2013年12月7日土曜日

no.569 taste of autumn

秋が深まってくると、わたしの父母のルーツである会津若松から「身不知柿/みしらずがき」
という美味しい柿が届きます。
子どもの頃から食べ慣れた懐かしい味。
もともと渋柿なので、甘みにねっとり感がなく爽やかな甘み。
焼酎をかけまわして甘みを出すので、送られて来た箱には開封の日にちが指定されていて、
その日にちの前に開けてはダメなの。
ちょっと待ち遠しくなるのも美味しく感じる要因のひとつかな。


名前の由来は、身の程も知らずに大きくなるからとも、あまりの美味しさに身の程もわきま
えずに食べ過ぎてしまうから、とも言われています。
皇室御用達。

そして秋の味をもうひとつ!
先日の福井への旅の途中、お蕎麦屋さんにディスプレイしてあるのを見つけ、その時は晩白
柚(バンペイユ)か、育ちすぎた夏みかんかと思っていた「獅子柚/ししゆず」
別名「鬼柚/おにゆず」とも言われる柑橘類ですが、これが大きいっ!
赤ちゃんの頭くらいあります。
実は柚ではなく文旦の仲間なんだって。


先週の週末、息子の剣道の試合で訪れた千葉県富津市からの帰り、市原のSAでこの獅子柚が
売られているのを見つけました。
お店のおばちゃんに聞いたら、やっぱり大味でそのまま食べるとあまり美味しくないらしく、
ほとんどジャムにするんだそうです。
形もこんななのでオブジェ向き。
いましばらくはお玄関に飾って、それからおもむろにジャムかピールにでもしますか。

秋の味覚。秋の色。


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