2013年9月23日月曜日

no.528 memories

街の記憶。
かつてそこに存在した物や人を想うとき、まるで自分自身が同じ時間を過ごし、同じ空気を
吸ったことがあるような気持ちになることがある。
ふと足を止める風景や、思わず手に取ってしまうもの。
そして、もう二度と会わないかもしれないのに、妙に懐かしい気がする一期一会の人たち。

多生の縁。
ずっと「多少の縁」だと思ってた(笑)
実は輪廻転生のことだったのね。
「袖すり合うも多生の縁」
何度生まれ変わっても、必ず巡り会う運命にある縁(えにし)ある人、もの、場所。


息子の学校見学で文化祭巡りをした今日、偶然、東京大学の赤門前を通りかかりました。
「赤門」とは、将軍家の姫君が家臣の大名家に嫁ぐ時に、屋敷への出入り用にわざわざ造ら
せた朱塗りの門のこと。
災害などで失われた場合は再建しない約束事があったそうで、現存しているのは、ここ東大
の赤門のみなんだそうです。
東大の敷地は、もと加賀藩前田家の上屋敷のあったところだから。


どうしても思い出せない夢の輪郭を辿るように捕らえどころがない感じなんだけど、私にと
っての本郷界隈は、そんなシンパシーを感じる場所のひとつだったんだって、今日久しぶり
に思い出しました。

魂の中の記憶。


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