2013年6月30日日曜日

no.481 english pub

名古屋に来ています。
昨日の夜は仲良しの友人たちと栄の「山本屋本店」
私はお気に入りのほうれん草の味噌煮込みうどんを頂きました。


そこから気軽に飲めるバーを探していて見つけたのがこの「英吉利西屋」
とあるビルの地下、一番奥まった場所にあるEnglish Pubです。
重厚なアンティークで飾られた店内には、ずらりと並んだウィスキーやリキュール。
お酒に関してものすごく博識な白髪のオーナーとキビキビ働く若い青年の応対も気持ち良く
とても居心地のいいお店でした。


付け合わせで出て来たパテとクリームチーズとマンゴー。


私が頼んだのは、グレンフィディックのソーダ割りとペルノの水割り。

こういうものを美味しいと思えるようになっただけで、大人になって良かったな〜なんて
思うのです(笑)


2013年6月28日金曜日

no.480 TWG tea

去年の夏にシンガポールに行った時に、TWGというブランドのお紅茶を初めて知りました。
泊まったどこのホテルのお部屋にも何種類か常備されてて、どれもとっても美味しい!
人気があるのがわかります。


オーチャードにある店舗までお土産用にここの紅茶を何種類か買いに行きたかったのですが、
息子はまるで興味がないのでホテルの部屋でひとりTVを観ながらマッタリしたいって。
部屋をノックされても応対に出ないこと。電話が鳴っても出ないこと。
このふたつを約束させて、私ひとりだけ地下鉄に乗って街中に出かけました。
海外で初めてひとりにさせたので本当に不安でしたが、本人はいたって平気。
「ごゆっくり〜♡」だって(笑)


で、お言葉に甘えて、ひとりでお茶も飲んできました。
ここのところ、ひとり旅に全く出かけていないので、地下鉄も新鮮。見知らぬ街も新鮮。
お店の人とお話するのも新鮮!
いくら親子とは言え、息子も私も「ひとりの時間」が欲しかったんだな〜と感慨深く思った
夕方でした。
お店の方に伺ったら創業は2007年なんだって。わりと新しいブランドなのね。
パッケージにある1837は、シンガポールで紅茶の貿易が始まった年だとか。
1837って表示があると「老舗感がでるでしょ?」って、お店の店員にウィンクされました(笑)

ところで日本に売っていないと思って、せっかくお土産に買って来たTWG。
2010年に自由が丘に店舗ができていたようです。
今度ヘアサロンに行った時、寄ってみようっと♡


2013年6月27日木曜日

no.479 banana honey toast

じゃーん♡
最近のランチは Banana Honey Toast なのだ♡
有塩バターを塗ってこんがり焼いたトーストに輪切りのバナナをのせてはちみつをとろ〜り。
そしてシナモン・パウダーをちょっとふる。
これとコーヒーか濃いめのミルクティーがあれば、お昼はなーんも言うことなし!


実は最近やってない、これ系のレシピをひとつ。

バナナ・あんこ・トースト。

思い起こせば高校生の時に、大橋歩さんとか上田三根子さんなんかがイラストを描いてた
学校で取り寄せる女生徒向けの冊子があったのです。
冊子の名前は忘れちゃったけど、B6くらいの小さな冊子、付録付き。
ここに載ってたレシピ「バナナ・あんこ・トースト」
一瞬「げっ!?」ってなるけど、これが食べてみたらまた美味しいの〜♡
あんこは缶詰の「ゆであづき」です!

