昨日は、Avedonの
写真集に現実逃避した一日。
でも、夜に少し集中してデスクワークしたけどね(苦笑)
仕事のデータ整理を手伝ってくれた古い友人のホソを送って、夜の吉祥寺へドライブしました。
小雨の降る中、彼女にバイバイをしようとして車のウィンドウを開けると、水分を含んだ濃厚
な緑の香りがなだれる様に車内を満たしていきました。
あぁ、やっぱり私はこの辺りの空気感が好き!
ここが私の原点なんだなーって思う。
中央線沿線に住んでいた頃に知った様々なカルチャーやアーティスト。
Avedonもそうだけど、このRobert Mapplethorpe/ロバート・メープルソープ(1946〜1989)を
知ったのもその頃でした。
極度に美しい官能。
温度を感じさせない真空管の中にいるような静粛。
NY、ロングアイランド出身の彼は長らくあのパンクの女王パティ・スミスの恋人でした。
やがて自分がゲイであることを徐々に認識していった彼の作風は、カミングアウトしてからは、
男性の肉体を被写体とすることでより官能的になっていきます。
都会的でエロティック。
Flowerシリーズを以てしても、この独特の世界観。
1989年3月9日にエイズで亡くなりました。
まさに生き急ぎ、疾走した42年間の生。
でも人生って時間の長さじゃなく、その密度が大事なんだなって最近よく思うのです。
いまを生きるってこと。
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