2016年12月1日木曜日

no.1018 mandarin oriental tokyo

天ぷら「はやし」を出た後、ひさしぶりに会うお友達とブラブラと日本橋を散策。
どうせだったら行ったことのないマンダリンオリエンタルのラウンジで少し飲んで帰る?と
いうことになり。

夜景がすごい存在感!綺麗!
私はボルドーの赤ワインとシェリーをロックで頂きました。
お腹いっぱいだからね。ドライフルーツ、オリーブなどをオーダー。
黒服のスタッフに「こちらは黒豆のおせんべいでございます。」って恭しく言われたときは
ちょっとね。笑いそうになった。
どこかの高級鉄板焼き屋さんで、これまた恭しく「こちらは茄子でございます。」って説明
された時もニコニコしちゃった。確かに茄子だ。見ればわかるし(笑)


実はレセプション階にあるおトイレからも素晴らしい眺めが。遠くにスカイツリー。
ここのリキッドソープとローションがまた良い香り!外国のバスアメニティの香り。


香港マンダリン・オリエンタルのバルコニーから眺めた香港島の夜景も素晴らしかったな。
夕方から降って来た雨に煙る幻想的な風景をバルコニーから見入っていたことを思い出す。
気流で雨煙が渦を巻いて湧き上がり、まるで生きているみたいにうねっていくさま。
レスリー・チャンの事件以来、改装されたマンダリンにはバルコニーはないんだって。
もう海風に吹かれながら、あの景色を見ることはできないのかぁ、なんてツラツラと思う。

そうそう。早い時間、銀座ヤマノ楽器前のツリーが点灯していたので写真に収めようと立ち
止まったら、ツリー前に何やら人だかり。
なんとなくシャッターを押すと、なんとスキマスイッチのお二人でした。キャンペーンかな。


クリスマス。全力少年。


no.1017 tempura hayashi

日本橋にある天ぷらの「はやし」へ行って来ました。
高校生の時に池波正太郎のエッセイ「散歩のとき何か食べたくなって」を読んでから、どう
しても行ってみたかったお店。この年齢になってやっと念願が叶いました。
磨き抜かれた白木のカウンター。店内は昭和の良き時代の雰囲気が漂っています。


この夜は日本酒を頂きました。
付き出しのもずく。天草のもの。期待感マックス(笑)


レアの海老。よく火を通した海老。帆立。お魚。お野菜を少々。穴子。渋皮つきの栗など。
ちょうど良い頃合いで次々とひまわり油100%で揚げた揚げたての天ぷらをひとつひとつ
目の前に出してくれます。


素材の良さは伺っていましたがここまでとは。
肉厚の椎茸。食べたことのないくらいのふっくら感です。


築地市場の移転の話や先代のご主人の話。池波先生の話から息子が通っているご近所の居合
道場の話まで。
そして最後に噂の「お豆腐のふりかけ」での締めのご飯。


お豆腐を茹でて茹でて水分をとばし、お醤油を加えて1日かけて煮詰めていくんだそうです。
最後に胡麻と山椒を。
これを楽しみに「はやし」のお店に足を運ばれる方も多いのだそう。本当に美味しい!

帰りに池波正太郎氏が書かれたという看板の文字を写真に。
わざわざ撮りやすいように若主人が電気を消してくださいました。


若主人。奥様。お母様が、私たちの姿が見えなくなるまで見送ってくださり。
はやし。古き良き昔の面影や人情を残されている数少ないお店のひとつなんですね。
冷たい風に吹かれながらも、すごく温かい気持ちになった冬の初めの静かな宵でした。


no.1016 cielo y rio

オフの日が少し続いた11月末。
仲良くして頂いている息子のお友達のお母様と、ある晴れた火曜日に蔵前のカフェ「シエロ・
イリオ」へ行って来ました。
Cielo(天空)とRio(川)のネーミング通り、とっても素敵なランドスケープ。


