no.941 sirakabe-cho nagoya

静岡公演の帰り、所用があって名古屋に立ち寄りました。
深夜近くの掛川→名古屋。こだまでの移動。
いくらグリーンでも、ちょっとした裏ぶれ感あり（笑）

翌日、時間があったので朝早くから白壁町なるお邸町を散策。
旧豊田佐助邸。白い瀟洒な洋館と落ち着いた和館からなる大正時代のお屋敷。
あの「豊田一族」は、ここら辺りに皆さんお住まいだったようですね。
そのほか白壁町には、文化人、実業家、芸術家などが住まわれていて閑静な地域だったよう。
敷地もゆったりとしています。

随所に見られる意匠が見事。これ、換気口なの。鶴だよ。素敵。

いまはもう使われなくなったガス灯。
ほんとはたくさんあったんだろうけどね。いま残されてるのはひとつだけ。

配電盤や。

明かり取り。

スイッチまでも美しい。

二階と一階奥が日本家屋になっていて、普段はこちらで生活されていたんだそうです。
庭の樹々は、このお家の栄枯盛衰をつぶさに見てきたんでしょうねぇ。

正面玄関入ってすぐが洋館の応接間。こちらは来客用。天井高くていいね。

やっぱり維持が大変らしく、所有者の方が名古屋市に貸し出して一般公開しているとのこと。
だから拝観料は無料なの。
拝観料をとったり、撮影などにお貸し出しして、メンテナンスや維持費に回されたらいいの
になって私は思うんだけど。
もっと大きな敷地だったらしいのですが、老朽化と維持できないという理由で建て壊された
棟があるんだとか。

だからさぁ。オリンピックなんか止めて、こういう歴史的文化遺構にお金かけてよ。