1933年から80年あまりの歴史を持つ建物。
建築はあのヴォーリーズ。
建物が見えていました。
心斎橋側のエントランスの孔雀。孔雀は大丸のシンボルなんだって。
至るところにいろんな動物の意匠が見られます。
「大」という字を挟んでうさぎと亀のレリーフ。
イソップのお話?ツルとキツネのステンドグラス。
ほんのちょっとした所にワシがとまっていたり、キツネがしっぽを巻いて座っていたり。
さながら館内は、近代建築囲われた森の中のようです。美しい建物だったなぁ。
エントランスホールの天井の意匠や。
売り場内のこの見事なシーリング・デコレーション。完成するまでに20年の月日をかけた
んですって。
いまそこまで建築に時間をかけることってあるのかな。
国の威信をかけて再考された国立競技場だってなんかほんと安っぽいよね。ペラペラな感じ。
風格ゼロ。
大丸は閉館してから館内探索のイベントが組まれていたらしいです。行きたかったなぁ。
老朽化が深刻で、古い建物を維持していくのがどれほど大変かはよくわかるんだけど。
個人的にはオリンピックなんてやってないで内側に目を向けて、被災地の復興やこういった
文化財への支援に国庫金をまわすべきだと思っています。
いまの日本の政府って文化度低過ぎ。
自国の窮状に目を背けたりその文化を大切にしないで何が国際化なんだと思う。
改装はできるだけヴォーリーズのオリジナルテイストを残していくんだそうです。
どうかまたあの素敵な空間に出会えますように。
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