BurberryじゃなくてAquascutumのコートを。
今度買う時はそれがいいって思っていた私は、ある日、リージェント通りのAquascutumの
お店に出かけました。
Aquascutumとい言えば1851年創業の老舗中の老舗で王室御用達。
イギリスの友達からは「え〜っ。なんでそんなの欲しいの?」と言われましたが、その時は
どうしても欲しかったんだもん(笑)
サイズなどをお店の人に相談したかった私は、フロア・マネージャーとおぼしき初老の男性に
「コートを購入したいのですがサイズがわからなくて..」と声をかけました。
彼はにっこりと「Yes, Ma'am.」と微笑み、そして「エリザベ〜ス!!!」と声をかけ別の
女性店員を呼びました。
「彼女が担当させて頂きます。どうぞなんなりとお申し付けくださいませ!」と、丁重に、
そしていともにこやかにその場を去って行ったのでした。
そして現れた「エリザベ〜ス!!!」は黒人の女性。
カラードにはカラードの方が、お互い気まずくならなくて良い...ということなのでしょう。
私は気分を悪くするというより、その「生活の知恵」になんだかすっかり感心してしまい...(笑)
だって私は、確かに気軽になんでも相談できて、ステキなコートを2着(しかもエリザベスは、
親身になってあちこちフロアを廻り、何着も私に試着させ...)買うことができたのですから。
誤解を恐れずに言うならば...やっぱり長年、植民地支配してきた「歴史」が違うんだよな〜。
お互いの心の平安を維持するための、うまい対処方法を知っているというか。
やはり恐るべし。大英帝国。
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