2013年12月9日月曜日

no.571 kundun

息子のバースデーの日。
去年までのプレゼントは玩具やパズル、乗り物などを皆様から頂いていたのですが、さすが
に高学年になったからでしょうか。今年は圧倒的にDVDや書籍を多く頂きました。
私の意向で家にはもともとTV自体がないので、DVDを観る時はいつも専用のPC。
今回プレゼントにモニターを下さった方がいて、やっと自宅でも大きな画面で映画が観れる
ようになりました。

たくさん頂いたDVDの中に「Kundun」とタイトルに書かれたDVDを息子が見つけ。
Kundunってなに?誰がくれたんだっけ?見てみようか?
休日の前の夜にリビングでモニターをオンにしました。

ダライラマ14世。
現在インドでチベット亡命政府の長として、遠く離れていてもチベットの民の精神的な支柱、
心の拠り所として存在するチベット族の統合とアイデンティティの象徴。
何度も何度も生まれ変わり転生をくり返して人々を救済する魂。
Kundunとは、チベットの民が尊敬をこめて呼ぶダライラマ14世の尊称のことでした。
マーティン・スコセッシ監督が撮った、ダライラマ14世の半生。
チベットを侵略した中国からの圧力があり、地元のアメリカでは公開当時に規制がしかれて
公開を制限されていたんだそうです。


戦争。ひとに「心」をなくさせてしまうもの。
私たちは、どうしていつまでもこんな争い方しかできないんだろう?
軽い気持ちで見出したDVDでしたが、深く深く考えこんでしまった夜でした。

それにしても美しい風景。
当初、スコセッシ監督は北インドでの撮影を予定していたようですが、政治的なことで許可
が降りずにチベットに似ているモロッコで撮影されたんだとか。
ポタラ宮殿などは特撮だそうですが、リアルなチベットの風景を彷彿とさせるものでした。

こんな美しい自然の前で、こんな醜い争いを続ける私たち。
本当の意味での「目覚め」はいつになるんだろう。


1 件のコメント:

  1. 争いや戦争とかホントに起こしてほしくないですよね(>_<)
    何かあれば次々と起きてしまいますもんね(´・_・`)

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