大江ビルヂング。
雑貨屋さん「カナリア」の足立さんから教わった、老松町近くのテナントビルです。
大正10年の建築。
大江さんという弁護士をしていらした方のビルだったそうで、今でも弁護士事務所が多い中、
最近はギャラリーやブティック、アンティークショップも増えたとのこと。素敵!
古い建物フェチのわたくし。これは必見!とばかりに翌朝、朝も早よから出かけてみました。
このエントランス。中は大理石でひんやりとしています。
建てられた当初は「地下に食堂、理髪店、貸金庫。2階にはキオスク。そのほかビリヤード
台やバーカウンターまで備えたホテルのようなビル」だったとか。
モボ、モガの時代。大正モダニズムの雰囲気をよく残していますね。
素敵な階段のレリーフ。わたしはなんだか階段に魅かれる性癖あり(笑)
震災の時は外壁が崩れたりしたようですが概ね問題はなかったようです。昔の建物は強い。
地下にアンティークショップ「和洋館」の文字を見つけ伺ってみました!
女性オーナーのあみざきさんから、先日まで買い付けに行ってらしたロンドンのお話、この
古いビルのお話、イギリス郊外のアンティーク事情なども伺えてアッと言う間の楽しい時間。
淡い濃淡のあるブルーの色が美しいビクトリア時代のお皿を購入してきました。
こういう古いお皿は、色の濃淡はさることながらカトラリーによってつけられた細かい傷や
焼いた時に自然発生的にできたホツやニューなどで一枚一枚の味が違います。
どこでどういう人に使われていたお皿だったのかな。
そんなことを想像していると、なんだか時間を忘れてしまいますね。
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