2012年5月15日火曜日

夏目漱石フリークだった私。
学生時代は課題図書だった「坊ちゃん」位しか読んだ事がなかったのに、大人になってから
読んだ「草枕」から結構ハマりました。
ちょうどこの時期に明治・大正期の建築物や街並みにも興味を持ち出したところだったので、
相互作用でその頃の時代背景がうまく想像できたのかな。
小説でありながら、実際に映像でも観ているかのように想えたものです。
私も草枕の先生のような非人情な「旅」を心ゆくまでしてみたい。


私がイギリスに魅かれたのも、あながち漱石の影響がないわけではないと思う。
ロンドンでも、度々、漱石の足跡を辿ったりして...。
古い街並みを意識して残しているイギリスでは、このブループラークで以前ここに歴史上の誰が
住んでいたかを表記しています。
漱石は何回か下宿を変えましたが、これは Claphan common にある最後の下宿に掲げられたブルー
プラーク。

この下宿の向かいにロンドン漱石記念館もあり、ここにはロンドン時代の漱石の記録や書籍などが
たくさん残されています。
恒松郁生さんという方が館長をしておられ、当時は直接この方から漱石に関するいろいろなお話が
聞けて楽しかった。

あの頃は、いろんな所に行ってて、たくさん時間があったんだなぁ。
いまは逆に時間の使い方が下手になってきてるのかしらー(笑)


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