2017年6月29日木曜日

no.1101 nagoya de omou-koto

昨日から名古屋に入っています。湿度たかっ。
これからの大阪と屋外の夏のイベント...。暑そうですね〜。夏が年々苦手になります。
昨晩は総勢10名で手羽先屋さんの「風来坊/伏見店」へ。
黙々と。食べる食べる。笑う笑う。飲む飲む。
私はハイボールとキリッと冷えた白ワイン。ビール飲むと食べれなくなっちゃうからな。
考えてみたらこのメンバーでお食事するのは本当にひさしぶりでした。半年ぶり?


今朝の名古屋は曇り。湿度は今日も高めです。
お昼からの稼働だったのでホテルそばの「& antique」というパン屋さんで軽くブランチを。
ここ、有名なお店みたいですね。ちょうどランチどきだったので店内は大混雑です。
誰もいない大きなパラソルのあるテラス席でキッシュとベリー&くるみのベーグル。


パンと言えば。地元というには少し遠いのですが、以前「金継ぎ」を習っていた久保先生の
お教室そばに「シオ・ティエリ」というフランス人のやっているパン屋さんがあり。
先生と生徒さん(ご主人がフランスの方なの)が大絶賛だったのでよく覚えていたのですが、
ちょうど買い物ついでに出店を発見して。 即、買いました!


パリでは何気ないパンとバター、それとお野菜がすごく美味しかったもんね。
このパン、その味に近い! 曰く、日本のパンは甘すぎる(デニッシュ系が多いってことね。
でも普通の食パンとかにも甘みがあって。尚且つ柔らかすぎる。)ってことみたい。
近頃、こういうヨーロッパのパンを作っているお店が増えましたね。嬉しい。
あたし、穀物やベリーやナッツの入った甘みの少ないずっしりとしたパンが好きだから。

そうそう。ご縁があって実は時計を買ってしまったのです(また!?と言われそうですが、
かなりひさしぶりだからね 笑)
この時計「MINASE」 ムーブメントはすべて日本製。


秋田の皆瀬という場所のアトリエですべて手作りで作られている時計なんだそうで、フォル
ムとそして時計作りへのコンセプトにもすっかり惚れ込んでしまいました。
大変な経験をした東北への想いにも繋がるし。
上下、両脇、裏のスペースはスケルトン。 ファイブ・ウィンドウズというシリーズ。
オーダーを受けてからひとつひとつ作り始めるんだそうですよ。楽しみです!

息子には「そんなにさー。腕時計ばっか持っててどこにするの?一度に着けられるのは一個
だけなんだよ!」と言われてるんですが...www 昔は若干コレクター的だったのかも。
今回は本当に久しぶりに欲しいと思った時計に出会ってしまったので。つい。すみません。
徐々につけない時計は処分していきますかね〜。
あっ。時計だけじゃなく。洋服も。靴も。バッグもだ。それと貴金属。あと人間関係もね(笑)

残りの人生をよりすっきりと、そしてより快適に過ごすために必要なこと。新陳代謝。


2017年6月26日月曜日

no.1100 bermondsey market and london final day

夜明けと共に開くアンティーク・マーケットがあるんだってー!行ってみたーい!
というわけで。ロンドン最終日bermondsey market/バーモンジーマーケットへ向かいました。
絶対行くとは決めてたけど、このマーケットは金曜日のみの開催。
週末はちょうどパリに行ってたり、なんだかんだと行くタイミングを逃してしまって...。
ようやく行けたのはまさに日本へ帰る当日でした。
近くのカフェで朝食を食べながら道を確認してロンドン・ブリッジへと向かいます。


ロンドン・ブリッジ駅から徒歩20分弱。
途中一回だけこの標識がありましたが、あとは自分でグーグルマップをチェックしながらの
道程。行けんのかいな〜。


あっ。着いた(笑) なんだー。迷わなかった。


建物に囲まれたバーモンジー・スクエアと呼ばれるエリアに幾つものストールが出ています。
建物内にも何件か。あーいるいる。一筋縄ではいかない感じの骨董屋の店主たち!
最近の日本の骨董市。この手の人々をとんと見かけなくなりました。絶滅危惧種。


