2015年5月12日火曜日

no.756 akou-kai

5月5日の子どもの日。
江戸深川資料館の小ホールで息子がお稽古している日舞、江戸かっぽれのお浚い会「亜紅会
/あこうかい」が開かれました。
朝9時30分に集合して自分たちで楽屋作りをしたり、ステージで場当たりをしたり、照明
のチェックをしたり、13時の会の開始時間まであっと言う間に時間が過ぎて行きます。

顔師さんにお願いした白塗りのメイク。
普段は普通の男の子の息子が、一気に「芸能」の顔になりますね〜。


楽屋で二人でツーショット。


そして小ホールのロビーにて。


息子の出番の前に「竹田節」を踊られた渡辺さんとの立ち回りの絡み。
舞台に出たときの出方も二人で演じる立ち回りもすごく雰囲気が良く、ipadのモニター越しに
ドキドキしながら期待して見守っていたのですが、本編、普段はまったく間違えない箇所で
数カ所間違えてしまい。
やっぱり舞台は魔物ですねぇ。
でも幸いなことに動揺は全然顔に出ず、なんとか自分なりに帳尻を合わせて、立派に自害し
て果ててくれました。
私たちは何度もお稽古を見てるから残念だったけど、初めて観た方たちはミスしたなんて全
く気づかなかったとのこと。
間違えても動じずに自分で粛々と対処して演じきったのは、我が子ながら大したものでした。
自害して倒れ、ちょうど緞帳が降りかけた時に客席から「龍汰、死なないで〜!」の声。
ちょっと笑っちゃった(笑)

小学校の時のお友達も二人見に来てくれて、久しぶりの再会に大喜び!
わざわざ見にいらして下さった花組芝居の加納さんや、お世話になった関根先生に直前まで
の熟しつつあった完成度の高い踊りをお見せできなかったのは本当に残念だったけど、これ
も、まぁ、いい経験かな。
建築家の関根先生と。


舞台から掃けて来た息子が「舞台の上って、ほんとに頭の中が真っ白になる瞬間があるんだ
ねぇ。」としみじみ言っていたのが妙に実感がこもっていて、踊るのが楽しくて、褒められ
るのが嬉しくて、という最初の段階から一歩成長したのをたのもしく感じました。
白虎隊。いまの彼にしか踊れない踊り。

楽しかったな。わたしも素敵な経験ができました!
本番の動画はプロの方に撮影してもらったものを後日アップしま〜す。


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