2018年11月13日火曜日

no.1192 London this & that

今回のヨーロッパは本当に暑い夏でした〜。
着いたばかりのロンドンも朝晩はすがすがしい空気に満たされていたのですが、お昼ぐら
いからグングンと気温が上がり。
なので散策中も日陰を求めてジグザグに変な歩き方をしたりして。お水は欠かせません。

プリンシパル。私が初めてロンドンに来た時に泊まったホテル。
去年来た時は改装中だったのですが、リニューアルオープンしてました。
中に入ってお茶でも飲めば良かったなー。今度泊まってみよう!素敵な建物ですよね。


大英博物館はすごい人。やっぱり夏休みだからねぇ。
息子は学校の英語のスピーチ「The man I respect」で南方熊楠を選んでて(また複雑な人を選
んだよね〜。英語でどう説明すんのよ。あの規格外の人間を!と私に言われて考え込んでまし
たが 笑)彼がここに居たことなどを想い感慨深かったみたいです。
この小さなスワン。何度も来てますがこれは初めて見ました。なんて可愛らしい。


そして。私の最も好きな美術館V&A(ビクトリア&アルバート・ミュージアム)
お腹が空いた時は美術館併設のカフェへ。
ここ好きなんだなぁ。美術館併設のカフェとしては世界最古なんですって。
英語のお勉強がてら、カウンターでのオーダーから品物をピックアップして席まで運ぶのを
息子にやらせてみました。やれば出来んじゃん(笑)


木製の天使像。これ初めて見たかも。
NYのメトロポリタンもそうだけど収蔵物の数が半端ないのよね。
季節ごとに展示が変わって、見ても見ても決して見飽きることがない。
前はどこの教会にいたの?なんか。楽しそうね。
羽も青や白、赤の色が残っていて。昔はとってもカラフルだったんでしょう?
私は今の貴方の方が好きだけど。アンティーク好きだから。


ロンドンは前半に4日間、ベルギーとパリを回って戻って来てからも4日間いたので、なんて
言うのかな。ちょっと暮らしているような安堵感がありました。
トラファルガー広場です。
息子、ここからも見える「ビッグベンを写真に撮って来て!」とお友達に言われていたよう
なのですが、いまは生憎改修工事中でした。そして。この空! 夏の。ヨーロッパの空の色。


広場側のセントマーティン教会はいつも色々と音楽のイベントがあるので、私はロンドンに
行った時は必ず覗くようにしています。
この日はこの礼拝が5時からあるようなので参加してみよう、ということに。


「Choral」とあるので聖歌隊のイベントかと思って二人で入ってみたら、なんと、これが正式
な信徒の方のための牧師さんの説法と賛美歌の会。
息子などは「ねぇ。ここ信者の人じゃないと入っちゃいけないじゃないの?」と心配顔。
自分で言うのもなんなのですが私はかなり度胸があるので、いかにも平静に「Can I join your
worship?」とか何とか言うと快く「Certainly」と言われて、取り仕切ってるおばあさんから
賛美歌本を2冊受け取りスタスタと座席に。息子は呆れ顔しながらついて来てました(笑)


牧師さんがおもむろに登場して厳かに講話が始まります。
言ってる内容はチンプンカンプンなのですが、「それでは。何番をご一緒に!」とか言われ
たので急いで配られた本のそのページをめくって立ち上がると、なんと楽譜付きの賛美歌!
私は一応読めるので一緒に歌っていると、最初は譜面上の単語を歌っているように口パクで
合わせていた息子が、慣れてきたのか時々音をはずしながらもいきなり歌いだし。
さっきまで「ここに居たらまずいんじゃないの?」なんて言ってたクセにやけに楽しそう(笑)
最後にDonation(寄付)をということで袋が回って来たので10ポンド札を2枚入れると、係の
黒人の女性が「Thank you!」と声に出さずに口だけを動かしてから微笑んでくれました。

「あのさ。前に座ってたちょっと太った不機嫌そうな女の人見た?Donationをって言われても
No!って言って拒絶してたよ。袋持ったおばさんがのけぞってた。」
「僕達は信者じゃないけど、楽しく参加させてもらって20ポンド寄付したから、あの人より
はマシだよね。」と息子。まあね(笑)

夏のロンドンはいつまでもいつまでも日が暮れません。これで夜の7時くらい。


何をするでもなく、ウェストミンスター寺院の方角へとゆるゆるとお散歩していたら、何の
施設なのか近衛兵が一人だけ門の前に立っていました。


観光客の人が近くに行って撮影したり話しかける人もいるのに、ずっと一言も発せずにこの
ポーカーフェイス。訓練されているとは言え、すごいプロフェッショナルですよね。
この制服と帽子はバッキンガム宮殿の衛兵交代で見る黒い熊の毛皮の帽子をかぶった近衛兵
とは違い、ライフガーズと呼ばれる近衛騎兵連隊の制服です。