早朝の売買はたぶん業者同士の売り買いなんでしょうね。
私が着いた時には既に一仕事終わって今度は一般客用に新たにストールが出始めている感じ。


ゆっくりゆっくり品物を見ながらの朝。なんか。経験したことのない幸福感。
近所にお住まいなのかな。ワンちゃん連れも多く見かけます。
ご主人に付き合ってアンティーク巡り。


磁器や陶器、銀器や小さな家具。宝飾品や雑貨。絵画や切手。
ロンドンに来て一番最初に行ったスピタルフィールドのマーケットと感じがよく似ています。
あちらは屋内だけど。


小さいカフェが出ていました。ハーブティーを注文。お茶を飲みながら、また一巡り。


ここでは先日ブログに上げた銀のレリーフの鹿の小箱、ビクトリア時代ののエッチング、そし
て珍しく洋服(リネンのチュニック)を購入しました。
これ物語の一場面のようでしょ?可愛らしい。女の子のクスクス笑いが聞こえてきそうです。


下の写真のお店でこのエッチングを買ったの。
車椅子の方でも障害がある方でも、みんな思い思いにマーケットを楽しんでいます。
骨董に関する飽くなき追求。この車椅子の方はコレクターみたいでした。


あたし、なんだかここのビヨーク似の店主の女性にえらく気に入られてしまって。
「あなたが値段を聞いてくるもの(このストールは値札が付いてないのです)は、センスが
いい。このエッチング、素敵よね!おまけするわ。日本に今日帰るのー?また来てね。あなた
本当にセンスがいいわ。」

なんか。恐縮しますね(笑)  £10おまけしてくれました!
一緒に見ていたお爺ちゃまに「いい買い物されましたね!」って言われたりして。
こういった見知らぬ人同士のやり取りがアンティーク・マーケットの醍醐味なのね。
ちなみに中央の黒い小箱、素材は上質の皮にレリーフを施したもの。
すごく魅かれましたが、お値段がそこそこお高いので今回は諦めました。私にしては堅実www


帰り道。案の定、ちょっと道に迷い(笑)
来た通りに帰ればいいのに、古いパブやら建物に見とれて写真を撮ったりしていたから。


1890年とか1742年とか、平気で残ってるんだもんねー。ヨーロッパは。
こういうエンブレムとか。何度も修復して使ってていいなぁ。


おっと。13時にはakemiちゃんのうちに戻らないと...。
でもお腹すいたな。かなり歩いたし。そうだ!また行っちゃお!通い倒したベトナム料理。
やっぱり滞在が長いとヌードル系が落ち着きますよね。チキンとお野菜のフォー。
ここのベトナミーズは駐妻のランチ御用達なんだそうですよ。やさしいお味です。


ヒースローまではミニ・キャブで。
アンディがボーイズと車で送るよ、と言ってくれたのですが、私のためにわざわざ空港まで
いらして頂くのは気が引けて。ヒースローまではakemiちゃんがついて来てくれました。

VATの払い戻しの時、全然ひとのこと考えない中国人の団体客にえらくムカつき。
悪天候による出発のディレイにがっくりしながら。
スーツケース、初重量オーバーで追加料金を払う羽目になったり。
でも。なんか。相当、気が長くなってる自分にちょっとびっくりしたりして。
やっぱり今回は滞在が長かったからなー。
こちらのスローなタイム感に自然と身体が慣れてしまったのかもしれませんね。私でも。

今回の飛行機はANA。もちろんエコノミーですよぉ。贅沢は言いません(笑)
座席は空いていて、離陸後、当然誰もいない3席続きのお席に移動させてもらいました。
その辺は抜かりなく。ひろびろー!快適ーー!
日本に着く直前の朝食。今回の旅の最後のお食事。こんなんで十分。コーヒーお代わり。


さてさて。長かったロンドン滞在記もやっと終わりです。
本当に楽しい充実した旅でした。皆様。長い長いブログにお付き合い頂いてありがとう!
いろんな人と。いろんな話をして。いろんな経験をさせてもらったな。
I appreciate all the people that I've met.