あ〜。明日のお昼、やってみよっかな♡


no.478 a spiritual place

和歌山県には1度しか行ったことがありません。
まだ制作会社に勤めていた頃、お正月1/2から、何故か和歌山を巡る旅行に出かけました。
なんで和歌山に興味をそそられたのか、もう訪れた理由も忘れてしまった。
でもその頃から、神道や仏教、スピリチュアルな見えない世界に心魅かれていたのは確かで、
高野山に行ってみたかったからだったかもしれない。

息子が数年前から南方熊楠に興味を持ってて、今年の夏休みは自由研究のために熊楠の故郷、
和歌山に1週間の旅に出かけることになりました。
昨晩は久々に旅のコーディネイト。
宿泊からエア、レンタカー、熊楠のゆかりの地のピックアップから、熊楠巡りに飽きた時の
ために夏休みらしいアトラクションも入れて1週間の旅の輪郭を出していきました。
こういう時に現実に仕事でやってるコーディネイト力がモノを言います(笑)
ただ、プライベートの旅行の時も、家族が一緒だと、車の手配やら食事場所の設定なんかに
ヤキモキしてしまうのは条件反射というか悲しい性(さが)というか...。


那智の滝。
飛瀧(ひろう)神社のご神体。
平安時代に、いま実在してたら相当な天才アーティストであったであろう花山天皇が、ここ
の二の瀧で千日修行をされ、修行の邪魔をする天狗達があの安倍晴明によって岩山深く封じ
込められたという伝説の場所。
この清冽な水の粒子が飛び散る空間で、10歳の息子はいったい何を思うのでしょうか。

1日目は有無を言わさず熊楠も滞在した高野山の一乗院という宿坊に泊まり、翌朝は1時間の
阿字観と呼ばれる真言宗の座禅(瞑想法)の予定(笑)
一応ハードスケジュールなので本人に確認したら「行くっ!座禅やるー!ボク、なんせ体力
に自信あるから!」だそう。

この子、前世はやっぱりお坊さんかなぁ。


2013年6月25日火曜日

no.477 Lush

わぁ!LUSH♡
先日の神戸公演でお会いしたフローリスト薄井さんご夫妻とお嬢ちゃまの理衣ちゃんから
プレゼントを頂きました。

梅雨のこの時期は本当に身体がだるい。
少しでもすっきりと爽やかに過ごすのに、バスタイムは重要なアイテム。
息子を送り出してからお掃除をして、さてこれから優雅に午前中のバスタイムです♡
その後は、恐怖のデスクワークが待ってます...(笑)


ある時、ロンドンのCovent Gardenで、すごく強い芳香を放つたくさんのカラフルなボール
の山を見つけました。
山積みにされた色とりどりのボールと芳しい香りにびっくり!
今にして思うと、LUSHが Covent Garden に店舗をもったばかりの時で、アドバータイズメ
ントの 一環として、オープンエアで販売していた出店だったのでしょう。
まだ当然日本にも店舗はなくて、その時、店員の女の子がいろいろと説明してくれました。
ドーセットに本社があること。動物実験に反対していること。オーガニックな素材だけを
使っていること。
あれから16年!? LUSHのお店も世界中で見ることができるようになりました。


Neal's Yard と共に、香りを嗅ぐといろんな想い出が甦ります。


2013年6月23日日曜日

no.476 chinese restaurant Love Love

昨日から神戸に入っています。
神戸の夜はいつも東門街の台湾料理「愛愛」
昔はプレハブみたいなお店で、店内も油がにじんでとても綺麗とは言いがたいお店でしたが
最近リニューアルして別のお店みたいに小綺麗になりました。
私はどっちかって言うと昔の方が戦後の昭和の雰囲気が漂ってて好きだったな〜。
でも、味は変わらず美味しい。
お店のおじさんも(この方、丁寧で優しくて、でも寡黙で可愛らしいの!)相変わらずいい
人で、行く度に和みます。


餃子、豚のあばら肉の唐揚げ、金華ハムのチャーハンなどが有名。
この他、台湾汁そば、ひき肉のレタス巻き、味噌ダレで頂くチョリソーなども美味しい。
仕上げは直径15cmはある特大杏仁豆腐♡
一人で頂くのはちょっと無理ですが、何人かで分けあうのにはちょうどいい量です。

明日のことなんか全く気にしないで、気の置けない人達とゆっくりここでご飯食べたいなー!


