2015年8月23日日曜日

no.809 that i think recently

大阪のホテルで、久しぶりにゆっくりと新聞を読みながらの朝の時間を過ごしています。
先日、とても凄惨な事件がありましたね。
自分よりも弱い者、子供や動物に、なんであんなに酷いことができるのか。
だいたいが何のために?
自分の欲求のはけ口に他者の命をあたかも「もの」のように扱うなんて、あんた何様?

息子を育ててきて思うのは、本当にかけがえの無い唯一無二の存在、自分の身に換えてでも
守るべき存在って世の中にあるんだってこと。
それを突然あんな酷いかたちで奪われるなんて。
想像するだけで身震いするほどの怒りを感じます。
日々の忙しさで煩わしく思ったり疎ましさで放ったらかしちゃいたい時は誰しもあるけれど、
そんな一瞬の心の隙がこんなことを招いてしまう。
小さい時から駄目なものは駄目。危ないこと、他者を傷つけることは決してしないことを繰
り返し繰り返し教えていかないと。
そしてそれを自分自身も実践していかなければね。
親である自分が、まずブレないでいること。


子どもは世界の宝物でしょ?
どの命もかけがえのないものでしょ?
それを傷つけて奪える権利なんて誰にもない。


2015年8月22日土曜日

no.808 osaka again

a-nationで大阪に来ています。
新幹線、夏休みもあって激混み〜。
この歳になるとやっぱり普通車で長時間移動はツラいですね〜。
でも立場上グリーンに乗るわけにはいかず(涙)
世界的な中国骨董の有名な収集家、とある高齢の貴族の男性は、絶対ファーストには乗らず
エコノミー席で世界中収集の旅に出ていたのだとか。
偏屈なところがある、でも筋の通ったイギリス人らしいね。
でも、それは体力があるからこそできるんだよなぁ。

西洋銀座のサンドイッチでお昼。今日は家から豆を挽いて淹れたコーヒーを持って来ました。


会場のケータリングにあったトリュフ入りの「たこ焼き」!あつあつ!


ステージ場でのキーボード宮崎さん越しのリハーサル。青の風景。


本日が大阪初日です。
夏フェス。昔からアウェイなタイプだけど、さらに年々アウェイ感が強まっている感が(笑)
若者の祭典だからねぇ。


2015年8月15日土曜日

no.807 this is my local area

先日の地元飲み。
私、小・中学時代、いまと違ってかなり偽善的でいい子だったから大人受けが良くて。
大学に行ったあたりから、そんな自分に段々と嫌悪感が湧き出てきて、いまやこんな50代
になりました(笑)
その時のトラウマか、いまでもポイント高い箇所で頑張ってるフリする人や偽善者を見ると、
嫌悪感を通り越して気分が悪くなる。極端だからね〜性格が。
そんな訳で同窓会は行かない。その時の自分を思い出すのがイヤだから。
あまりに嫌なその時代を忘れたいってずっと思ってたら、ほんとにいろんなことを忘れてて
ちょっと笑っちゃったけど。
同級生の顔、先生の名前、出来事。かなりの確率で忘れてます(苦笑)
でも、少人数の気の合う古い友だちと、ゆっくりご飯食べたりお酒飲んだりするのは本当に
いいものだよね。

久しぶりに焼肉。通ってるジムの前の味楽亭。美味しい!


地元なのに知らなかった素敵なバー。
そこはちゃんとしたバーテンダーの方がいらして、旬の果実「白桃」で爽やかなカクテルを
作ってくれました。


シガーも置いてあるの。ダビドフ。
ゆっくり吸って香りを楽しむシガーは、これまたゆっくりとお酒を楽しむ時間に本当に良く
合うのねぇ。


これは、大人にならないとわからない良さだよね。


no.806 sho-ki-imari

金粉蒔いた〜。初期伊万里の鳳凰皿。
いま最後の磨ぎに入っていて、あともう少しで完成です。
私の技術が未熟なため、ところどころ磨ぎ破り(金を磨く時に、磨ぎすぎて継いだ金を破り
地肌が見えてしまうこと)をしてしまい、がっくり(涙)
継いだ箇所が多いので、金も大量に使いました。豪華。