私が帰国した翌日にあのロンドン・ブリッジのテロがありました。
幸いにして私の知り合いは誰も被害に合わなかったけれど。恐ろしいこと。
自分がいたあの界隈でいきなり刃物を持って店内に飛び込まれたら「これ、何かの撮影?」
なんて、あたしなんかただボンヤリと見てるだけだったかもしれない。
宗教に根ざした戦いに私たち現代の日本人は本当に疎いでしょう?
東京でオリンピックをやるなんて決めちゃった以上、もっと身近な問題として真剣に防止策
を考えていかないといけないよね。
マホメットもキリストもお釈迦様も。誰も争いを望んではいないでしょうに。

こうして。ひさしぶりの長い旅。終わりました。出会った場所。ひと。もの。風景。
次回はあの人に会いに行こう、こんなこともしよう、あそこにも行ってみたい、なんて。

今からすでに思いきり想像が膨らんでいます♡


2017年6月25日日曜日

no.1099 berwick road & camden passage

akemiちゃんと一緒にお家を出て、朝の清々しい空気のなか最寄りの駅へと向かいます。
この塀のいたずら書き!センスあると思わない?www


Zone4の郊外にあるakemiちゃんのお家のエリアは本当に静かでゆっくりと呼吸ができる素敵
なところ。駅の陸橋からこんな景色も見れました。この青空!
こんな所に住めたら、三日坊主の私も毎日ジョギングできそうなのにー。


地下鉄の Tottenham Court Road 駅を出て、Oxford streetをまっすぐ歩いて行くとBerwickRoadに
ぶつかります。
もうこの辺はすごい繁華街。akemiちゃんのサロンがあるこの通りは若者に絶大人気のエリア。
なので、テナントも入れ替わり立ち替わりの回転率らしく、20周年を迎える彼女のサロン
はもはや古株なんだとか。


近くのカフェで朝食を兼ねたミーティング。新規の事業の打ち合わせ。
ここはakemiちゃんのサロンのスタッフのお気に入り。こじんまりしてていい感じ。
サーモンとクリームチーズのベーグル。好きなんだわー。飲み物はシトロン系のスムージー。


Berwick Roadを歩いていたらシトロエンDS23 pallasを発見!思わず写真に撮っちゃいました。
珍しい。まだ走ってるんだねー。早速、写真を息子に送信したら「マジでっ?」と返信。
息子、タンタンが大好きだったので、この時代の車のフォルムが好みなのです。
昔のランドローバーとかこのシトロエンDS23とかの外観はそのままに、エンジンを新しい車
のエンジンとスワップして乗っている人もいるそう。
お金に糸目をつけない生活ができるようになったら私もしてみたいー!


お仕事に戻るakemiちゃんと別れて、Angel駅そばのマーケット「Camden Passage」へと向かい
ました。ここは週末、特に土曜日がメインなのです。


曇ったり。晴れたり。土砂ぶったり。また晴れたり。
この日はお休みのあとだったからか、観光客もまばら。
入ってみた数件のお店の人も「今日はどうしたのかしらー?」などと話していました。


既存のお店のほかに、こういう簡易のストールもたくさん出ています。
やっぱり銀器のお店が多いのね。見ない見ない。まだ買わない買わない(笑)


ここでは以前ブログにも載せたビクトリアンのお皿、フランスの小箱などを買いました。
決して安くはないけど高くもない。適正価格のアンティークっていう感じ。
ちなみにカードは使えるけどあまり歓迎されません。やっぱり骨董は現金が一番なのね。
私のメインカードはAMEXなのですが、お店の人に聞いたらAMEXはイギリスでは使い勝手
が悪いそう。AMEXは処理が遅くて、とか言ってました。
そう言えばパリでもVISAの方がウェルカムな感じでしたね。
そう考えると今まで通り何社かカードは持ってないとダメ? 年会費ムダなんですけど。


Camden Passageのお魚屋さん。隣がペンハリガンって!?
あまりのギャップにちょっと笑っちゃいました。


ひと通りマーケットを見た後、町を散策してみました。
どんどん下町的になっていきます。屋台では日用品や洋服、果物から野菜、靴まで売ってる。
町の匂いは。そうですね。新大久保な感じと申しましょうか(笑)
この辺りのカフェなんかは、もう地元民だけの食堂感覚ですね。ちょっと興味はあったな。


ちょうどいい感じにお腹も空いたので、どこかでランチでも食べようかな、と思っていたら。
Banana Tree!Sohoにもあるよね?アジアン料理のミックステイストって?
インド料理(早く言えばカレーね)とアジアンテイスト(タイとかベトナミーズとかチャイ
ニーズとか)の融合ってことらしい。


味はがっつり肉体労働系で濃いめ!でも歩き疲れた身体にカツを入れるには二重丸でした。
スパークリング・ウォーターと共に。シャキッとね!