2013年6月21日金曜日

no.475 The Cloisters Museum & Gardens

さて、この素敵な場所はどこでしょう?
イタリアの修道院...? 南プロヴァンスの別荘...?
ブー!違いま〜す(笑)ここはなんと...。ニューヨーク!


ニューヨークの中で私が最も好きな場所をあげるとすると、マンハッタン北端に位置する
ここクロイスターズは外せません。
THE CLOISTERS MUSEUM & GARDENS。
1930年代にフランスから移築した5つの回廊(クロイスター)を中心として、統一性がでる
ように再構築して造り上げた美術館。
あのメトロポリタン美術館の別館となります。
収蔵品は12〜15世紀の中世西洋美術品が最も多く、そのほとんどが、あのジョン・ロック
フェラー2世によって、メトロポリタン美術館に寄贈されたものだとか。


このチャペルに最初に足を踏み入れたとき、墨衣(すみごろも)をまとった、たくさんの
お坊さん達だけによる荘厳な声明のコンサートを開いてみたくなりました。
私の頭の中だけで、完璧な美が結晶している「夢」


私はこういう中世のものが好き。
人には、ちょっと意外に思われるんだけど。


2013年6月19日水曜日

no.474 fragrance combining

買っちゃったー! JO MALONE のフレグランス♡
前から欲しかったんだけど、以前のコロンがまだ残っていたので、買っちゃうとどちらも
無駄にしちゃう気がしてためらってたの。

フレグランス・コンバイニング。
ひとつのコロンの上に更にもうひとつの香りを重ね、その人独自の香りを醸し出すこの提案
を JO MALONE がしているのを知って、ぜひ試してみたかったのだ。
私が選んだのは、AMBER & LAVENDER と WILD FIG & CASSIS の組み合わせ。
さっそく、ひと吹きしてみたら、ファースト・ノートは爽やかな夏の香りがしました。


コンバイニングの組み合わせは、いろいろなパターンがあってすごく楽しめそう。
なので、これという気に入った香りを見つけるまでは、30mlの小さい容量を買って、たく
さん試してみようと思ってます。

調子が悪かった自分に、ちょっとしたプレゼント♡


2013年6月18日火曜日

no.473 books

今日は本当に体調が悪い一日でした...。
肩こり、食欲不振、眠気、倦怠感。
風邪をひいたとか、胃の調子が悪いとかいう、はっきりとした症状がない不調。
ソファやベッドに横になると、そのまま深く深く眠ってしまいます。
ここ2日間、オフで良かったわー(笑)

読書。
目覚めた時にすぐ手にとれるように、いろんな場所に何冊か。


仲畑貴志「この骨董が、アナタです」
河合隼雄「とりかえばや、男と女」
梨木香歩「家守綺譚」
メイ・サートン「夢見つつ深く植えよ」
磯田道史「龍馬史」
須賀敦子「塩一トンの読書」

本って、寝ながらにしていろんな場所に連れて行ってくれるのね。


2013年6月14日金曜日

no.472 Kua Aina

ある日のお昼。
KUA AINA(クアアイナ)のクォーター・アボガド・バジル・バーガー。チェダーチーズのせ。
ここのハンバーガーやポテト、美味しいよね〜!ヘルシーで。
でも息子はマクドナルドのダブル・チーズ・バーガーの方がいいんだって!?
慣れ親しんだ味だからかなー。


何をかくそう、私はハワイには2回しか行ったことがないの。
いい所なのにね〜。
あの空もあの海もあのブーゲンビリアな空気感も♡
息子にいたってはいまだゼロ回なので、ぜひとも行きたいそう。
夏休みは塾と剣道と自由研究の旅で終わるので、長期の旅行はぜったい無理。

受験に受かったら、ご褒美に「家族旅行」で「ロングステイ」はどーだ!!


