1975年に発表されたアルバム「私は風」
「六月の詩」は、このアルバムのオープニングを飾る曲です。
高校時代にカルメン・マキ& OZ にハマった私の、その中でも最も好きな曲。
深町純のピアノが透明感をかもしだす逸品です。
6月の少し湿った、素肌にひんやりと感じる風を受けながら、どこまでもどこまでも続く
麦畑をひとり歩いていく感じ。
強い「風」にたなびく草はらのまるで生きているみたいなうねり。
陽がかげった午後の空に浮かぶ少しオレンジがかった「雲」
強い「孤独感」ではないけれど誰かにそばにいて欲しい「夕暮れ」
ひたひたと押し寄せる暗い「夜」へのぼんやりとした「不安」
目を閉じると、そんな遠い昔の映像が頭に浮かびます。
出張で来ている北海道の風景を見ていたら、10代の私がそっと顔を出しました(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