初期伊万里とは、1616(元和2)年に日本で初めて焼かれ、江戸前期1673年位まで
に作られた磁器のこと。
ちょうど大阪夏の陣から江戸幕府創成期のころ。
数多くの美術品がそうであるように、この焼き物の技法も大陸から伝わりました。
中国や半島の磁器、そして今の磁器などと大幅に違うところは「生掛け焼成」していること。
通常、器を成形したあとは素焼き(900℃位で低温で焼くこと)をしたあとに本焼き、と
なるのですが、初期伊万里はこの素焼きを省いて、成形後に呉須で下絵を描いてから、いき
なり1300℃で本焼きしています。
なので焼き上がったあとの器は、破損したり、亀裂が入っていたり、歪んでしまっていたり。
釉薬につける時についた指のあと、窯内で降った灰や鉄分の付着や、窯床と器がくっついて
しまうのを防ぐために撒いた粗砂が高台についていたりもして。
でもそんな未完なところが逆に初々しく、温かく、すごく味があるものになっていて、私は
大好きなんですね〜。初期伊万里。


誰がつくったのかな。この鳳凰のお皿。
ひどい直しがされていたのを縁あって私が手に入れて、こんな風に金でなおされて。
喜んでくれてるかな。それとも、ちょっとこそばゆい感じかな。
1年以上、直しながらこのお皿に対峙して、400年くらい前にこれを作ったひとのことを
ずっと考えていました。
男のひと(陶工は当時そうだよね!)で、陽に焼けた顔、腕をしてて、汗をふく洗いざらし
の布を首にかけて。
400年後のいま、あなたが作ったお皿を私が手にしています。

大事に大事にするからね。


2015年8月14日金曜日

no.805 o-shi-ba-i 2

ここのところ、観劇づいています。
池袋。大学に行かなくなってから、あんまり足が向かない場所になってしまった。
繁華街から少しはずれると、古いお寺があったり閑静な住宅街があったり。
休日は比較的静かで、緑も多く昔の「町」の面影があるところです。

そんな街、池袋のシアターグリーンというハコで「合歓版・南太平洋」というお芝居を見て
来ました。
大学の後輩にあたる雨川さんが出演されるということで、ご案内のメッセージを頂いて。


真夏。この時期のあの不幸な記憶。たくさんの人達の犠牲の上になりたっている私達の平和。
「南太平洋」は、こういう重たいテーマを扱ってはいるけれど、そんな中に笑いあり、ほの
ぼのとした癒しあり、しみじみとした憂いあり...の素敵なお芝居でした。
人種も世代も関係ない。必要なのは他者を思いやるこころ。

だれの子どももころさせない。
このスローガンで活動し平和維持を推進する「ママの会」に私も入っています。

戦争なんて。絶対にいけない。


2015年8月13日木曜日

no.804 o-shi-ba-i

日大の芸術学部。
その道を志す人の中には、この学校に入りたいが為に、それはそれは入念に色々とリサーチ
して受験に臨む方もいらっしゃるのだとか。偏差値、というより、倍率すごく高いからね。
わたしは…。超いい加減に受験して、たまたま受かってしまって。
だから。在学中は一生懸命に精進している人達の中で常にアウェイ感に包まれていました。
それは当然だよね。『志/こころざし』がないんだから。

花組芝居の座長、加納幸和さん。
フラフラと「音楽をやろうかどうしようか?」なんて迷っていた考えなしの当時の私とは、
そもそも入学した時からまるで空気感が違う方でしたね。
ほんと「同期です!」なんて言うもおこがましい。私からしたら雲上人です。
そんな加納さんと木原君主催の飲み会でお会いしてから、コンサートにお誘いしたり、息子
のつたない剣舞を観に入らして頂いたり。
ご案内頂いていた二子玉セーヌフルリで開催されているHON-YOMI「かもめ」を観に、昨日、
息子と二人で伺いました。


舞台装置は椅子、テーブルのみ。
そして客席と舞台、うつつと夢の境目に蝋燭が灯され、BGMは鳥のさえずり。
シンと冷やされ、ほんのりと照明が落とされたお稽古場は、どこからか樹の香りがしてくる
ような。そこは一歩足を踏み入れた時から、もう物語の世界です。

