文化水準が非常に高い藩だったんですねぇ。
能楽、雅楽、蒔絵、古文書…。ほんとうに様々な一級品の宝物があります。
まずびっくりしたのは井伊家のテーマーカラー。「赤」と「ゴールド」なんだぁ。
超モダンでしょう?
絵巻物に描かれた合戦の様子。井伊家の軍勢はすぐわかるね。真っ赤だもん(笑)
いくつもの鎧の展示がありましたが、すべて赤が基調。素敵!
笙。
小面。
浮き彫りになった立体的な源氏物語の飾りもの。
そして私が一番気に入った硯箱。象の図柄が素敵。筆置きも見事ですねぇ。
お庭のお茶室でお抹茶のご接待。
お菓子の銘は「埋木/うもれぎ」
井伊直弼公はお兄様が何人もいらしたので、当然、自分は家督は継げないと思い自分の家を
「埋木庵/うもれぎあん」と名付けていたとか。
ご兄弟の不慮の死が重なり、結果、彦根藩主となり、江戸で徳川幕府の大老にまで登りつめ
て桜田門外の変で殺される運命に。
埋木のままであったなら、この穏やかな風土の中で静かな人生を送れたかもしれないのにね。
うねる時代潮流のなかで大きな岩となり、流れを変えるお役目を担った方だったのか。
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