2017年6月24日土曜日

no.1098 lost and found

さてさて。執念の(笑)ロンドン滞在記。あともう少しです。
滞在後半、ロンドンが暮らしていた時のようにものすごく居心地が良くなって日々を満喫し
ていた私でしたが「好事魔多し」というのは本当ですね。
比較的トラブルには合わない方なのですが、今回はやっちまった話をひとつ。

まずこの日はですね。
セントポール大聖堂の夜のパイプ・オルガンのリサイタルチケットを買いに、朝の空いた時
間を利用してセントポールに行ったのですよ。


セントポール大聖堂。素晴らしく壮麗な美しい建築ですね〜。思わず見とれます。


おお!珍しく馬に乗った警察官を発見。
さすがに観光地なだけあって、観光客にガンガン写真を撮られてるのに馬達はどこ吹く風。
内部見学の長い列が出来ていましたが、私は夜にリサイタルで中に入れるから並ばないもん
ね〜!なんて悠長に構えてた私。その後の展開は知る由もなかったのです(苦笑)


そしてその足で仕事に向かい。終了後に日本でいうところの三越クラスかなぁ。高級デパー
トの「Selfridge/セルフリッジ」へお買い物に。
何を買いに来たかというとですね。RIMOWAのスーツケース。97ℓの特大サイズ。
実を言うと私のスーツケースは2、3泊用のもの、1、2泊用の小さいもの、せいぜ5、6
泊用の中型の(いずれもクラッシックフライト)ものしかなく。
これからのことを考えると必要だしなぁ、ゆくゆくは息子も使うんだろうし、との思いで保
証のしっかりしているセルフリッジに来たわけです。



97ℓ。クラッシックフライトの4輪となるとだいたい日本だと13万くらいかなぁ。
それが!なんとロンドンだと9万円くらい。
しかもVAT(付加価値税。日本でいう消費税と似てるかな)の払い戻しを空港で1万円くら
い受けられるから、なんと!8万円台で買えるのです。お得!


以前、RIMOWAは、国内の正規代理店で購入したものしか修理を受け付けないという前時代
的なことをやっていて、海外で買った商品や並行輸入品は対象外だったの。
それが!今回セルフリッジで購入したらメールアドレスを聞かれ、ギャランティ(保証書)
はメールでお届けします、とのこと。
つまり、メールで送られた保証書が iPhone内にあれば全世界どこででも問題があった時に
その国のRIMOWAで修理が受けられる、というもの。画期的ですね〜。
VATの申請書ももらっていい気分で街中に出ると、こんな可愛い光景が!
このひと、ジプシーかなぁ。アコーディオンはね。あんまり上手くないの(笑)
でもワンちゃんワの可愛さでたくさんチップをもらっていました。


この人はまだ大道芸人だからいいけど、今回、ロンドンとパリへ行って感じたのはホームレ
スの多さ。パリの「物乞い」と言われている人たちは小さい子供達を連れてるんですよ。
そしてロンドンの街では犬や猫でお金をもらう人たち。
道路の地面に座って物乞いをする母親のそばで小さく丸まって眠る子供達や、炎天下の中に
日陰を作って一日中居させられる犬や猫。動物虐待。子供もトラウマになっちゃいますよね。
聞くところによるとこういう人たちには元締めがいるんだそうで、稼いだお金のパーセンテ
ージが取られるんだとか。犬や猫は一時的に彼らに支給されているんだそうですよ。
考えさせられます。

そんなことを思いながら、今度はJohn Lewis/ジョン・ルイスという、そうですね。日本でい
うところの伊勢丹クラスかな。そこのデパートに息子のお土産のスピナーを探しに。
大人気でどこでもソールドアウトなんです。
これはジョン・ルイスのエスカレーターから。吹き抜けにこの可愛らしいディスプレイ。


今は日本でも流行り始めているようですね。Fidget spinner。
集中力を高めるのにいいんだそうですが、どうなのかな。
ロンドンの子供達はそれこそ誰でも持っていて大流行してました。実はここでも品切れ。
結局、ヒースローで買いました。


朝から出歩いてたから、くたびれてたのかなぁ。
実はここで携帯電話を女性用トイレの棚に置きっ放しにしてしまったのですよ(汗)
あろうことか携帯がないのを夕方のセントポール大聖堂のリサイタルの前にやっと気づき!
たぶんジョン・ルイスかなぁ。どこに置いたか自信ない。これは、もう出てこないかも。
しかも。明日、日本に帰るのに...!とひさびさに緊張感漂うわたくし。