朝早くから、社会の宿題のためにお友達と自由が丘のケニア大使館に出向いていた息子は、
ここで早くもうつらうつらとし始め、結構目立つお席だったのでしょっぱなから舟をこいで
るのはまずいよなぁ〜と思い、時々ひざを叩いて起こしたりして。
でも、いざ照明が落ち、役者の方達がわらわらと舞台に現れた瞬間から、息子、もう目が釘
付け。どっぷりとチェーホフのお話の世界へ。
笑いのポイントがちょっと人と変わっている息子は、妙なところで「わはは!」なんてこと
もありましたが、とにかくすごい集中力で舞台を観ていました。
あっという間の90分!

終演後に、加納さんとご一緒にお写真を撮って頂きました。


以前「チェーホフはまだ13歳でらしたら少し早いかもね〜。」と加納さんがおっしゃって
ましたが、とっても楽しかった!面白かったです!と息子がお伝えすると、お忙しい中ニコ
ニコと微笑んで、いろいろと立ち話をしてくださいました。

帰りの車の中で「お芝居の中で誰が一番好きだった?」と息子に尋ねると、「すごく面白か
ったからみんな良かったけど、もうダントツに加納さん!ぼく、ほぼ加納さんしか見てなか
ったかも!」とのこと。

こんな若い時から、才能豊かな人とこんな形で出会えるというのは、あなた本当に幸せです。


no.803 homework of summer

夏休みの理科の宿題は自宅でできる理科の実験。
息子は「廃油でできるエコ石鹸」にチャレンジです。


まず表題の「廃油」なのですが。
うちは高齢家族。あまり油物の食事はしないので、まず廃油はでない(笑)
仕方が無いのでオリーブオイルを代用で使います。
苛性ソーダ。劇薬に指定されているので購入時に印鑑が必要。ほんと買って来る親も大変。
お水、空の牛乳パック、めがね(苛性ソーダが目に入ると失明するんだって)、手袋(素手
で苛性ソーダを触るとやけどするから)、そして精油(今回はローズマリーね!)
以上が材料となります。

苛性ソーダはお水を加えると強力に発熱するので、庭に出てベランダでの作業。


すべての材料を計り、手順通り混ぜて溶かし精油を加えます。
あとは使わなくなった菜箸などでグルグルして、マヨネーズ状になるまで混ぜるだけ。
夕暮れの時間、ひたすらマゼマゼする息子。


んがぁ、しかし!まったくマヨネーズみたいにならず!?
計量ミスか、オイルの質か。とろみはつきましたが、マヨネーズ状にはまったくなりません。
時間が足りないかも!ということで、息子と私、暗くなるまでクルクルクルクル(笑)
「しょうがない。片栗粉入れる〜?」「バカモン!料理じゃないんだからさぁ。」
「このまま固まらなかったら宿題になんないじゃ〜ん。」「その時は…自然派コスメのお店
でオリーブオイル石鹸買ってきなさい!アンタのお小遣いで。」「え〜っ!!!ぼく小心者
だから、きっと買ったって言っちゃうよ。」

とうとうこの日は諦めて、どろ〜んとした液体入り牛乳パックを暗く涼しいところに保管。
4日間置いてみることになりました。

「あとは神頼みかなぁ〜。」と息子。
「えっ。...そんな小さなことに『運』を使うんじゃありません。」と私(笑)

そんなこんなの夏休みです。


2015年8月6日木曜日

no.802 blue blue blue

あぁ…。もう超ブルー。


人生の後始末ってなかなかうまくいかないのねぇ。
まぁ、やれるだけやってないってことなんだろうけどね。すべて。


2015年8月5日水曜日

no.801 seafood present from Niigata

すご〜い!すご〜い!
新潟からのお届け物で、イカやサザエなど、たくさんの魚介類を頂きました!
ここ2年くらい、私の衰えた体(!)のメンテナンスのために通っているエステの凄腕エス
テティシャン、兜さんからの夏のプレゼント。


クール宅急便でどっさり届けて頂いた香り豊かな海の幸。
今夜、さっそくお刺身にして頂きまぁーす!

