2013年12月30日月曜日

no.576 good morning ! tokyo ♡

青山のホテル。今回は23階。いい眺め。
富士山がすっきりとそびえ立ち、こんなに連峰が近く見える。

澄み切った空が気持ちいい年の瀬の東京です。


明日は大晦日。
紅白のランスルー→リハーサル→紅白本番→カウントダウンライブ…と凝縮した一日。

幸福にも求められる人材でいられること。
幸福にも求められる仕事がこなせる健康な自分であること。
なによりもハードワークを一緒にクリアできる仲間がいること。

今年もこんな幸せな1年の最後を送れることを、本当にありがたく思います。
すべての人にとってハッピーで穏やかな年の瀬でありますように!


2013年12月29日日曜日

no.575 yoshi-nashi-goto

バタバタと年末の時間が過ぎて行きます。
いまは代々木体育館の楽屋。今日からカウントダウンライブが始まります。

イブの日の通しリハーサル恒例、ayu姫のケーキ♡ でかっ!


そして寒い雨の中、これも年末恒例、幕張メッセでのMステ・スペシャル。


そして待ち時間のコストコ探訪。このトイレットペーパーはマストなのだ。


量が多過ぎてどうやってうちに持って帰るの〜?の図。
結局、ガールズはリンツのチョコレートを購入。


コストコのエスカレーターで。



そんなこんなの年末が今年も過ぎて行きます。


2013年12月22日日曜日

no.574 shi-wa-su

師走。
人に「師」と仰がれる人々でさえも自ずと走り回るような繁華な時期。
なんとなく慌ただしい毎日でブログ更新もすっかり間が空いてしまいました。

クリスマスツリーもやっと飾ったー。
昨晩は自宅でお子様が中心のクリスマス会。という名目のお鍋の会(笑)
人をクリスマス会にお招きしておいてツリーが飾ってないのはどうなのぉ〜?という訳
で、今年はようやく飾りましたー!
やっぱり夜にLEDライトが瞬く様子は幻想的で綺麗です。
もったいないからヨーロッパのおうちみたいに年明けまで飾っとくかな、なんて。
まぁ、ただ片づけるのが面倒なだけなんだけど(苦笑)


明日はカウントダウンライブの通しリハーサル。
年末も佳境です。


2013年12月17日火曜日

no.573 steller's sea cow

ロンドンの自然史博物館(Natural History Museum)は地下鉄サウスケンジントン駅からすぐ
の場所にあるミュージアム。
入館は全館無料。さすが大英帝国。
重厚な石造りの建物内に膨大な収集物が整然と陳列されていて、じっくりと見たらとても1日
では回りきれない展示物量です。
恐竜から貝殻まで。
イギリス人のものすごい収集力、分析力、分類力。そして...好奇心と気力。


わたしがここをたまに訪れる理由。

Stealler's Sea Cow(ステラ海牛)
世界で唯一、ここ自然史博物館にだけステラ海牛の骨格が残されています。
それは乳白色の悲しい色を持っていて、生きていた時とおなじように、ただひっそりと館の隅
に在る。
わたしたち人間の愚かな乱獲によって1768年に絶滅した7m〜9mもあるマナティに似た
大型の哺乳類。

最後の一頭の気持ち。
なかまを全て失って海に浮かぶ最後の一頭の気持ち。

そんな遥か昔の忘れてはいけない出来事を、喧噪の中でひとり立ち留って想うために。


2013年12月13日金曜日

no.572 aode-kutani

気にいったものを買う。
なんとなく心魅かれるものを手に入れる。
手元に置いたら、そのモノが居心地いいであろう空間をつくって、ためつすがめつ愛でる。
丁寧に洗い拭き上げて目の前でお香を焚く。
そばを通るたびに何気なく視界に入り。
ドアを開けるたびに、目にとびこんでくる風景を確認する。

埃だらけの古道具屋さんから私が発掘してきたもの。


新しかろうが古かろうが、本物だろうが偽物だろうが。

これが「わたし」
私の目が認識した「わたし自身」のかたち。

まぁ。こんなもんです(笑)


