亜紅先生傘下のお弟子さん達が集まって、本所にある老舗割烹料亭「三州屋」でお勉強会が
開かれました。三州屋さんは明治22年創業なんですって。
ここは舞台があるのでお勉強会の時はよく使われるんだそうです。私たちは初めて。
年に一回のお浚い会となると、各々の踊りの完成度が納得したものにはならないからという
亜紅先生のお考えでお浚い会は2年に一度。
日舞はお衣装などにものすごくお金がかかるので、そういったご配慮もあるんでしょうね。
その代わり、今までのお稽古の成果をお互い見せ合うことで、お弟子さん達の励みになれば
とのことで、お昼の食事会を兼ねてうちうちの踊りの会が開かれたというわけです。
息子の今回の踊りは「京鹿の子娘道成寺」
ほんとだったらまだまだなのですが、前回の藤娘のあと、もう一度、女形(おんながた)を
やってみたい、との息子のたっての希望で今年の初めからお稽古に入りました。
この日の前日に(!)やっと前半の踊りが一応入ったので、ギリギリでお披露目に間に合い。
仕事であまりお稽古に付き合えなかった私はもうハラハラものです(汗)
私のスマホで撮った映像なので途中で腕が疲れてぶれぶれになってますが、なに!道成寺?
見たい見たい!という皆様のお声にお答えして。つたない動画をあげときますね。
流れを覚えるだけで精一杯。でもよく覚えたかな。
週一日、他のお稽古ごとや試験、剣道の試合が入ったりすると月二回位しか通えなくて。
亜紅先生の子ども時代は週四回のお稽古だったんだそうです。学校から帰ったらそのまま。
やっぱり。お稽古ごとはそうでなくては。なかなかものにはなりませんよね。
これでまだやっと半分なんです。やってもやっても終わりはないんだなぁ。お稽古って。
このお会の前日の部活の帰り道、電車内でイヤホンをつけてお稽古場での踊りの動画を見て
振りの確認をしていたら、お友達に「なに。これ!?お前まじキモ。」と言われたとか(笑)
お衣装も鬘もお化粧もなかったら。それはちょっとギョッとされますよねー(爆笑)
道成寺はお引きずりじゃないと格好がつかないとのことで、この日のお衣装は、亜紅先生の
私物をお借りして臨みました。
すべてのお弟子さん達の踊りを見終わったあとにお食事の時間となりました!美味しかった。
私は夕方からライブを見に渋谷まで行かなければならなかったので、息子を錦糸町駅で降ろ
し、高速に乗って都内へと向かいました。
車の窓から横断歩道を渡る息子を見ていたら、大股で道路を横切りながら駅構内へと消えて
行き。いつの間にか。すっかりおっさん(笑)
そう言えば。踊りが終わって舞台袖へと戻ったあと、まったくの素になってドスドスと舞台
中央に帰って来てましたね。
ビデオには撮ってなかったんだけど、この後、しずしずと舞台中央に戻って皆様へのお辞儀
があるのです。これがまた。ピョコンと頭を下げて14歳の中学生男子そのままで(笑)
最後までエレガントにやって欲しいよなー。
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