兜さぁ〜ん。ありがとう♡


2015年8月4日火曜日

no.800 a night in shibuya

渋谷〜。また行っちゃった〜。紫扇アゲイン(笑)
コーラスの仁科薫理ちゃんからお誘いを頂き、久しぶりにお会いすることに。
同じくコーラス貝田由里子ちゃんにもお声ををかけて、5年ぶりに3人でお食事に行くこと
になりました。

わたしが最近気に入っているお店、渋谷の「紫扇」


今日のお勧めの炙り霜降り牛肉の握り。


そして岩牡蠣〜。おおぶり!


お二人といるとほんとにコント見てるみたいで(笑)終始、大笑いの数時間。


会わなかった間の出来事や、はるか昔の思い出話、いまの彼氏のこと、かつての恋愛のこと、
現在の仕事や、「あのひと、なんなの〜???」などのガールズトーク。
お互い計画してる今後のことなどもお気楽に相談できて、ひさしぶりの楽しい晩でした。

有意義な時間をありがとー。また行こうね!


2015年8月3日月曜日

no.799 a hard day today no.3

そしてライブ二発目は中目黒「楽屋」でボサノヴァナイト。
臼田道成さん。昔、さる事務所で働いていた時に、すこしレコーディングのお手伝いをした
ことがありました。
あれから、臼田さんはブラジルへ。わたしは、なんだかんだとロンドンへ。
ひさしぶりにFacebookでつながることができ、その後マスタリングし直したCDを送って頂い
たり、メッセージのやり取りしたりしていたのですが、この日はここ1年は滅多にないとお
っしゃっていた都内でのライブ。
なんとか伺いたいと思っていたのですが、ぎりぎり渋谷クワトロから間に合いました〜。


ロックからボサノヴァ。
一晩の中でのあまりの音のギャップに、ちょっと笑ってしまった。
時折、ボサノヴァだけではなくイタリアの歌曲なども織りまぜた、ギター、ピアノ、チェロ
の穏やかなトリオの音。一日の締めくくりにふさわしい。
アンコールの最後に演奏された曲。いまタイトルを思い出せないのですが、昔、子供の頃

大好きだった曲だったのを思い出しました。
懐かしい音楽を聴くと、忘れていた昔のいろんな情景がつぎつぎに思い出されますね。

車だからノンアルコールビール。残念だけど。


やっぱり片手にロックのチンザノなんかを持ちながら、ゆらゆらとたゆたう様に聴きたいジャ
ンルだよなぁ。ボサノヴァって。
20年ぶりくらいにお会いしたのに、入ってきた時「あっ。小林さんだってわかりましたよ!」
と言って頂き、びっくり。
行けるかどうかわからなかったので、行くって言ってなかったのに。
臼田さんは東大卒でボサノヴァをやってらっしゃる変わり種。
最近は「社会派です、」っておっしゃってましたが、Facebookに上げてられる記事、いつも
興味深く読んでおります。
わたしはどこに向かって何をなすべきなんだろう?なんて、深い深い心のコアな部分に対峙
した、静かに考えさせられる晩でした。

以上3つのアイテムが重なった、わたしのハードな日。でも充実した一日の詳細でした(笑)


no.798 a hard day today no.2

ライブ一発目は、ここ渋谷クワトロ。


お世話になった元バービーボーイズ、エンリケさんのソロバンド「The Key Project」の10周
年記念ライブです。杏子さんからもお花が届いてました!


杏子さんご本人も事務所の方とクワトロにいらしてたなぁ。義理堅い良い方ですね!
お人柄の良さは本当にいろんな方から聞いています。

会場でお会いした、久しぶりのヨンちゃんとツアーマニピの笹山さん!
ヨンちゃんさすがに自撮になれてる〜。
笹山さん、ぜひ真ん中に〜って言ったのに、もう控えめなんだからぁ(笑)



タイバンは同じく元バービーのギター今道さんのバンド「ひとさらい」
すごいネーミングに引いてたら、なんとボーカル&キーボードは椎名順平さんとのこと。
この方の歌の説得力はすごかった〜。
どんな風に育てたら、林檎ちゃんといい順平さんといい、こういう風に才能ある兄妹になる
んだろうね〜。
今道さんのギターもブルージーでロックで、それでいて日本の歌謡曲にも通じるテイストも
あって、わたくし、かなり好みのバンドでした。

