2012年5月8日火曜日

初めて香港を一人で旅した時、香港島の骨董街で買った陶器の猫の枕。
夏の暑い時期にこのひんやりした陶製の枕で快眠を...!ということなんでしょう。
でもこの固さで果たして快眠できるんでしょうか?(笑)

昔の香港の骨董街、摩羅街(キャットストリート)は、いまほど道も整備されていなくて、
雑多で混沌とした、ちょっと怪しい雰囲気でした。
整然と始皇帝の時代の兵馬俑を売る高級店もあれば、店先にガラクタを積み上げただけの露天商に
毛がはえた位のお店もあり、ブラブラと見ているだけでもとても楽しかった。


この枕を買ったあと、とてもお腹が空いていた私は地元の人が行く小さな食堂に入りました。
英語まったく通じず。
衛生的にもどうなのか...と思いましたが、いい匂いはするし、最初は一人で入って来た外国人の
私をチラチラ見ていたお客達も、その内、全く気にせず賑やかに食事を再開していて居心地は悪く
ないし、段々観察するのが面白くなってきました。
蝦団子麺をオーダー。これさっぱりしてて大好き。

円卓の私の目の前の日に焼けた肉体労働者風のおじさんが、ちょうどご飯を食べ終わったところ。
残したご飯にタバコの吸い殻を押し付けて火を消しているのにはビックリしました。
衛生の観念がまったく違うんだなぁ。あと食に対する感謝の気持ちも。
目を丸くして見ていた私に、見られてる訳がわからないおじさんは、とりあえず「にっ!」と笑う。上の前歯が2本欠けててすごい人相...。
驚きながらも庶民レベルの国際交流のために、にっこり微笑み返してみた私でした(笑)

こんな出来事があるから...旅って本当に楽しい!

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