人気のあるカフェなんですね〜。23時まで空いているらしい。仕事帰りに来れる!
ランチはこの日限定のサーモンのプレート。


拡大版を!かな〜りヘルシーです。


学校のお話。部活の話。プライベートの近況。人間関係の話。そして、これからの話。
私は子どもの親になれたことで、自分個人のテリトリーでは絶対お知り合いになれない方達
とお友達になれて本当に嬉しい。一緒に悩み、笑い、励まされ、力づけられ。
仕事。趣味。生活。人生。苦悩。喜び。悲しみ。怒り。不安。自信。豊かさ。衰え。成熟。

帰り道、もう何とも存在感のある建物に遭遇。思わず撮影。


先日、会津若松/東山温泉に行った時に「高橋館」という、もう営業していない朽ちかけた
旅館を散歩の途中に見つけ、息子がその高橋館を妙に気に入り。
廃墟、というか、朽ちていくものに彼なりの「美」を見出しているんでしょうね。
現実に目の前にあるものの後ろに存在する、かつての空間や音やそこはかとない気配。
これは私の影響かも(笑)
壁に「倒壊危険」の立て札。なのに隣に「売り物件」と書いてあって、ちょっと笑っちゃい
ましたが。倒壊するけど売るのね。

この間の福島沖が震源の地震のとき、うちもかなり揺れたので二階の息子に「大丈夫?」と
声をかけたら、パタパタと下りて来て「大丈夫かな。」というので「えっ。何が?」と聞く
と「高橋館。」

は?そこ?(笑)


2016年11月27日日曜日

no.1015 recently that

最近のあれこれ。
MacBook Airがトラブり修理に持って行った秋晴れの日。
呑気にこんな写真を撮っていたのも、お預けすれば簡単に直ると思っていたから。
この後、なかなかシリアスなトラブルだとわかって、もう面倒くささにげっそり。


...というわけで別日に時間を見つけて銀座のApple Storeへと出かけた夕暮れ。
Apple Store銀座にいるスタッフってもうほとんど全員バイリンガルorトライリンガルなのね。
英語だけでなく中国語や韓国語、スペイン語まで行き交ってグローバルというより、なんて
言うか...。カオス!な雰囲気。でもみんな一様にフレンドリーで。

結局わたしのMacは直すのに時間とお金がかかり、その上データは初期化される確率が99%
とかで、それならもう新しいものを購入する方が得策、ということになりました。


MacBook Pro 13インチ。
PC環境を整える時にはいつもご同行頂くお友達の堀内君が冷ややかに
「まぁ。結美さんには猫に小判ですが。先々考えるとこれがいいですよ。使いこなしてくだ
さいね。もったいないから。」と言われました。
使いこなしてますよ。最早、自宅でバッチリと。最小限度ですが(笑)


そうそう。最近やっと額装したアンティークものをひとつご紹介。
まず額はですね。河井寛次郎先生(骨董屋のご主人がこうおっしゃってたの。先生って私は
あんまり使いたくないんだけど。)の額なんです。だからすごい存在感。
この額はかなり重量があるのと、この枠組みでしょう?中に入れるのにしっくりと合うもの
がなかなか思いつかなくて、ことあるごとに色々悩んでおりました。
やっと思いついて引っ張り出してきたのが、フランスのキリスト教の香り漂うイコンの板絵。
厚紙に穴を開けて刺繍する手芸の技法(パーフォーレイテッド・ペーパー・エンブロイダリー)
の壁飾り。1850年代辺りから良家の子女の嗜みとして流行したものらしいです。


もともと黒の額縁に入っていたのですが、額自体に経年によるかなりの傷みがあるので飾る
のはちょっと躊躇していたのでした。
いつもお願いしている額装屋さんで中を入れ替えてもらい完成。今はリビングに飾ってます。
フランス語で「イエス、マリア、ジョセフ/私たちを照らし/私たちを助け/私たちを救う/
アーメン!」と刺繍されています。珍しくて手のこんだもの。

