2016年6月19日日曜日

no.951 closed station

出雲大社へは、かなりローカルな一畑電鉄(島根には一畑グループという財閥?があって、
交通事業をはじめ観光、サービス、百貨店、ホテルなど多彩な事業を展開してるらしいです。)
の電車に乗って出雲大社前駅で降りて向かいます。
この電車、車内にコンパニオンがいるの!キーホルダーとかの電車グッズや切符を売ったり、
ガイドさんみたいに車窓から見える景色の案内もしてくれます。一畑ガールズ!


旧国鉄のいまは使われなくなった「大社駅」


この美しい建築は国の重要文化財に指定されています。
1924年6月1日に開業。1990年4月1日に廃駅となるまで、地元の人達の足として
そして出雲大社へのお詣りの観光客の交通手段として、長いこと庶民に愛されてきました。
こんな駅を使って毎日通学や通勤ができたら、なんて素敵なんだろうと思う。


落ち着いた灯りも柱も壁の装飾も。ほんとうに豊かな気分にさせてくれる。
奈良ホテルの吹き抜けの雰囲気にとっても良く似てるなぁ。同時代だからかな。

もう電車が通ることのない錆びた線路には静かにD51が停車しています。


当時のインダストリアルデザイン。必然から生まれた様式美。この美しさ。


晴れた日も雨の日も風の日も雪の日も。ただここに在ること。


線路へ降りる階段の鉄板にはうさぎの図柄。


ほら。ここは古事記に記された出雲神話の里ですから。大黒様と因幡のしろうさぎ。


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