2012年3月16日金曜日

no.33 the memories of shintaro nakaoka

真夏に訪れた高知県。
台風で有名な室戸岬を廻ったあと、龍馬と共に暗殺された中岡慎太郎の故郷、安芸郡北川村にも
足を伸ばしました。ここは彼が推奨して栽培させた「ゆず」も有名。

近くに奈半利川が流れていて、慎太郎が少年時代に飛び降りて周囲をびっくりさせたとされる崖が
そそり立ち、せせらぎの音が響く静かな村。
私は所謂「歴女」の類だと思うのですが、基本、興味は飛鳥時代から室町時代まで。幕末は論外。
でも...息子が龍馬に興味を持ってから、私も次第にはまってきて(笑)

龍馬達グループのシンクタンクであった慎太郎の写真の中で、この頃の人達には珍しい笑っている
写真があります。 京都で、芸者さんの腕に頬杖をついている時のものだとか。
彼の短い人生に、凝縮した多くの達成感、喜び、楽しさがあったことを祈ります。

白洲正子の祖父、樺山資紀が言っていたと記憶しますが、
「立派な人はみな維新で死んでしまった。いま残っているのは(自分も含めて)クズだけだ。」

身を挺して国家のために。いままさに必要なことなのかもしれませんね。


北川村、慎太郎生家の石壁。
志半ばで若くして逝ったその人の気配が、ひそやかに残る場所。




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