2012年7月10日火曜日

先日、広島に行って来たわけですが。
訪れるのがいつも仕事ということもあって、私はいまだに原爆ドームに行っていません。
日本人として、必ず直視しなければいけない現実ということは分かっているけれど、仕事のある日
の午前中に見てしまうと、ショックでとても現実モードになれない気がして未だに踏み切れない。

ドライでビジネスライクというのが信条で、そう人にも言われたり自分でも言ったりしていますが
本当のところはすごく感情のうねりが激しい。
そんな自分の心の奥底を、私は封印して見ないように生きているのかも。
こうして親しい人ばかりに見てもらってブログを更新しているけど、そんな心許せる人達の前でも
自分の本当の赤裸々な部分をさらけ出すのが怖いのかもしれないな。
怖いというのは、人に見られて恥ずかしいとかではなく、感情を抑制できず人前でも思い切りそれ
を引きずる自分が怖いわけです。制御不能になるから。
コントロールできない自分への恐怖。

感情移入が激しすぎる...と実は子供の時から感じていて。
悲しみの場所に行ったり、映像や本を読んでも、怒濤のような想いの波が押し寄せてくる。
でも、いつかは正視して、様々な事実を自分のものにしなければいけないなと思っています。
人生の半ばをとうに過ぎても、情けないことにこんなに弱いんだなぁ。


写真は南米フエゴ島の早朝、神様が見せて下さった虹の雲。

仙台に行った時にも思いましたが、つらくても、悲しくても、号泣しながらみっともなくなっても
現実を直視して克服し、受け入れていく強さが欲しい。
次世代の息子達に「想い」を引き継ぐためにも。


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