小桜姫物語/浅野和三郎著
ある冬の日の奈良。
旅先の商店街、電球の灯りがともる小さな古書店で、前から読んでみたいと思っていたこの本を
偶然見つけて...。
ちょうどその頃はスピリチュアリズムに興味を持ち出した頃で、大本教の流れからこの本の存在は知っていました。
浅野和三郎氏の妻、もともと霊媒体質であった多慶子を通して語られた、おそらく鎌倉時代に実在
した「小桜姫」の物語り。
彼女自体はあまり存命中のことは語りたがりませんが(戦い中の怒りや恐れ、悲しみなどの感情からもう既に遠ざかっているため、思い出すのが苦痛のようです)、亡くなった後、どのように目覚め、どのような経験を通して神霊としてのお仕事をするようになったかが語られています。
イギリス神霊学協会の基礎となったモーリス・バーバネルという有名な霊媒を通して語られた
「シルバーバーチ」という神霊の名言集は、全世界で出版されていて、こちらもとても素晴らしい
魂の導きの書です。
何を信じればいいのか分からない混沌とした今の時代。
もしかするとこういった書物が、暗闇の中にいる私たちの「気づき」の案内役になってくれるの
かもしれません。
何年も前に訪れた、三浦半島の海を見渡せる諸磯神社。
おそらく昔の風景のままののどかなこの場所に、小桜姫をお祀りする小桜神社(若宮神社)も
ひそやかに祀られています。
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