2013年12月9日月曜日

no.571 kundun

息子のバースデーの日。
去年までのプレゼントは玩具やパズル、乗り物などを皆様から頂いていたのですが、さすが
に高学年になったからでしょうか。今年は圧倒的にDVDや書籍を多く頂きました。
私の意向で家にはもともとTV自体がないので、DVDを観る時はいつも専用のPC。
今回プレゼントにモニターを下さった方がいて、やっと自宅でも大きな画面で映画が観れる
ようになりました。

たくさん頂いたDVDの中に「Kundun」とタイトルに書かれたDVDを息子が見つけ。
Kundunってなに?誰がくれたんだっけ?見てみようか?
休日の前の夜にリビングでモニターをオンにしました。

ダライラマ14世。
現在インドでチベット亡命政府の長として、遠く離れていてもチベットの民の精神的な支柱、
心の拠り所として存在するチベット族の統合とアイデンティティの象徴。
何度も何度も生まれ変わり転生をくり返して人々を救済する魂。
Kundunとは、チベットの民が尊敬をこめて呼ぶダライラマ14世の尊称のことでした。
マーティン・スコセッシ監督が撮った、ダライラマ14世の半生。
チベットを侵略した中国からの圧力があり、地元のアメリカでは公開当時に規制がしかれて
公開を制限されていたんだそうです。


戦争。ひとに「心」をなくさせてしまうもの。
私たちは、どうしていつまでもこんな争い方しかできないんだろう?
軽い気持ちで見出したDVDでしたが、深く深く考えこんでしまった夜でした。

それにしても美しい風景。
当初、スコセッシ監督は北インドでの撮影を予定していたようですが、政治的なことで許可
が降りずにチベットに似ているモロッコで撮影されたんだとか。
ポタラ宮殿などは特撮だそうですが、リアルなチベットの風景を彷彿とさせるものでした。

こんな美しい自然の前で、こんな醜い争いを続ける私たち。
本当の意味での「目覚め」はいつになるんだろう。


2013年12月8日日曜日

no.570 tsurugi

石川県の白山比咩神社を訪れ、七五三で大賑わいのなか昇殿参拝を済ませて、ちょっと一息
ついたあと、山の麓にある「鶴来/つるぎ」という町を訪れました。
なんとなく古い街並みに魅かれて、なんとなく車を降りてみたのだけど。
昔は白山宮や金剱宮の門前町でとてもにぎわった町だったとか。
古い看板を掲げたお店がシャッターを閉め、ところどころに空き地。
歩いている人はほとんどいなくて、たまに杖をついたおじいさんやあの乳母車みたいな荷物
入れを転がすおばあさんに出会う。

眠っているような町。

材木屋だった敷地に遊んでいた猫を見つけました。


かつて、たくさんの人が生活した場所。
たくさんの人が言葉をかわし、たくさんの人が行き交った場所。
走り回る子ども。元気なおかみさん。酒のみの恰幅のいいおじさん。真面目な人。面白い人。
やくざな人。あだっぽいお姐さん。骨董品みたいなおじいさん。縫い物をするおばあさん。
猫。犬。喧噪。桜。お祭り。氏神様。雪の夜の暖かい灯。生と死。

そんなすべてを飲みこんで、いまはゆっくりと眠っているような町でした。
鶴来。つるぎ。Tsurugi。鶴が来る町。剣の町。

また行ってみたい。


2013年12月7日土曜日

no.569 taste of autumn

秋が深まってくると、わたしの父母のルーツである会津若松から「身不知柿/みしらずがき」
という美味しい柿が届きます。
子どもの頃から食べ慣れた懐かしい味。
もともと渋柿なので、甘みにねっとり感がなく爽やかな甘み。
焼酎をかけまわして甘みを出すので、送られて来た箱には開封の日にちが指定されていて、
その日にちの前に開けてはダメなの。
ちょっと待ち遠しくなるのも美味しく感じる要因のひとつかな。