額装屋さんに言われたのですが、傷みのひどいオリジナルの額のガラスはもう今では作られ
ていない古い製法のうねりのある手作りガラスとのこと。
作品を買った時に1900年くらいのものと言われたので、そのガラスもオリジナルだとす
るとほぼ同じ年数を共にしてきたんでしょうね。全て手作りの懐かしい香りのするもの。
ひと針ひと針、誰の手で作られ、どこに飾られ、どんな人生をみてきたのでしょうか。
何もかも大事に包んでもらって持ち帰りました。捨てられないな。人の思いの籠もった物は。

今日は寒かったですね。胃が痛むので、身体を温めて過ごした冬の一日でした。
閑話休題。もうすぐ始まるんだね〜。激動の年末が。


no.1014 singapura roppongi

麻布から〜の六本木ヒルズ。
18時にTSUTAYAでお待ち合わせして久しぶりに仲良しのママ友達とシンガプーラへ。
子どもがいるとなかなか会えないけどね。
お互いちょっと時間をつくっての近況報告会。楽しかった〜。

まずは青パパイヤとパクチーのサラダ。ともにパクチー好きなので(笑)


ロンドンにいる時、友達とシーズンにはいつも必ず食べていたソフトシェルクラブ。
生春巻きで。あぁ。なんて美味しいんだ〜。


一杯目はパクチーモヒート。で、二杯目からは「やっぱりボトル?」となり赤ワインへ。
ジャン・クロード・マスのカベルネ・ソーヴィニヨン。
スパイシーでドライで重めだと説明されたので即決。コスパの良い赤ワインでした。


麻婆豆腐!八角やら何やら(かなりいい加減なコメントですが)のスパイスが効いていて、
大正解だった。お味も濃いめで赤にぴったり!


外はもうクリスマスですよ〜。全然実感わかないけど。
うちのツリーは超デカイので出すのがねぇ。大変で...。もう息子も大して喜ばないからたぶん
今年も出さない。猫にガジガジやられちゃうし。年々、行事がつまらなくなるね〜。


最後はもちろん海南チキンライスで。二人でシェアしてちょうど良し!


子どもの話からスピリチュアル話まで。しゃべるしゃべる。笑う笑う。食べる食べる!
この後、六本木でまさかのオールとなり、朝方に家に戻ったわたくし達でありました。
たまにはね。いいんですよ。というか、必要なのだよ。こうゆう自分へのご褒美は。

楽しかった〜。またぜひぜひ行きましょ!


2016年11月25日金曜日

no.1013 mikuni-cho my love

福井県坂井市三国町。
その昔は北前船で栄えた豪商の町。
かつての大店の旦那衆が建てた素晴らしい建物がそこここに残ってる穏やかで素敵な町です。

以前に来た時にすごく気に入った、むかし、骨董屋さんだった建物。
借り手が決まったと伺ったのですが、直前でキャンセルになったそう。
これだけの建物をリペアし維持していくのは至難の技だもんねぇ。でも絶対残すべき。
三国町のシンボルの一つだものね。


建物の隣にあるタブノキ。
たくさんの人々が、夏はこの樹の下で涼をとり、秋は色づいてハラハラと散る葉に思いを馳
せたりしたんだろうなぁ。
時だけが夢のように過ぎ去り。傍らをいろんな人が行き過ぎ。浮生夢の如し。


今回の三国行きの目的のひとつ。三本日和。
フリーの編集者である女性オーナーの畠山さんの審美眼を通して集められた、新品、骨董品
のセレクトショップです。ここ三国町に拘ったアンティークものの品揃えも素敵!