そこから大急ぎで帰宅ラッシュの中(もうリサイタルどころではなく 笑)ジョン・ルイスに
戻り、まず売り場へ行きカウンターの女性に「おトイレに携帯置き忘れちゃったかも!」と
訴えると「あっ。私届けたわよ。忘れ物コーナーに行ってみて!」と言われ、私が「ありが
とう!それ何階?」と聞くと「いい質問ね!で、....何階だっけ?」と同僚に聞いてて、掛け
合い漫才みたいなことに(笑)
教えられた階に行きシールにそっくりのガッチリした黒人の受付の男性に詳細を伝えて待っ
ていると、ビロードのトレイに乗せられた私の携帯が現れて!感激!
ほんとイギリス人って。大好きだー!
微笑みながら「良かったですね!」という彼に「本当にありがとう!明日、日本に帰るので
どうしようかと思っていました。ハグしていい?」と聞いたら、「勤務中なので、お気持ち
だけありがたく頂いておきます 笑」と返され、お互いに大笑いしました。

もう動悸が。だってバックアップ取ってなかったし。アドレス帳。仕事の保存メール。今回
の旅の膨大な写真。
携帯を失くすってほんとに大変なことなんだねぇ。見知らぬ方。届けてくれてありがとう!
動悸を鎮めるためにその階のティールームでお茶とパウンドケーキを。


この後、親切なジョン・ルイスへの心ばかりのお礼にお洋服を2枚ほど購入しました。
残念だったけどセントポールのリサイタルはいつでもやっているから。今度必ずね!

そう言えば。かつての仕事仲間だった John の苗字って Lewisさんだったと思い出し。
ひとりティールームで含み笑いする私は、端から見たらかなり怪しかったに違いない(笑)


no.1097 yesterday & today

いろいろなことがある。
驚くこともあれば、心配することもあり、悲しい気持ちになることもあれば、全方向に開か
れた未来に胸を膨らませることもある。
息子の通っていた幼児教室での恩師、須賀先生のFacebookの投稿に「今日は新月。今年後半
の自分のあり方を見つめ直し、心を決めるのに最良の日」とありました。
姉はお友達に会いに。息子は塾の自習室で勉強する、と先ほど出かけて行き。
一人でバロック・チャンネルを聴きながら、たまに仕事の電話を受けたり、シリアルを食べ
たり、コーヒーを淹れたりして、近い未来、遠い将来に思いを馳せている土曜日の午後です。
本当に明日の自分がどうなるかもわからない。だからこそ、一瞬一瞬を思い切り過ごすこと。
上を見ればきりがないし。下を見て悲しんでいても仕方がない。
あるがままを受け入れて、その時のベストを尽くすこと。だね。
私にはそれしかできないことに気づきました。ここ数日改めて。

昨日は吉祥寺界隈で前から興味を持っていたセミナーがあり足を運びました。
そこでお知り合いに偶然バッタリとお会いして!
セミナー後にお夕食をご一緒し、打ち上げ会場にお誘い頂いて、そのまま深夜の西荻窪へと
向かいました。
打ち上げ会場はたくさんの人、人、人!ラッシュ時の電車並みです。
素敵な人!と見とれる方もいれば、これはなんなんだ?と思う変な輩もいて。カオス。
その誰とも根底では繋がっている...のかぁ。繋がりたくない人も大勢いるなぁ、なんて(笑)
車だったので私はグレナデン・シロップのソーダ割り。


たくさんの方達とお話したり笑いあったりして久しぶりに社交的な夜でした。
お知り合いをお宅まで送り届け、そのまますっかり夜が明けた高速をぶっ飛ばしての帰宅。
朝モード全開/出かける前の姉と息子に、打ち上げでの面白話を語って盛り上がってから、
ひとりベッドでコンコンと眠りにつき。
いまはすっかりクリアになった頭でいろんなことを思う夕方です。

