ライトの帝国ホテルや教会、内閣府の建物など大物の建築物が多いなかで、民家などの可愛
らしい庶民の家屋も移築されています。
床屋さん。
これは石川啄木一家が結核になる前に二階に下宿していたという建物。
長野にあった診療所。山本周五郎の「赤ひげ」のお話に出てきそう。
白いカバーをかけた丸い回転椅子や小さな薬瓶がしまってある薬棚。時が止まっています。
老舗の油問屋。
一階は江戸時代。二階、三階は明治、大正で建て増ししていった建物なんだそう。
二階は非公開ですが、格子の奥にはお茶室があるんだって。
当時の豪商のお宅は贅を極めたものだったんですねぇ。
神戸にあった牛鍋屋さん。二階ではほんとうに牛鍋が食べれます。
看板の上の意匠や西洋風のデコレーションが素敵。
帝国ホテルと共に、私が最も行ってみたかった場所。夏目漱石の旧居。
帝大の先生だった漱石の前に森鴎外も住んでいた家屋です。文豪ふたりと共に生きた家。
いまはお役目を終えてここ犬山の地でゆっくりと休んでいるよう。
書斎では背中を向けて漱石の「ねこ」がお昼寝しています。
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