2012年4月18日水曜日

マカオのセントポール天主堂跡。
香港からマカオへは高速船(ターボジェット)で約1時間の旅。
まだ会社員だった頃、ロイヤリティーフリーの楽曲の見本市が香港であり、帰国前日にマカオまで
一人旅したことがありました。

写真で見ていた時はもっと大きな建築物を想像していたのですが、意外に小ぶり。
17世紀初頭にイタリア人修道士によって着工され、幕府に弾圧されてマカオに逃れて来た日本人も
この建設に関わったとされています。
だからかなぁ。
西洋建築でありながら細部に東洋的なものが含まれていて、とてもシンパシーを感じました。
3回も火災にあい、残っているのはこのファサードのみ。
これも私の大好きな「残欠」の一種(笑)?
残された一部分だけを見ていると、もう二度と見ることの出来ない失われた全体像が、想像の中で
より美しく立ち現れてくるのです。


マカオは裏通りも良かった。
カジノやブランドショップなどのきらびやかな世界とはまた別種な、生活の匂いや湿度がある街角。
外に出したテーブルで食事をする人。路地で遊ぶ子供たち。塀の上から見下ろしているやせた猫。
椅子で居眠りをするおばあさんや、にぎやかに麻雀をするおじさん達。

カジノや高価なだけのショッピングに全く興味がないので、私なんかはマカオの楽しみ方が全然
わかってない部類かもしれませんね。

でもそれでいいって思ってます(笑)

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