楽屋にて購入したばかりの古いギターを弾く義男さん。
広島訪問の際は必ず立ち寄るというギターショップで、今朝、購入したものだそうです。
義男さんは自他ともに認めるギターマニア。
所有している倉庫には、高〜いレアものから安〜いレアものまで、コレクションしている
ギターがぎっしり詰まっていて、それはそれは圧巻なんだそうです。
60年代の日本製。
この頃のB級のギターを「ビザール」という呼称で呼ぶそうで、このギターは1966年製の
「プレザント」というギターなんだって。
ちなみにA級の古いギターは「オールド」と呼ばれているそう(さっき教えてもらいました)
マニアじゃないと使い分けがわからない用語がたくさんあるね。
骨董の陶磁器の世界でも「かけ」とか「てり」とか「にゅう」とかの専門用語がたくさんある
けれど、それはあくまでもその品を客観的に説明するひとつの方法。
やっぱり実物を手に取り、毎日の生活で愛でながら所有して、人と語りあうようにその「もの」
と対峙しなければ本当の味はわからない。
先日、オークションで落札した藤田の「mademoiselle/マドモアゼル」
額装屋さんに持っていったら「どうも本物っぽい」らしい。
じゃあ、鑑定に出す?という話になったら、そこの店主の方曰く「本物か贋物かは本質的には
関係ない。その作品を所有して、それを眺めたり使用したりした時に、自分の心が洗われたり
豊かになればそれでいいんじゃないでしょうか」とのこと。
私も心からそう思います。
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