そして「The Key Project」
そうかぁ。こういうこと、やりたかったんだぁ、エンリケさん。
かつて私が無理矢理仕事上でプロジェクトにお引き止めしたという経緯もあり、いろんなこ
とがあって。
これがエンリケさんがまさにやりたかったことならば、煩わしかったであろうそんなこんな
は本当にお辛かったろうな、なんて。


ともに歩いた15年…。
滅多に、と言うか、仕事では絶対泣かない私が、あることで最初で最後の号泣をした時に、
福岡の「一蘭」で義男さんと共に一緒にラーメンを食べに行ってくれました。
あのとき、安易になぐさめもせず、ただただ横にいらしてくれたこと。
どんな言葉をもってしても感謝しつくせない。


ひさびさ、エンリケさんのベーススタイルが見れて、本当に嬉しかったです。
エンリケさん。夏の宵、近々、ぜひお食事に行きましょうね!


no.797 a hard day today no.1

暑い日が続く中、ご紹介を頂いて品川まで成人検査に行ってきました。
この日は午前中に検査。一度、自宅に戻ってから、夕方からライブのハシゴ!?という凄い
スケジュールの1日…。

品川のその病院の近辺は、国道や高層マンションの合間に昔ながらの住宅がひっそりと佇む
ひとの気配があまりない静かな町でした。
品川は江戸時代や明治、大正、そしてたぶん戦前までは、海沿いの船着き場のある小さな町
だったんだもんね。
下町風に植物の鉢が玄関にたくさんある木造の集合住宅は、まだ住んでらっしゃる人がいて。
こういう面影を残す昔の遺構は区や都がきちんと管理して残していくべきだと思うんだけど。
木造の建物の狭い路地に佇んでいると、かつての町並みが彷彿として、その時の「空気」を
自分がいま共有しているかのような錯覚に襲われます。

唯一、そんな昔の住宅をリノベーションして今風にカフェにしているお店がありました。
なんとお店の周りには葡萄の樹がまきついていて!


葡萄の実もたわわに実ってます!素敵。


お腹が空いたので、診療のあと、昭和な雰囲気の商店街にあったお昭和な蕎麦屋さんに入り、
冷麦を注文しました。


今年初めての冷麦!
昔、子供の頃、母が作ってくれた冷麦みたいで嬉しくなりました。
昔はこうやって、缶詰のミカンや西瓜が氷と共に載せられてたよね。懐かしい!


no.796 shi-sen shibuya

先日、お世話になっている方と渋谷の「紫扇」というお店に行ってきました。
いまはオフなので、次の仕事への準備やら、デスクワークやら、溜まりに溜まったプライベ
ートな物ごとの処理やら、ジムや整体やら、あとついでに息子の世話(笑)やらの毎日です。
そんな中、先日の横浜アリーナの公演で大変お世話になったお二人をお招きし、久しぶりに
この日は私がご接待。
知人に「いいお店だよ!」と勧められていたのを思い出して、早速ブックしました。


いやぁ。楽しかった!飲んだなぁ。お食事も美味しかったし!
珍しく泡盛!?とお店の方のご推薦の白ワインを空けて。
この歳になったら、美味しいお酒やお食事は大好きな大切な人達と価値ある時間と共に分け
合いたいよね。

最後にオーダーしたスタッフお薦めの「こぼれ寿司」


具がこぼれるくらい載っているから「こぼれ寿司」
そして、なんと!側面は上質の牛肉で囲まれてるの!