宮殿前をこの騎兵連隊の近衛兵が馬に乗って行進するところを一度観てみたいですねー。



no.1191 London staying in this summer

またもや。ブログ。ご無沙汰してしまいました(涙)
夏のヨーロッパの旅の話を全然載せてくれないね〜、というご連絡を頂き。すみません。
載せてないのは。写真が膨大過ぎて整理できてないのと。最近、面倒臭がりだからです(笑)
思い出しがてら。写真を整理しがてら。時系列めちゃくちゃですが更新してみますね。

今回、初めてフィンランド航空でロンドンに向かいました。ヘルシンキ経由。
東京からヘルシンキまで9時間くらい。そこでトランジット2時間待ちでロンドンへ。
いつも自分で行くときは直航便だったのですが、これ、かなり身体が楽だった!
クライアントにいい方法を教えてもらいました。お安いし。
昔、サベナ・ベルギー航空という航空会社があって、ベルギー経由でロンドンへ行けたの。
ビジネスクラスも格安で、お食事の後にゴディバのチョコが出てお気に入りだったのですが
会社がなくなってしまいました。
あのユニークなヴァージンも直航便がなくなってしまったし。なんだか残念です。


スウェーデン上空です。この素晴らしい青の世界。
あとでわかったことなのですが。今年のヨーロッパはすんごい熱波だったのです(泣)
ヘルシンキも30度くらいあったもんなー。


大した疲れもなくヒースロー着。自分だけだったら街中までタクシーで行っちゃうんだけど。
今回は息子が一緒なので、お勉強がてら(あと荷物も持ってくれるので 笑)息子用のオイス
ターカードを買って地下鉄で今夜の宿泊先のSwiss Cottageまで。
ここは。私の思い出の場所なの。懐かしのSwiss Cottage。


20年ぶりのSwiss Cottage Hotelは、Best Western Hotelのグループの傘下となっていました。
外観は昔のまま。でも内部はレイアウトが変わってて、なんだか初めて来た感じ。
ここに以前はグランドピアノが置いてあって弾かせてもらったんだけど。


今回はBasementのお部屋でした。Basementっていうのはイギリスの古い家によくある半地下
のこと。昔はボイラー室で暖房のための石炭やコークスを貯蔵していたスペース。
階上のお部屋に変えてもらおうかと思ったら、息子がえらくこの部屋を気に入り。
まぁ。トリプルだからいいか。B&Bの時の名残りなのか、どっさり紅茶やコーヒーがあった。


ちょっと時差ボケが出てきてぼんやりしている息子。
この寝椅子が。ちょうどお尻が当たるところが身体の形に凹んでて一旦寝そべったら二度と
立ち上がりたくなくなるんですよ(笑)
お夕食を食べてなかったので無理やり叩き起こし、この夜は昔よく行ったチャイニーズへ。


翌朝は当然時差ボケで早起きなので朝のお散歩へ。Swiss Cottageとお隣のSt.John's Wood界隈
は裕福なお屋敷町なのでお散歩のしがいがあります。


息子は10年ぶりのロンドン。あの時は秋だったね。
いろいろなことを見るにつけ、ちょっとずつ思い出してるみたいです。
待ちに待ったこのイングリッシュブレイクファーストの薄いトーストに「あ。これ!」


何回かブックしたことのあるAbbey Road Studio。
当時のスタッフの方がお辞めになると聞いてお花を持ってご挨拶をしに。


ここがあのビートルズのスタジオ?と息子。
あんた、前回も来てるんだよ、という私に「えっ!?まじっ。」
連れてきがいがないヤツ。
お約束の横断歩道。たくさんの観光客が記念撮影をしていました。
私たちは。なんて言うか。観光っていう感覚がうすいというか。感動に欠けてるというか。


なんとAbbey Roadのグッズショップがスタジオの隣にできていました。
お友達のお土産買っとけば?というと、まだ初日じゃん!荷物増やしてどうすんの。持つの
僕でしょ?と息子。そう言えば。そうだった(笑)


ブラブラと散策。すがすがしい空気。あぁ。夏のロンドンにいるんだなぁ。
今日はこのあと何にも予定はなし!


大英博物館に行って(もちろん裏口から並ばずに入って 笑)ラッセルスクエアあたりを散歩
して。それからV&A に行って、お気に入りの併設のレストランで食事して。
トラファルガー広場も行こうかなぁ。セントマーティン教会を息子に見せたいし。
それから友達のAkemiちゃんのオックスフォードストリートのサロンに行ってお土産を渡して。
時間が合えばお夕食を一緒にしたいな。なんて自由なある夏の日のロンドン。でした。