2012年5月6日日曜日

今朝の福井は雨。
雷もときおり鳴っています。
雷が鳴ると、私は何故か「龍」が天上を駆け巡って雨を降らせている様子が目に浮かんできます。

考えたら「龍」の一字が入っている息子の名前は、ここ福井に出張に来た時に思いついたんだった。
まだ雪が残る時期、小松空港に着いて車で移動している時に、水墨画の様な九頭竜川を見て
「あぁ。綺麗。この川の龍の一字を名前に入れたい」と思ったことが発端。
福井で雷の音を聞いて、そんな10年前の自分を思い出しました。



もともと龍は、中国で麒麟・鳳凰・霊亀の三神とともに神話上の神として尊ばれ、天候を司るもの
として恐れられてきました。竜巻も龍の字が当てられますよね。
日本では天候の神=水の信仰と合体し、龍神様として古来から各地で信仰されています。
ここで仏教上の十一面観音とも習合され、いろいろな逸話や仏像、絵巻物、神社仏閣などが残されることとなりました。

息子の剣道の胴着には、姓と名前を合わせて「小龍」と刺繍されています(笑)
そう言えば自分のことを「ボクは龍神様の子供なの。だからパパがいなくても怖くないよ」と
4歳くらいの時に言いました。
その時は誰かが教えたことをそのまま言っているんだろうと聞き流しましたが、その後、誰に聞いても「そんなこと言ったの!?」というばかりで...。
いま考えると不思議ですね。

写真は江戸時代の浮世絵師、谷文晁(たにぶんちょう)の「龍」
龍神様。これからも息子をよろしくお願いします。

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