蝶は異界からのお使い。魂が現世に顕われたものとも。
先日の香取さんへのご参拝といい、この器の完成といい、最近はちょっと蝶に関係すること
が多い気がする〜。
胡蝶の夢。この世はほんとうに蝶の観ている「夢」なのかもしれないね。
エリザベス・キューブラー・ロスの本で読んだけど、病いなどで死にゆく子ども達はみな、
なぜか「蝶」の絵を描くんだって。
アウシュビッツの壁に描かれた無数の蝶の絵など、ほんとうに不思議な逸話が蝶には多い。
平和島の骨董市で手に入れた、大ぶりの、でも持ってみると拍子抜けするほど軽い蝶の変わ
り深皿。
ところどころ亀裂が入ったり、欠損があったりしたものを今回は「金」で継ぎました。
小さい傷ばかりなのですが、欠損したところは錆漆(さびうるし)で成形したりしたので、
かなり時間がかかってしまった。
お皿の縁を金で新たになぞろうかなとか、所々消えている蝶の図柄に色を入れてみようかな
とか、更に手をいれることを考えてはみたのですが、やっぱり最小限の補修にとどめたほう
がこのお皿が生きる気がして、これで完成としました。
朝鮮銀行のお偉いさんの邸宅から出たというお皿。
これを売ってくれたイマドキの骨董商の若者にちょっと見せたいな。私の金継ぎの直し。
素敵な絵柄♡
返信削除ここまで繋いで戻るってすごいし嬉しいですね(≧∇≦)