9月の大分への旅。
ずっと行きたかった日田市市街地北部、花月川沿いの豆田町(まめだまち)を訪れました。
ここは江戸時代以降の建築群が現存し国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
古い町並みに、タイムスリップしたような感覚を覚えます。時が止まったよう。
現在の町割りは享保時代に造られたんだそうですよ。
駐車場も町営のものは無料です。町をあげて昔のままの風景を保存することに力を入れてる。
でも、ちっともリキんでない感じがとっても品がいい。歩いているだけでリラックスします。
まずは豆田まちづくり歴史交流館へ。旧古賀医院。昭和初期の洋館を使った素敵な場所です。
こういう階段の造りに目がいくんだよね〜。洋風に仕上げられている和の職人の手仕事。
と。ここの2階の展示室で。なんで?バーナードリーチ?
全然調べないで古い町並みを見に豆田町に来ちゃったけど、ここは柳宗悦やリーチも訪れた
300年以上の歴史を持つ小鹿田焼き(おんだやき)民芸の里のすぐそばだったんですね。
目黒の日本民藝館、最近行ってないなー。こないだのイギリス行きの時も、リーチの窯のあ
ったセントアイビスがチラリと頭をよぎったんだけど足を伸ばさなかったし。
偶然訪れたこの場所で、こんな風にばったり再会するのは必然。なのかな。
奇しくも天領日田資料館で「生誕130年バナードリーチ展」が開催されていました。
ここのところ再発見した自分の好み。題材が動物だったり植物だったり。洋風でありながら
和のテイストも見え隠れする。そして品がいい。そうかぁ。バーナードリーチ。
以前は気づかなかったけど、私の趣味の根源には彼の作品があったのかもしれないな。
展示中一番好きだった作品です。鹿。
この小さな四角の陶板の中で自由に可愛らしく野原を飛び跳ねてますね。
わぁ。ちょっと。こんな松が家の玄関に飾ってあったら素敵!
リーチはイギリス人だけど、幼い頃に香港や日本、シンガポールで暮らしたことがあるから。
なんて言うか。ヨーロッパの土壌の上にアジアのテイストがゆうるりとミックスされていて。
それが私の胸の中心に刺さります。グッときちゃうなー。融合。西洋と東洋の。
白樺派の人々に愛された鷹揚な人柄がにじみ出ている作品ばかりでした。
小鹿田焼き民芸の里はこの夏に九州を襲った豪雨により壊滅的な被害を被ったとのこと。
しばらくの間は観光で訪れることを控えて欲しいと言う趣旨の張り紙がしてありました。
小鹿田焼きはいっさい機械を使わず、川の流れを動力にした唐臼、薪で焼く登り窯など自然
の力を生かした素朴な味わいが特徴。「はけ目」「飛びかんな」など独特の文様が人気なん
ですって。10軒の窯元が家族労働で作陶しているんだそうですよ。
韓国の李朝の作陶の流れを脈々と伝えているような貴重な窯場なんですね。
民芸。ともすると。一般的なお土産物屋に並ぶ作陶に成り下がるところを、グッとこらえて
ギリギリのところで落ちないようにその風情と品位を保っている。
ここ豆田町の床しい町起こしと共に、小鹿田焼きの里もリーチや柳宗悦が愛したままの昔の
姿ではやく復興されることを願うばかりです。
ゆみさーん♡
返信削除大分へようこそですヾ(*´∀`)ノ
大分は星たくさん出てて
空気もおいしいですよ(*^^*)
いつかゆみさん♡と
大分一緒に回ってみたいです🙊
そうだったー!
返信削除あーちょんは大分のご出身だったよね?
素敵な所だよねー😊✨✨
父と母の実家が大分なので中学ぐらいまでは
返信削除毎年帰って色々なところに連れてってもらってました✨
もう少ししたら中津の耶馬渓とかの
紅葉も素敵ですよ💕