2013年6月13日木曜日

no.471 Peter Spier Rain

今日は霧雨の一日。
空気を入れ換えていたら、リビングの床が湿度でしっとりしていました。
やっと梅雨になった感じ。


紫陽花が咲いているお庭もよく見かけるようになりました。

ピーター・スピアの「雨、あめ」という絵本。
息子が小さい時によく一緒にページをめくりました。

幼い姉と弟が、雨の日に、レインシューズ/レインコート/レインハットの完全装備で外に
遊びに飛び出すお話。


普段見慣れている街や農場も、雨の日はまた違った表情を見せるもの。
公園も。街路樹も。道路にとめてある車も。雨宿りする鳩たちも。
みんな、みんな、雨、雨、あめの中。
そして、びしょびしょになっておうちに帰ったら、服を全部脱ぎ捨ててシャワーへ直行。
さっぱりとした体で、ビスケットと温かいお茶を頂きます。

この絵本をまねして、小さかった息子と雨の中をテクテクお散歩したことがあったっけ(笑)

子供の時だけに体験できる、なんて幸せな時間。


2013年6月12日水曜日

no.470 2k540 aki-oka Artisan

2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル・アキオカ・アルチザン)

秋葉原と御徒町の間の高架下に職人さんの工房とショップを兼ねた新しい空間があります。
JR東日本によって立案され、2011年9月にオープンしました。
2k540は日本橋からここまでの距離(2k540m)を表し、職人(アルチザン)の街を現代風に
現した場所。
日々進化している感じで、行く度に内部が成長している感があり。
初めに行った時はショップの充実感がイマイチでしたが、これから時間をかけてどんどん
オリジナリティが出て来る気配がします。
なにより電車の高架下にこういうスペースを持ってくるっていう発想がすごい!
東京の新しいかたち。


中でも、私のお気に入りは「日本百貨店」
日本の各地の名産、特産、工芸品などをセレクトしていて、いい物を少量ずつ売っている
お店です。
国産品のセレクトショップ。
置いてある商品は、時期によって、季節感いっぱいに変化していきます。


仕事でよく利用する羽田空港にも、日本をdiscoverする面白いお店が増えてる。
置く場所、配置の仕方、見せ方ひとつで、モノって「ポップ」にもなったり、「ザ・おみやげ」
みたいになったりもする。
「モノ」の違う側面を見いだして新たな息吹を与えるって作業は、セレクトする人達のセンス
と才能如何によるんですね。
「セレクト・ショップ」ってオーナーの個性が発揮できて面白い〜!


2013年6月11日火曜日

no.469 Mitsouko

生来せっかちなところがある私は、20代の時にいつも自分にイライラしていました。
早くいろんなことを経験して、早く物わかりが良くなって、早く大人になりたかった。
そんな時に憧れたゲランの香水「Mitsouko/ミツコ」
このノーブルな香りが20代の小娘に似合う訳がないのに、背伸びしてつけていたのは今に
して思うと滑稽でしかないな〜(苦笑)
若い時って誰でも、無謀で訳わからんちんで本当にお馬鹿さんで身の程知らず。
でもだから怖がらずに何でもできる素敵な時代...とも言えるのかな。


当時は海外に行くと機内販売リストに必ずこのMitsoukoがありましたが、今はとんとお目に
かからなくなりました。
現代的で都会的な香りじゃないから人気がないんでしょう。
でも、私にとってはすごくノスタルジックで懐かしい香り。
もうこの香りをつけても充分似合う年齢になったのに、生活が若い頃より更にカジュアル
になった今の私にはちょっと無縁な感じです。
ドレスアップしたり着物を着たりした時には、しっくりとなじむんでしょうね。
バカラのボトルに入ったシックで上品なMitsoukoの香水。

ちなみにMitsoukoというネーミングの由来は、19世紀ドイツの社交界の花だったクーデン
ホーフ伯爵夫人の光子さんからつけられたというのが定説でした。
この光子さん、旧姓は青山みつさんといって、白洲正子の骨董の師、青山二郎氏の母方の
従姉妹にあたります。


2013年6月10日月曜日

no.468 my favorite places

14時から青山で打ち合わせ。
早めに車で家を出たので1時間前に到着!