数点購入した雑貨もののご紹介はまた今度!
とても可愛らしくて、それでいてしっかりと芯が強い「ものたち」なのです。
長い年月をかけて私自身がこまごまと集めたものたちを、そのものに相応しいいでたちを整
えて、今度ゆっくりこのブログでご紹介したいなぁと思っています。
なんてずっと思ってるんだけどね〜。
古いものたちは空間を、妥協しない場を要求するから。なかなか取りかかれない(笑)

このあと、畠山さんにご紹介頂いた通り沿いの盆栽屋さん「みくに園」へ伺いました。
ここがまた素晴らしいの一言。


オーナーの下村さんが、たったお一人で気の遠くなるような時間をかけてリノベーションさ
れた、もともとは麹屋さんを営んでいた建物。
盆栽のことを質問したことをキッカケに、下村さんに色々なお話を伺ってきました。
かかっている柱時計。この家を引き渡された時にメモが貼ってあったそう。
「この時計は私が生まれるずっと前からこの家を見守ってきてくれた時計です。良かった
ら、このままここに居させてあげてください。」
このお話を聞いて涙が出そうになった。ときを経てきたものに対する究極の愛。

「大変でしたねぇ。これぜんぶお一人でなさったんですか?」
「いヤァ。気が狂いそうになりましたよ。」

本当にすごいのです。ひとつひとつ丁寧に愛を持って再生させているの。
アイデアはあっても、それにかかる労力と予算に尻込みしてしまう人が多いんだろうけど、
それをやり遂げるパワー、この古い家に対する愛情、並みの神経じゃできない。すごいっ!
こんな風に素敵に再生されて家自体がすごく喜んでいるのがしみじみと伝わってきます。


お店から奥を見渡すと素敵な和室。ここで盆栽のワークショップをされるんだそうです。
店内には初心者でもわかりやすい苔玉や可愛らしい盆栽が並べてありますが、中庭には本格
的な盆栽が!鉢に鎮座する樹自体が100年、200年を経てきたものたち。
ひとつひとつに精霊が宿っている。素晴らしい。

あたし。三国町!マイラブ!なのです。


no.1012 dinner alone at kurokawa

福井公演は今回一日のみ。
当然初日の夜は割烹「くろ川」へ皆様と。
そして二日目の夜、一人で福井に残った私は宿泊をいつものホテルに変更し、お夕食はなん
と!ひとりくろ川!
大将に「じゃあ。明日はのどぐろを用意しておきますから!あとお刺身も美味しいところを
少しだけお出しできるようにしときますね!」と言って頂き。わくわく!

まずはお刺身。ひとり用。こんな風にいろんな種類を少しずつが中高年向き(笑)


じゃーん!リクエストしたのどぐろ!
小ぶりだけど味は保証しますよ、と言われるだけあって脂が乗っていて超絶美味!


ちなみに飲み物は梅酒のお湯割。やっぱり北陸は朝晩は冷え込むので。
ほんとは日本酒がいいんだろうけどね。ひとりだと早く酔っちゃうからなぁ
白子の天ぷらを。上品なお味。昨日も頂いたけど再リクエスト。もちろん塩で頂きます。


最後はせいこ丼。「せいこ」は福井の冬の味覚。たった2ヶ月しか食べれないんだそうです。
越前ガニの雌がお腹に抱いた外子と言われる卵と甲羅の中にある内子(赤いダイヤって言わ
れてるんだそう。)それと蟹ミソを一皿に盛り付けた丼もの。なんて贅沢!


乱獲を避けて次の年につなげるため、冬のほんの2ヶ月だけの珍味なんですね。
カウンターの一番端にお席を取って頂いて居心地抜群。
大将に食材の話などを伺いながら冬の味覚を堪能しました。
ひとりでお酒を飲み、ひとりで自分のペースでご飯を食べれる。周りに人がいても自然体で
気にならず、お店の人とも適度に会話できて邪魔にならず。持って行った雑誌を見たり、たま
にTVを見たり、今日リサーチして来たこれからの仕事のことに色々と思いを馳せたり。

大人になって良かったなぁ。
体調悪かったり、努力しないと体型崩れて来たり、仕事やプライベートに超イライラしたり
するけどね。
大将。ご馳走様でしたー!
ホテルでお知り合いになった某銀行の取締役の方にも「くろ川」宣伝しときましたよー!
もうほんと。自信を持ってお薦めできる数少ないお店の一つです。福井「くろ川」