平賀源内(1728〜1780)
早過ぎた天才。
この人は本当になんでも器用にできる人だったらしく、絵も上手です。
この絵は彼の「西洋婦人図」
江戸時代に描かれているとは思えないほどモダンな絵でしょう?
油絵の絵の具が入って来たばかりのとき、使い方もわからないで描いたのだとか。
中野坂上に住んでいた二十歳の頃、この絵が好きで額に入れて部屋に飾っていました。
もし現代に彼がいたら、間違いなくカリスマ性のある漫画家になっていたんではないかしら。
萩尾望都とか内田善美、大友克洋みたいな。
あとは映画監督とかコピーライターとかハイパーメディアクリエイターとか(笑)
時空を超えたSFストーリーや奇抜でキャッチーなコピーなど、いとも簡単に創りそうだもの。
天才は常に狂気とは背中合わせ。
源内もひょんなことから人を殺め、獄中で病死しました。
あの「解体新書」を著した友人の杉田玄白は、彼の死を悼み「嗟非常人、好非常事、行是非常、
何死非常/貴方は常に人と違い、違う物を好み、違う事をしてきた。どうして死ぬときくらい
普通に死ねないのか」と言っています。
なぜ平賀源内を思い出したか...と言うと。
先日、息子と訪れた逓信博物館に、彼の作った「エレキテル」のレプリカがあったから。
もっと生まれる時代が遅かったら、日本からエジソンかベルが生まれたかもしれないのにね。
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