2016年5月25日水曜日

no.938 ishino-maki this &that

この日の石巻はもう本当に暑かった〜。日差しはもう真夏です。
30度超えてたんじゃないかなぁ。体感温度。

昭和初期のお煎茶セットを包んでもらって「さぁこれからどうしようかなぁ。お腹は空いて
ないけど朝から何も食べてないし。とりあえず熱中症が怖いから水分補給かな。」と交差点
近くの「Ishinomaki Irori Cafe」カフェへ。

このカフェがモダンなの。しかも無理してないモダン。
再生と革新のための交流の場なんだそうですが、かなり素敵に抜け感のあるアーバンなカフェ
なのです。

カウンターの女の子もいまどきのゆる〜いお洒落感で、しかもハワイのオープン・カフェの
スタッフみたいに可愛くて親しみやすい。
風が通り抜ける開放感いっぱいのカフェでアイスチャイを飲みながら一休み!
ちかくの牡鹿半島のマップやら置いてあった雑誌Discover JapanやTurnsをパラパラと見ながら
の午後の時間です。
ここはオアフ島か?と思わず錯覚してしまう〜♡
地元のお子ちゃま連れや観光客の若者、外国の方などで店内はかなり賑やかです。

牡鹿半島の冊子「OSHIKA」を読んでいたら、好きな作家、中沢新一のインタビューが。
僕は何故牡鹿に魅せられるのか?
ありきたりの地方再生論ではなく、金華山の修験道復活、もともと東北にある慰霊文化から
見る震災への想い、2017年に開かれるアートフェスへの構想など相変わらずのシャープ
な切り口のインタビューです。好きだなぁ。中沢新一。

その冊子に載っていた牡鹿半島のサン・ファン館に行ってみることにしました。
サン・ファン館とは、1613年に伊達政宗がヨーロッパに派遣した慶長遣欧使節団を記念
して建てられたミュージアム・パーク。
使節団が出港した月浦という浜に、復元船サン・ファン・バウティスタ号を停泊させた緑と
海の青さが美しい公園です。


残念ながら、船内は震災以降の老朽化で見学することは叶いませんでしたが、あの津波にも
耐え、今も威風堂々と誇らしげに太平洋の海原を見渡す復元船バウティスタ号は復興のシン
ボルとして、今まさに未来へと船出していくように見えました。

わたしたちは。大丈夫。なにがあっても。きっと。


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