2012年7月19日木曜日

小学校6年生の時に母に買ってもらったSEIKOの腕時計。
持ち続けていたことさえ忘れてしまっていて、いまの家に移った時に貴金属を入れた箱の中から
偶然見つけました。
純正のバンドは既になく、ムーブメントだけ。40年前の時計です(笑)
動くのかどうか不安でしたが、オーバーホールに出して、今日、時計屋さんから戻ってきました。
今度は小学4年生の息子が使う番。


高校受験の時も大学受験の時も、この時計が私の左手にあったんだ。
解けない問題に焦りながら時間を見たり、試験会場に向かう電車の中で遅刻しないか確かめたり。
桜が舞い散る入学式の時も、夏のバスケットの試合の時も、寒い冬の受験生の時も、ずっと10代の
私の傍らにいてくれてたんだなぁ。
スムーズに秒針が動いて、昔通りの時を刻んでくれています。

これを買ってもらったのは、小学校を卒業したあと病気で2週間以上寝込んでいたとき。
なかなか下がらない熱に家族がみんなで心配してくれてたのを思い出しました。
きっと病床の私が喜ぶと思って買ってくれたんでしょう。
その時の嬉しさは忘れてしまった。

学校から帰ってきた息子にこれを見せると「わぁ!すご〜い!ぼくの?高いの?」と、一応、
驚いてみせたあと「じゃ、大ちゃんと遊んでくる!」と、暑い中、自転車でとっとと出かけて
行きました(笑)

親のノスタルジックな想いがわかるようになるには、あと何年の時がいるんでしょうか(笑)


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