2015年5月15日金曜日

no.761 aizu-nuri aizu-e

会津への小旅行は天気にも恵まれて、ひさびさに一人ぼっちの穏やかな旅となりました。
会津は漆器の町。
古くから会津塗りなる手法があり、江戸時代には全盛を極めたそうです。
明治時代に一時衰退しますが、近年、また見直させれてきており、一時途絶えた「会津絵」
という図柄もさかんに復刻されています。

わたしはこの「会津絵」という図柄が好きなの。
松竹梅と破魔矢を組み合わせ金を交ぜて描かれたデザインは、華やかだけど品があるから。
ほんとうは会津絵のお重がずっと欲しかったんだけど、なかなかのお値段だしお正月にしか
使わないので、いまある漆器のお重でいいかなぁ、なんて思い手を出さずにいましたが。
なんと!今回の旅で長年の夢を叶えて購入〜!大げさな(笑)


横の小さい手塩皿風の小皿は、お重を思い迷っていた数年前にとりあえず購入した会津絵の
お皿。ナッツ入れに使ってます。
このほかにも蓋付きのお椀、箸、菓子皿や箸置き、大皿など、いろいろな種類がありますが、
後々ね、揃えていこうかな。なにしろ、ほら。お高いから(笑)

購入したのは「鈴善漆器店」という老舗。天保3年の創業。


この他にも市内には何店舗か古い漆器店がありますが、鈴善さんはモダンな設らえの店内で
お品物が見やすいから好き。
この鈴善漆器店の敷地内には、蔵を改造したレストランやカフェ、ギャラリーなども併設さ
れていて、お買い物をしながらゆっくりすることもできます。
敷地内はこんな感じ。ゆったりしてていいでしょ?


もともと買おうと思って行った私は、入ってお重があるのを確認してすぐに「これ下さい!」
と八百屋さんでお茄子を買うように言ったので、お店のスタッフが辟易してたのがちょっと
面白かった(笑)
お包みするので少しお待ち頂けますか?と言われ、この中庭の見渡せるカフェで熱いお紅茶
を頂いて「少し」じゃなく「だいぶ」お待ちましましたが、そこは「会津時間」だからね。
問題な〜し!


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