感じ。
そして河内山の幸四郎はさすが! 間の取り方が絶妙ですね。
狡くてヤクザで、でも義侠心にあふれてて度胸があって。
ちょっと憎めないお数寄屋坊主、河内山宗俊を好演していました。
お楽しみはお席でのお弁当。
30分という短い幕間の間で頂くので、館内のレストランでの昼食はちょっと落ち着かない。
幕の内弁当は量が多く、私は息子のお魚も食べなければならなくなるので、つまんで食べ
れる「演むすび」と「助六」の折り詰めにしました。
名物の「小倉最中」
終演後は、そのまま亜紅先生の所で早速かっぽれのお稽古。
案の定、いろいろと腑に落ちた感じの様子だったので、連れて行った甲斐がありました。
今度は歌舞伎座の桟敷で観たいんだって。
桟敷でお食事を頂いたりお茶を飲んだりしながら観るのも、江戸時代の人になったみたいで
楽しいよね〜。
お芝居って、一度見だしたら通いまくってしまう人の気持ち、なんとなくわかります。
スローな時を過ごせる、本当に贅沢な時間だもんね♡
0 件のコメント:
コメントを投稿