このコラボってどうなの?と思いながら口に運ぶと。
意外とさっぱりとした食感で美味しかった〜!
初めてのお店って、こんな意表をつかれる出会いがあるから楽しいですよね。
もちろん、信頼している人のご推薦あっての選択ですけど。
私は基本、お食事とお酒は美味しい物だけを大切なひと達と…がモットー。
無理しない。嫌いな人とは行かない。もうあんまり残された時間がないんだし(笑)


no.795 old small dishes

金継ぎのお稽古。
年末にくぼ先生がお稽古場を閉じてしまわれるので、もうリキ入れて通ってます。

小さい古いお皿二枚。
細かく欠けている箇所を錆漆(さびうるし)で埋めました。

左のお皿は20年以上前に上海で買ったもの。
まだ中国の経済が右肩上がりになる前で、街に独特の匂いがあった頃。
その頃、あまりの寒さにマックに入ったら、フライドポテトがサツマイモだったんだよ〜。
これ信じてもらえないけどホントなんだって!
街並みは雀の羽の色。たくさんの人が埃をかぶった自転車で移動してた時代。お菓子屋さん
のウィンドウには着色料ばっちりの原色のケーキが並んでたなぁ。
そんな街の片隅、ガラクタと価値があるものが珠玉混交となって積み上げられたおじいさん
がひとりでやってるお店の軒下で見つけたの。
山間の風景と腰を曲げながら農作業しているおばあさんの図柄。見ていると、その風景に溶
け込んで行ってしまいそうになりますね。


右のお皿は白金の骨董屋さん「関」で購入したもの。
古伊万里の図柄ではお約束の「うさぎもの」です。
先日、打ち合わせのあと、車で「関」の前を通りかかったら、お店は閉められた様子でした。
関さん。お元気でしょうか。骨董屋さんでいらした亡くなったご主人の跡を継いで「関」を
切り盛りしていらしたのですが。
20年くらい前、勤めていた事務所が白金に居を構えていた時によく「関」を訪ねていて、
初めて骨董屋さんの集まる「せり」に出た時のことや、気に入ったものを落札する時のコツ
など、たくさんのお話を時間も忘れて伺ったものでした。
私が本格的にロンドンを行き来する前にご挨拶に伺ったのが最後になってしまった。

いろんなことがあったなぁ。
直す行程をくり返しながら、じっとひとつひとつのお皿に対峙していると、たくさんの想い
が傍らをよぎっていきますね。


no.794 my son

うちの息子。中学1年生。
今年の中学受験、目指してたところへはついに行けなかったけど、お試しで何のリサーチも
せずに受けた獨協の付属校にいまは毎日元気に通っています。
結局、無理をせず自分のレベルにあったゆったりしたこの場所が、この子にとってはベスト
だったのかもねぇ。


片道1時間の通学。部活、剣道。先生、大好き。先輩、大好き。クラスの子、大好き。中間
テスト、まぁまぁ。期末テスト、気が緩んで上位から脱落。生徒会執行部。ガーデンビオト
ープ、大好き。LINEはやらない。ゲームもやらず。博愛主義。そして...美人の同級生には敬
語。どうも友だちには変なヤツって言われてるらしい(苦笑)

そんなこんなの中学生活。身長、最近わたし抜かれました。足のサイズ27!?

週に1回。本人がこころから打ち込んでいる日舞。
次の演目は大役の「藤娘」なので、お稽古の最初からお引きずりで臨みます。


なかなか思い通りにはいかないけれどねぇ。これは幸せって言うんだろうか。


no.793 midsummer

あっと言う間に、もう8月!?早いですね〜。今年はとくに早く感じる。
息子が1月に受験してたなんて…。もう2年くらい前に思える。

で…。今年はどうしてこんなに暑いの〜? 連日35℃って….。すごい猛暑…。
うちのリビングのテーブルはトップが大理石なので冷たくて超気持ちがいいらしく、ここの
ところ、ちび猫のお昼寝場所に。


昨年、鉢植えを買って後に庭に植えた紅いサルスベリ。
冬にすっかり枯れきったので、もうダメなのかな?と思ったら。暑い日差しのなか、元気に
花をつけてくれました!夏が好きな植物には、素敵な季節なんでしょうけどねぇ。


そして、先日行ったコストコの駐車場からの東京湾の遠景。
なんと!あまりの暑さで海が!もやもやと霞んでる〜。
熱中症に気をつけろって言われても、これは体調崩さないほうがおかしいですよね。
エアコンの風が嫌いな家族も、今年は7月末から全開にフルで部屋を冷やしてます。


種としての原始のアンテナが「生命の危機」を感じる今日この頃(泣)