2012年6月14日木曜日

栃木県、那須塩原の旧青木邸。
明治時代にドイツ公使、外務大臣などを歴任した青木周蔵子爵の那須別邸です。
この建物は「明治の森」という公園内にあって、休日になると周囲は家族連れなどで賑わいます。

明治21年に建てられたこの邸は、内部の木組みにヨーロッパ木構造の架構法を採用、外壁にウロコ型のスレートを用いるなど、特徴ある建物です。
神戸北野にある「うろこの家」と外観の雰囲気も年代も似ていますね。
内部は白く塗られた木組みのおかげで温かい雰囲気。
長い年月のせいで、少しかしいでる部屋もありましたが、一度泊まってみたい気分になりました。


青木子爵の奥様はドイツ貴族の出身でいらしたみたい。
子爵がドイツにいた時に知り合って恋をしたんだって。
ドイツの上流階級出身なのに、当時の日本に一緒に行って住もうと思うなんて勇気あるな〜。
青木さんってさぞかし魅力的な男性だったんでしょうね。
お写真がありましたがお嬢さんがひとり。ハナさんとおっしゃって綺麗な方でした。
この方はドイツに移られて、やはりドイツの貴族のおうちに嫁がれ、その子孫がおうちを継いでいるんだそうです。
今でも青木子爵の日本人の血が、ヨーロッパに根付いているんだな。


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