2017年11月19日日曜日

no.1144 autumn events ⑥ usuki kura

10月初旬のある晴れた日。
大分自動車道をひた走り、秋の大分への旅の最後を締めくくる臼杵市へと向かいました。
臼杵市は骨董の先輩が教えてくれたお店を数店尋ねるつもりなので楽しみにしていたの。
この日は豆田町からの移動なのでネットで見つけた臼杵のB&B「蔵」に到着するだけの予定。
とても素敵なオーベルジュだったのでご紹介しますね。また臼杵に行ったらぜひ泊まりたい!


この日は到着後、少しお部屋で休んでからお夕食に階下のレストランへと向かいました。
まずはお食事から。アペタイザーはこの一皿で。冷製のポテトスープとともに。
やっぱりねー。体調もいまひとつだったけどこういうお食事ならばロゼのシャンパンを。


いきなりピザですよー。全部頂けるか不安になりながら。でも。小さいサイズだからね。
この日の宿泊はわたし一人だけだったようで、他のお席には地元のご夫婦がお食事にいらし
てました。歳を一緒に重ねて引退されてからもご夫婦一緒にお食事されるなんて。いいな。


夏からの体調不良でかなり痩せてしまっていた私は、体力回復したらぜひお肉を食べに行き
たい!などと思っていたのですが。ここ臼杵で食べることになろうとは。しかも一人で。


美味しかったー。お肉。赤ワインも頂いて。これは完食できるかも。なんて。
で。パスタ。この日のパスタはミートソースでした。茹で加減プリップリで。バッチリです。


そしてデザートはチーズケーキ。ダブルエスプレッソとともに。
コース料理って、フェイドインしてフェイドアウトする感じが、何だか音楽のようだなって
最近思うんですよね。
若い時は量が食べれるからそんな繊細なことには気づかずに、お酒との相性もめちゃくちゃ
だったりして。
食べれなくなってきたからこそ、食材にこだわりお料理そのものを大事に味わう。
歳を重ねて本当の意味で解ることってあるんだなぁ。なんて思う。


さて。このホテルの何が素敵かと言うと。この古風な内装。ああ、なんて居心地がいいの。
落ち着いたアンティークに囲まれて。お食事の後にこの空間に座ってひとり読書する喜び!


海外に買い付けにいらしているのか伺ったら、家具などは大分市内のアンティークショップ
で誂えていらっしゃるんだとか。
お皿や絵、小物などはオーナーの趣味でご自身でひとつひとつ集められたものだそうです。


イギリスのB&Bみたいですごく懐かしかった。
やっぱり壁紙は卵色なんだなぁ。家具のマホガニー色に一番しっくりくるもんね。


宿泊客は今夜は私だけだったので、本当にひとつひとつゆっくりとアンティークを見ること
ができました。こういう空間が。私はやっぱり好きなんだな。


なかなか寝付けない夜が続いていたのに、旅の最後の夜だからか、この日はぐっすりと眠る
ことができました。自分好みの空間に身を置いていたからかもね。
朝のお食事はなんと!この豪華な和食でした。


昨晩もお腹いっぱい食べたのでちょっと不安がよぎりましたが美味しく完食しました。
だってこんなに素敵な朝ご飯。残したりしたらバチが当たりますよね。
伺うと昨晩のイタリアンは次男の方がシェフ。そしてご長男の方がこの建物のすぐ裏「ほり
川母家」というふぐのお店をされているんだとか。
そうか。ふぐ。臼杵にはGlobeのKeikoさんのご実家のふぐ料理のお店「山田屋」があったんだ
って、この時初めて思い出しました(笑)

臼杵ってふぐが名物なんだ。骨董だけでなくいろいろ調べて来ないとダメね。今度はぜひ!


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