出雲大社。
大らかでいて野性味があって壮大で美しく何処かとらえどころのない迫力を持つお社。
多少のことは知らぬ振りして目をつぶって下さるような。楽しいことがお好きでいつも大声
で笑っておられるような。でも一度怒らせたらもの凄い破壊力ですべてをなぎ倒してしまう
ような怖さを持ち。
やっぱりお伊勢さん系統の神様とは違う。もっと原始的な気配に満ち満ちた感じ。
明治時代の参道の白黒写真がありました。古い松の参道が見事!
この美しい松並木、いまは松食い虫の被害で往時の面影はありません。
奈良の法隆寺もそう。いまは日本中どこに行っても元気な松にはなかなか会えない。
松は言祝ぎの樹木。常緑で力強くて本当に美しい。
ムダなことに税金を使って(ヤフオクで絵画買うとか 笑)どうしてこういう日本の原風景を
残すことに国を上げて力を注がないのかな。
一地方自治体や一神社仏閣の力では及ばないくらいに被害は甚大です。
松が枯れる時は国力が衰える時っていうのは何の本で読んだんだっけ。
こういう風景を見るにつけ、いつもそんなことが頭をかすめて暗い気分になっちゃうの。
敷地内のおみくじの木。すごい。スカートはいてるみたい。
でも樹には相当ストレスなんじゃないの?止めてあげて欲しいわぁ。
本殿の裏手の木立に囲まれた彰古館。宝物館です。
中には大小の大国主命や恵比寿様がずらり。神楽用の笙やひちりき等の楽器、古文書などの
展示も多数。観光客のおじさん。映画のセットみたい(笑)
そこにあった一休禅師の大黒天。ここにも一休宗純。いろんなとこで会うなぁ。
これは高村光雲。ころんころんで可愛いね。
敷地内にある暦博(歴史博物館)も訪れました。最近、いろんなとこの暦博面白いから。
これぜんぶ青銅器時代の鉾です。やっぱりかなり古い土地なんだね〜。
こちらは銅鐸。
歴史好きの息子に見せたくて写真を撮っていたら、館内のボランティアのおじさんに「この
顔の彫りのある銅鐸見ました?」と聞かれたので「あっ。まだです。」と答えたら「ちゃん
と説明文を読んでから写真を撮ってください!」なんて言われた。なにそれ?
こういう博物館とかのボランティアの人って元教師とかが多いから頭ガチガチなのよね。
貴方みたいな型にはまった教育をする教師が子ども達をダメにするんだよ。わかってる?
この馬、素敵!例によって感覚でものを観る私はどこの誰かも覚えていないのですが(笑)
暑い午後の遅いお昼は参道の出雲蕎麦できまり。
これかなり好きでした。
でも、ここでもお蕎麦を注文をしたときに聞きもしないのに「おトイレはその暖簾の奥です
から。」って言われて、ちょっと島根県の県民性に???の私でした(笑)
それってToiletっていう表示を出したり、お客が聞いてから答えるんじゃいけないの?
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