名前の由来は、身の程も知らずに大きくなるからとも、あまりの美味しさに身の程もわきま
えずに食べ過ぎてしまうから、とも言われています。
皇室御用達。

そして秋の味をもうひとつ!
先日の福井への旅の途中、お蕎麦屋さんにディスプレイしてあるのを見つけ、その時は晩白
柚(バンペイユ)か、育ちすぎた夏みかんかと思っていた「獅子柚/ししゆず」
別名「鬼柚/おにゆず」とも言われる柑橘類ですが、これが大きいっ!
赤ちゃんの頭くらいあります。
実は柚ではなく文旦の仲間なんだって。


先週の週末、息子の剣道の試合で訪れた千葉県富津市からの帰り、市原のSAでこの獅子柚が
売られているのを見つけました。
お店のおばちゃんに聞いたら、やっぱり大味でそのまま食べるとあまり美味しくないらしく、
ほとんどジャムにするんだそうです。
形もこんななのでオブジェ向き。
いましばらくはお玄関に飾って、それからおもむろにジャムかピールにでもしますか。

秋の味覚。秋の色。


2013年12月5日木曜日

no.568 kawase hasui

川瀬巴水(かわせはすい)という、明治から昭和を生きた浮世絵師/版画家の展覧会に行っ
てきました。
巴水は衰退の一途を辿っていた浮世絵の技術を復刻し、版元、彫り師、刷り師と共同で新た
な浮世絵の流派を生み出した人。
「昭和の広重」とも言われ、海外では非常に評価が高く、北斎や広重と並び称される版画家
なんだそうです。

魂の中にある、いつか見た風景。


雨の降る夜。夏空が広がる海。夜空から切り取ったように見える金色の月。凍る雪の朝。
昔は日本中どこにでも在った情緒ある景色が繊細な木版画で次々と並んでいます。
巴水は一年中旅に出ていて、そこで描いた原画を元に制作に励んだんだとか。
「旅」が仕事。「放浪」が生業(なりわい)。
なんだか憧れる。それはそれで大変なんでしょうけどね。

この展覧会が開かれている千葉市美術館のある建物は、元々は昭和2年に造られた旧川崎銀行
の建物だったとのこと。
外壁の一部と1階のエントランスホール(さや堂ホール)が保存の為に残されていて、ネオ
ルネッサンス様式の雰囲気ある空間を見ることができます。


戦前の建物は、近代化の中にあっても時間と心にゆとりがある時代に丁寧に造られてい
るせいか、身を置くとなんだか心がゆったりとして居心地がいい。
時間を経たものに妙に魅かれる私の性癖は、今後まだまだ加速していきそうな気配(笑)

さて、美術館近くのその場で焙煎してくれるコーヒー屋さんで買ってきたタンザニアの豆
で朝のコーヒーでも淹れますか。
昨日手に入れた川瀬巴水の画集を眺めながら。

今朝は起きれなかったなー。ちょっと自己嫌悪(笑)


2013年12月3日火曜日

no.567 i really enjoyed the meal

福井の美味しいもの便りファイナル!

地元の方に勧められた焼き鳥のチェーン店「秋吉」
福井では有名なお店らしく、昭和34年の創業。
片町という福井市の繁華街にも店舗があったので、ブラブラと出かけてみました。

唯一の繁華街と言う割りには人通り少なし。
なのにお店の扉を開けた途端、すごい熱気!
大きなコの字型のカウンターにギュウギュウ詰めに人が座っています。
ちょっと回転寿しのお店風。
やっとお席をあけてもらって狭い席に座り込むと、店員の方がコの字の内でオーダーを
とって、お寿司屋さんみたいに焼き鳥をカウンターに出していきます。
基本、お皿なし(笑)


隣はひとり焼き鳥のおじさん。
もう一方は不動産関係のかっぷくのいい二人連れ。
カップル、学生同士、同僚と、いろんな組み合わせの人達が楽しそうに会話をしながら、
どんどん焼き鳥とお酒を消費していきます。
店員の方達も若い人ばかりですごく活気がある。
エネルギーないと、このお店は勤まらないだろうなー。