青山に来た時にいつも覗くお店をふたつほどご紹介。
まず、青山ベルコモンズB1の「CIBONE」
雑貨や書籍、家具からお洋服まで取り扱うお店です。
気に入って使っている「Gien/ジアン」のお皿、「Diptyque/ディプティック」のいちじくの
オードパルファムなどもここで買いました。
季節ごとに輸入もの、Made in Japanもの、セレクトされた雑貨が新旧とりまぜてディスプレイ
されるので、雑貨好きの私としてはマストゴーです(笑)
よくここで知り合いに会うので、それも少し楽しみだったり。


ふたつ目はアンティークショップの「LLOYD'S」
ここも三丁目の交差点に近いので、打ち合わせの前によく寄ります。
大物の家具とかは本当に熟考してからじゃないと手を出せないけど、小さい小物、雑貨など
は手軽に季節感が出せるので、たまに購入したりして。
クリスマスの時期などは、オーナメントや置き物なんかも日本のものにはない可愛さなので
見ているだけでも楽しい♡


息子が独立したら、ルーツである吉祥寺の界隈か、この青山の裏通りに「東京の家」として
小さいマンションを買い、本当に好きなものだけに囲まれて暮らすのが、私のちょっとした
夢だったりします。


no.467 close friends

先ほど掛川から戻りました。
20:03のこだまに乗車できたので22時過ぎには自宅へ。

昨晩はスタッフ打ち上げがありました! 通称「なか打ち」♡
ツアー半ばにやる打上げだから「なか打ち」って言うんだって。
総勢120名の中に、メンバーと私も入れて頂いてすごい熱気でした。


普段、顔を合わせることのないトランポさんとか、バックステージで特効をやっている方
とか、ワードローブさんとか、ヘアメイクさんとか、音響関係の方とか。
今更ながらですが、これだけの人数の人達に支えられてコンサートって成り立つのね。
この他に当然現地スタッフやバイト君、コンサートをオーガナイズしているイベンターや
元締めのエイベックスの方々がいて成り立つ「夢」の世界。


なかなかじっくり話せない人達と、久しぶりにおしゃべりしました。
マイナーチェンジはあるけれど、大体が10年以上一緒に仕事をしている仲間たち。
プライベートの友達とは違う距離感、でも強い信頼関係で成り立ってる仕事仲間って、
なんだかいいよね!

ちょっとー。みんな相当酔っぱらってるんですけどー(笑)


2013年6月9日日曜日

no.466 green tea

静岡公演。
昨日から掛川に泊まっています。
掛川はお茶が有名なので、ホテルの備え付けのお茶も、ティーバッグではなくて茶筒に
入った茶葉とお急須が常備してありました。

掛川茶って普通茶よりも2倍も3倍も蒸し時間を長くして、いわゆる「深蒸し茶」なんだ
そうです。
だからお茶の緑色が濃くて綺麗。
味もまろやかで甘く、香りも上品。
天葉(あまね)というブランドの「さえみどり」というお茶をお土産に買いました。


自宅だと朝はコーヒー。
でも掛川の朝は、ソファでゆっくり日本茶を頂いてみました。


2013年6月6日木曜日

no.465 Royal Botanic Gardens Kew

 Royal Botanic Gardens , KEW/キュー王立植物園

ポコンと一日時間が空いた時によく行ったキューガーデン。
イギリス人は本当に庭好きで、普通の住宅街でも大変良く手入れされたお庭があり、春から
夏にかけては一般人にオープンしているお宅も見かけます。
庭は塀に囲って自分達だけが楽しむものじゃなく、美しさは人にもお裾分けするべきもの...
という発想なんでしょうね。

