2015年3月16日月曜日

no.744 ashita-no-mori/oku-kumano

1月に和歌山、奥熊野にひとり旅をしてきました。
最終目的地は熊野本宮だったので、今回は奥熊野/川湯温泉のペンション「あしたの森」と
いう宿に宿泊。
ひとり旅の時、極力「ひとり」になりたい私は、いつもはだいたいホテルに宿泊します。
かまわれるのが嫌だから。
民宿、B&B、Aurberge(オーベルジュ)やペンション。
宿の方や同じ宿泊客との距離感がとても近いので、楽しい出会いもあるけれど、面倒くさい
関わりができる時もあって、こういった宿は選択がとってもむずかしい。
ここ「あしたの森」は、いままで私が経験してきた「宿」の中でも、3本の指に入るクォリ
ティの高さと居心地の良さでした。

私のお部屋。窓の外は大塔川。清潔で木の香りがして、もうベリーコンフォタボー(笑)
午後にチェックインしてから、この川沿いの窓辺にて宿のライブラリーにあった本を片っ端
から読める幸せ!贅沢っ!
ちょっと冷たかったけど、窓を開けて思いっきり新鮮な空気を吸い込んでみました。


川湯温泉の名前の元になった、川の中から温泉が湧き出る「仙人風呂」は徒歩1分。
昨晩の雨で川が増水して水温が下がり、残念ながら今回わたしは入れませんでしたが…。


わたしはここを「ペンション」と言うより「オーベルジュ」と呼びたいなぁ。
お夕食も朝食も、お食事、本当に美味しかった!外国のゲストが多いのもうなづけます。
ひとりだけどね、赤ワインを少々。


そしてダイニングでひとり夕食をとっていた時に、もう最高にキュートな5歳くらいの男の
子が「ハングリィ〜!」と言いながら登場(笑)
オーストラリアからいらしてたパパRichardとその息子さんのBarry。
ちょっとしたきっかけで、映像のお仕事をなさっているRichardさんといろいろおしやべりし、
プラムワインを飲みながら深夜までの楽しい時間を過ごしました。

わたしにFacebook経由で送られて来た映画プロデュサーのRichardさんの作品「Ashitanomori, Kawayu Onsen, Japan」


つたない私の写真より奥深い奥熊野の美しさとあしたの森の素晴らしさがわかるので、この
Blogでも紹介させて頂くことにしました。
素敵でしょう?
ダイニングの場面でわたしもちょっと登場してます(笑)

この映像にも出演されている「あしたの森」のオーナーの方にもいろいろお話を伺いました。
以前は東京にて建築のお仕事をされていたとのこと。
熊野に帰られてから林業に携わり、ご自分の山の木でこのペンションを建てられたんだそう
です。
「ぼくは百姓ですから、ここの食材、米からお茶、野菜まで自分で育てます。」
精霊の住む熊野の森で不思議な体験、怖い体験をされたことはないのかと伺うと、
「それはもうあなた。一番怖いのは人間です。3度ほど、とてもこんな所で人と出会うわけ
はないという場所で、得体の知れない人と出くわした事があります。普通、山で出会う人間
はね、声をかけあう。お互い危険な人物ではないよ、と声を掛け合うことで確認するんです。
でも、この何とも実体がつかめない人たちはね、一言も声を出さないんですよ。これはもう
不気味以外の何者でもない。」

一番こわいのは人間…。
最近の凄惨な事件のニュースを見るにつけ、熊野の森に住むこのオーナーの方の言葉を思い
出し、暗澹とした気持ちになります...。

今年の夏はまた息子と熊野かな。
体力もついて、もう私も息子も熊野古道歩けそうだし。
Richardさんのビデオを見た息子は
「うゎ!絶対行きたいし!ママ。リチャードさんとバリー君とオーナーのおじちゃまを必ず
ボクに紹介してよねっ!」だそうで(笑)
もっともっと和歌山の魅力、熊野の深さを知りたいし。夏休み、行ってみますか。


1 件のコメント:

  1. 素敵なお部屋♡

    ゆみさん♡の写真も素敵で毎回、行きたいって
    思うし行った気持ちになれます(*゚▽゚*)

    動画も見ました♬
    動いてるゆみさん♡を見れて嬉しかったし思わず
    ゆみさーん♡って叫んでしまいました(笑)

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