福井、最後のお食事は坂井市の道の駅で地元名物の「花咲牛のステーキ膳」
これが意外にかなりイケましたー!
疲れていたからかな。無性にエネルギー補給したくなり、ひさびさのザ・お肉(笑)
柔らかくてジューシーで、お店の看板メニューだけのことはありました。

福井は何気にちょっと地味な県だけど、食は本当に豊か。
住民の幸せ度が常に上位。そしてここ数年、子供の体力/知力ともに全国一位。

絶対「食の豊かさ」がこの結果を引き出しているんだと思います。


no.566 kurokawa

福井市内にある割烹「くろ川」
何年か前のツアーの時に、キョードー北陸の方にご紹介して頂いて以来のお付き合い。
今回の福井訪問でも楽しみにしていました!
くろ川は月曜日定休なので、わざわざ前日の日曜日に福井に入るように予定をずらしたほど。
大将が選んでさばいて出してくれるお魚は、本当にそれくらい美味しいのです。

まずは福井の日本酒「常山」をオーダーした後にでてきた「矢がら」
体の細い本当に矢の筒みたいなお魚で白身の上品な味がします。
お任せで一番に出てきたということは、これが今日の一押しってこと。うま〜い♡


その後、サワラやなんとブリのお刺身、西京焼と続き、そしてこのカニ!


越前カニのオスは、お高い割に今日は良い物が入らなくて…と大将。
これは北海道のもの。おおぶり。

これは「せいこ丼」
越前カニのメスは、この時期、背中に卵をしょっています。それがセイコ。
それとカニの身、カニ味噌などをご飯にのせてわさび醤油で頂きます。
別名「開高丼」って言うのは戻って来てからネットで知りました。
美食家の開高健が大好きだったそう。美味しいもんね〜♡
1年のうち、漁が解禁となる11月6日から二ヶ月間しか食べれないレアな食べ物。


そして絶対はずさない、お約束の「へしこの水飯」
わたしはこれを頂きに福井まで来たと言っても過言ではない(笑)
へしこは福井名物、鯖のぬか漬け。
これをちょっと齧りながら、紫蘇とゴマをまぶして氷水をかけたご飯を頂きます。
し・あ・わ・せ


地酒を飲み、次々と出される美味しい食材を頂きながら大将とお話しして、地元のお客様の
話に耳を傾けたりTVを観たり。

福井の夜はゆっくりと過ぎていきました。


2013年12月2日月曜日

no.565 mu-hung

よく訪れる西荻窪のお店をひとつご紹介。
新旧と東西がうまい具合にミックスされてほんとに居心地のいい街。西荻窪。
実家の近くで子供を育てるために川を超えて市川という場所に移り住みましたが、本当は
東京の西側の方が馴染みがあるしゆっくり呼吸ができる感じ。
息子が独立して身軽になったら、この街か都心の裏通りの小さい部屋に居を構えて、気ま
まに暮らしたいなぁって思っています。

夢飯(ムーハン)は、西荻窪駅そばの路地にあるシンガポールチキンライスのお店。
先日の善福寺のイベントの帰り道、久しぶりに立ち寄りました。
ここは伊藤蘭さんのお兄様がオーナーのお店なんだとか。
時々、無性にここのチキンライスが食べたくなる(笑)


わたしの好みはフライドチキンライス。
それをジンジャーレモン・中国酢・チリの3つのソースで頂きます。


息子は肉の塊が苦手なので、ステーキはおろか焼肉や鳥の唐揚げなんかも好んでは食べな
いヤツ。
シンガポールに行った時に本場のチキンライスにトライしたかったけど、結局いつも食べ
慣れたチャイニーズになってしまい、まったく無念でありましたー。

ちょっと散歩ついでに古本屋とアンティークショップを覗き、明朝のベーグルとテーブル
に花を買って夢飯でチキンライス。

いいな〜♡