18世紀に創建されたこの広大な植物園は王室が管理していて、貴重な文献、美術品と共に
学術的に大変価値の高い植物が多数生息しています。
これはWater Lily House/睡蓮の家。
中は一定の湿度が保たれた、外とは全く異次元な空間をもつ温室です。
先日、KEW Gardensのグッズを売っているお店を見つけ、エッセンシャルオイルやガーデン
グッズなどを懐かしく手に取りました。


バーネットの「The Secret Garden/秘密の花園」という本が小さい頃好きでした。
両親から充分に愛されているという実感が持てなかったふたりの子供達が、秘密の庭の再生
をかけて植物の世話をしていくことで精神的にも肉体的にも元気になっていく物語。
植物や動物の世話をすることを通して、世話している当人の「心」を育成することにもなる
んだね。

ロンドン市内からは、地下鉄ディストリクト・ラインに乗ってキューガーデン駅を降りたら
歩いて10分です。


2013年6月5日水曜日

no.464 sweet memories

昨晩、リビングで宿題をしている息子の横で姉と「息子の目が小さい...」という話になり、
「それは太っているから顔の回りの肉が集まってきて細く見えるのか?」とか
「小さい頃はつぶらな瞳でそんなじゃなかった」とか、散々からかっていました(笑)

「渥美清に似てる!」(姉)
「寅さんをYOU TUBEで見てみよう!」(私)
「...寅さんってどこの方...?」(息子)

早速見せると、昭和が好きで、旅が好きで、周りのおじちゃん、おばちゃんにやけに可愛
がられる息子は「すごい!レトロだ!」とハマりまくり。
編集版を見ながら、次々に出て来る俳優さんの話や柴又の話、寅さんが訪ねた色々な地方
の話で盛り上がりました。


柴又/帝釈天にはいろんな想い出があります。

高校の時の友人達と川沿いの「川甚」にうなぎを食べに行ったこと。
参道の骨董屋さんの伊万里のうさぎのお皿が可愛かったけど、高いので買うのを止めたこと。
大晦日に姉と神田明神辺りに初詣に行き、深夜に電車を乗り継いで柴又の帝釈天にも行って
温かい天丼を食べたこと。

一人暮らしの時に、友人のホソから借りたビデオで「男はつらいよ」にハマったっけ。
特に「とらや」で家族みんなが楽しくおしゃべりをしながら食事をする場面が好きだった。

日本人の原点。もう失われてしまった団らん。郷愁。

もしかするとあの場面は、江戸時代からの庶民の家庭の最後の残像だったのかも...。

小学校に上がる前に一度だけ柴又へは行ってるんだけど、息子は忘れてるみたい。
塾の模試が終わったら、また連れて行ってあげようかな。


2013年6月4日火曜日

no.463 eihei-ji

白山比咩神社へお参りしたあと、その足でまた福井へ戻り、曹洞宗大本山「永平寺」へと
向かいました。
永平寺は、1244年、道元禅師によって開かれた深山幽谷の地にある名刹。
ここの参道でしか売っていないお線香「吉祥香」を買いに。

参道で遅いお昼のおろしそば。
見た目はちょっとなんだかなーですが、さすがにお蕎麦の有名どころ。美味しかった。
ごま豆腐はさもありなん♡


そばを流れる永平寺川に、豊かな水をそそぎこむ龍口。


昭和5年に建築された絵天井の間。230枚の絵がはめられています。圧巻。


お寺の内部。新緑が本当に綺麗で、初夏の風がとても涼やか。
修行僧の方達が、それぞれの役割りにのっとってきびきびと立ち働いています。
息子もここに修行に出したい(笑)




