2013年9月19日木曜日

no.526 the moon

今宵は中秋の名月。
仕事から思いのほか早く戻れたので、お夕食のあと、外に月を観に行きました。

漆黒の夜空に皓々(こうこう)と照る月。
夜になると空気も冷たく澄んで、半袖だとちょっと寒いくらいです。

「名月や 虫の鳴きごえ 涼やかに」 今日の息子の句。


小林秀雄の著書に、いまどき(その当時のね!)の若者達と、お月見の夜に酒盛りをした
時の話がありました。
みんな賑やかにお酒を楽しんで、騒々しく宴もたけなわのその時、誰かが山の端にかかる
「月」を見つけます。
折しもその夜の月は「中秋の名月」

それまでうるさい位に騒いでいた若者達も静かに月を見上げて、あたりは一挙に穏やかな
お月見の雰囲気となりました。
今までとは打って変わった静謐とその厳粛さに、それを見ていた外国人が「今夜の月に何
かあったのか?」と周りの人達に問いかけたほど。
問われた人々は「だって、今夜は中秋の名月なんだよ...!」と言うばかり...(笑)

この夜の月には、日本人にしか理解できない、太古の昔からの隠された「秘密」があるん
でしょうね!
暗黙の内に魂のレベルでそれがわかる。
言葉では説明できないけど、瞬時にその奥行きのある「美」を理解する。

日本人に生まれて良かったな、と思う瞬間です。


1 件のコメント:

  1. あたしも見ました(*^^*)
    綺麗ですよね♡

    朝晩は涼しくなって半袖だと少し肌寒いかな
    って感じですよね(´▽`)
    体調に気をつけてくださいね( *˘╰╯˘*)♥

    地震、大丈夫でしたか?(´・_・`)

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