大事な人をとことん支えること。ブレない自分でいること。良いと思うことはすべてやって
みること。一生、勉強していくこと。そして。人生を楽しむこと。


2017年6月22日木曜日

no.1096 victoria &albert museum

東京は梅雨真っ盛りという感じですね。
昨日は早朝から投資信託の新規契約に銀行に行き、その足で今度は我が社のメインバンクに
行って銀行作業、久しぶりに整体へメンテナンスに行き〜の、美容室行って髪をカットして、
歯医者さんで歯のメンテナンスを受けてから、学校帰りで日舞のお稽古に行ってる息子のお
迎え、深夜近くまで仕事の電話連絡、という超ハードなシトシトそぼ降る雨の一日でした。
いつも中途半端に旅日記をはしょってお終いにしちゃうので、今回はしっかり最後まで記憶
を辿って記録に残しておこうかと思っています。そうすることで次回の訪問が楽だから。
ですので長丁場の旅行記。いましばしお付き合いくださいね!

今回は3回くらい行ってしまいましたね。ビクトリア&アルバート・ミュージアム。


元々好きな美術館なのでふらりと立ち寄ったりしていましたが、今回はピンク・フロイド展
もあったからなー。自然史博物館もすぐお隣です。
まぁ日本でいうと、上野の山の美術館/東京芸大あたりの雰囲気でしょうか。


地下鉄ケンジントン駅が最寄り。こういう博物館、美術館はイギリスではすべて無料です。
お志しで£5の寄付。こちらはエントランス入ってすぐ奥のスペース。


う〜ん。展示物の羅列ではなく、こういった空間を新たに作り上げての展示って、やはり物
も空間も生きますね。運が良ければ学芸員の方が説明してくれます。


どこにあったのかな。この巨大なレリーフ。どこかの教会かお城?
元のままを見てみたかった。まぁ。そんなこと言ってないで説明書きを見ろよ!ですねー。
あたし、ほんとにマニュアルの類を読むの、嫌いなんです(苦笑)


うわっ。ゴージャス。さすがにここまでキンキラキンは個人的にはダメですが。


晴信ですよー。好きです。晴信。はるばると。こんなとこに身を寄せてましたか。


国貞です。めずらしい藍のみの浮世絵。藍摺(アイズリ)といいます。
文政年間にベロ藍と呼ばれるケミカルなペルシャン・ブルーが輸入されるようになってから
人気の出た手法。


ここは初めて来ましね。ライブラリーです。静粛な空間。息子が喜びそう。
お邪魔になるかと思いドアの外でひっそりと写真を撮っていたら。


係員の方がわざわざドアを開けて撮影させてくれました。わぁ!すごい蔵書ですね。


ビクトリア&アルバートで忘れてはならないのが素敵なカフェ。
この中庭の向こう側の建物がカフェ棟。V&Aカフェは4つの異なる空間があります。


初日はやっぱりここ!ギャンブル・ルーム。
今まで行った中で一番好きなカフェをあげるとすればここですね。
この素敵な空間。軽食やケーキ、コーヒーや紅茶。セルフです。
ちなみにギャンブルの由来はここを設計・デザインした方がギャンブルさんだったから。


この日は時差ボケでしたから深夜のお腹すいた系で。シフォンケーキとコーヒーとチョコ。
ピアノの演奏が入ってました。職業柄、ピアノのメーカーもチェック。スタンウェイ&サン。
私は個人的にはこういう場所ではクラッシックを弾かれた方がいいかと思うの。と、ピア
ニストに言いたかった。言わなかったけど。ポップスはあわないよ。



この素晴らしい装飾。とてもセルフ・サービスのカフェとは思えませんね。
ちなみにここは世界最古の美術館併設のカフェだそうです。
碑銘に、Hunger is the best sauce(空腹は最良のソース)やらA good cup makes all young
(良きカップですべてが若く)などウィットに富んだ言葉が刻まれていて思わずニッコリ。


二回目以降はモリス・ルーム(The Green Dining Room)にしてみました。
言わずと知れたウィリアム・モリスがテーマの空間。


四方の壁はすべてこんな風。落ち着いた優雅な空間ですね。
この他にポインター・ルームというお部屋とモダンなダイニングの二つ、それぞれにテーマ
の違うスペースがあるのです。お勧めです。機会があればぜひ!


この日に選んだお食事が(ワンプレートに3つのお料理を自分で選べます)、今日はモリス
のお部屋がいいよ!と言ったので(笑)
ソルト&ペッパー、ミントのクスクスとサラダ、カジキマグロのソテーです。


最後にV&A、今回の滞在で一番気に入った教会の木製のレリーフを。


あどけなく。そして愛らしい。