参道に佇む観音様。
雨の日も、雪の日も、風の日も、夜も朝も、ここで世界平和を祈られているお姿。


信仰はひとの基本。
森羅万象に対する畏れ、慈しみ、敬う心を失ってしまうことは、自分自身の存在意義をも
失ってしまうこと。


no.462 shirayamahime-shrine

福井からの帰路、エアを最終便に変更して、加賀国一ノ宮「白山比咩神社/しらやまひめ神社」
にお参りしてきました。
ご祭神は白山比咩大神「菊理媛神/くくりひめのかみ」
創建は718年。越前の修行僧、泰澄大師によって開かれ、ご神体は白山。
通称「白山/しらやまさん」と呼ばれ、人々に親しまれています。

この美しく荘厳な佇まい。言葉を失います。


そして、白山比咩神社独自のこの大きく見事なしめ縄。


菊理媛様は気高く、美しく、そしてとても厳しい女神様だそうです。
お社すべてに侵しがたい気品があり、何度かお参りしていますが、いつも透明で爽やかな空気
に満たされている場所。

お祈りするのは、大きなことから。
世界が平和でみなが幸せな世の中になりますように。
そして日本が、凛としてその平和へのイニシアチブをとれる国になりますように。
周りのこと。家族のこと。息子のこと。
そして最後の最後に自分のこと。

私の進むべき道をどうかお示し頂けますように。


2013年6月2日日曜日

no.461 Fukui kurokawa 2

福井2日目の夜。
再び「くろ川」に行ってきました! 私たちって...どんだけなの〜?(笑)
今宵は、珍しく日本酒を。常山と黒龍。福井の辛口。

のどぐろ。
大ぶりで油の乗った絶品のお魚。
私たちのために、今日、市場で仕入れて来てくれました。


で、昨日撮り忘れた「へしこのお茶漬け」もアップ!



....完食....(笑)



二日間、本当に美味しく頂きました。
大将。美味しいお食事、楽しい時間をありがとう♡

今はホテルのお部屋でアロマを焚いてリラ〜ックス!


no.460 wheat fields

小松空港から会場へ向かう車の中で、青々とした水々しい田んぼと黄金色をした畑の、色の対比
がとっても美しい風景を何度も見かけました。
ドライバーの方に伺ったら、黄金色の畑は麦畑だそう。
6月の今がまさに刈り入れ時で、刈り取った後は大豆を植えるんだそうです。
なるほど。これが何十年も前に学校で習った二毛作ね。
ゴッホの「麦畑」は秋じゃなくて、初夏なのかぁ。
知らなかった...。

枯れ草の黄金色は、そこだけ見るとまったく秋の風景のように見えます。
青田と並んで延々と続くその二色のコントラストは、とても美しいものでした。


息子の名前の命名に迷っていた時、ツアーで訪れた福井で「九頭竜川」の名前にインスパイア
されたことを思い出しました。
あの時は雪の舞い散る寒い寒い福井。
龍の一字をもらった息子は、今年で11歳になります。

蛇行する九頭竜川を車の中から眺めながら、「これからもどうか見守ってやってください」と
思わず神様にお願いした6月初日の午後でした。


no.459 Fukui kurokawa

昨日から福井に入っています!
昨晩は皆さんと念願の「くろ川」へ。
ホテル到着が遅れたので、お店に入る時間がだいぶ遅くなってしまいましたが、大将はじめ
お店の方達が今年も温かく迎えて入れてくれました。

まずはめっき鯛をかるく炙ったもの。


なんと!鯖のお刺身。とろみたい!
青魚が苦手な私も目から鱗の味。お魚の概念が変わります。


甘エビ〜!


梅貝(バイガイ)♡


そして、最後は「へしこ」の水茶漬け。
「へしこ」は福井名産で鯖の糠漬けです。かなりしょっぱい。
紫蘇をちらしたご飯にひたひたと氷水をかけ!?、別皿の焼いた「へしこ」をちょっとずつ
齧りながら冷たいお茶漬けを頂きます。
お酒のあとに、これが...もう...ほんとに美味しいのです...♡

あぁ、幸せ!