2017年9月28日木曜日

no.1127 one day at a time

ここのところ、今日のblogのタイトルそのままの毎日が続いていて。
毎日毎日一歩ずつを着実に。身体の不調に寄り添いながら、だましだまし...ですかねぇ。
という訳で。またもやblogの更新、間があいてしまいました。

9月のある日。前々から「ぜひ見にいらして下さい!」と言われていたライブにご招待頂いて
渋谷Mt.RAINIERに出かけて来ました。


アーティストは古澤剛さん。ベースの斎藤さんがずっとサポートをされてて、かなり前から
お誘い頂いていたのになかなかスケジュールが合わず、初ソロライブにやっと伺えました!
バイトルのCMで有名な方なんですってね。私はテレビを見ないので知らなかったのですが。


歌うまいー!2時間あまりのライブ。まったくブレない歌唱力。
そして声の質が。これがまた魅力的。幾層にも重なるようなハスキーで野太い声質。
これだけでもうガッツリ持って行かれちゃいますよね〜。
You Tubeから古澤さんの歌声をちょっと拝借。
この動画はショートバージョン。いいところで切られちゃうけど。


ライブ後半、ゲストになんとコブクロの小渕さんがいきなり登場して!
ロビーでお知り合いのコブクロもやっているローディーの方に会ったので、「あら!今日は
ここの現場?」と聞いた時に道理で言葉を濁していた訳だぁ。シークレットだったのね(笑)
二曲お二人で歌われましたが、このおふた方のパワフルなデュオは最強でした。
何でもYou Tubeに挙げられていた古澤さんの動画を、小渕さんが偶然見つけてからのお付き
合いなんだそう。
以前、Soft BankのCMに姫が出た時も、孫さんと直にツィートしたのが発端でしたもんね〜。
今の時代は、本当にどこでブレイクするか見当もつかないですね。

渋谷に来る時はいつも車を停めるセルリアンタワーの駐車場に向かう途中、朝からほとんど
食べていないことに気づいて。東急ホテル一階の「かるめら」で食事。


チキンのグリルを頼んだのですが、こんな量だとは!
美味しかったけどね〜。結局食べ切れませんでした(涙)


現場で合流したコーラスの陽子さんに「鉢の木」のどら焼きを頂きました。
中央線沿線に馴染みがある私には阿佐ヶ谷の懐かしい味です。ありがとうございます!


ここのところblogの更新が飛び飛びだからと、わざわざ連絡を下さった皆様ー!
なんだかんだと忙しく、体調が回復するような長い休息が取れていないからの不調ですので、
どうかご心配なきように。お心遣い感謝です!


2017年9月20日水曜日

no.1126 first day of nara part.2

六根清浄ですよー。清らかな水で手を洗い口をすすぎ、薬師寺にお参りします。
つめたーい!顔も洗いたい。ジャバジャバと。


風が強い。雲がすごい勢いで流れていきます。薬師寺の空。すでに秋の気配がありますね。


お坊さまの説法があるとのことで行ってみました。
このお坊さまのお話が!とても面白かった。
薬師寺の再建に貢献された元管主、高田好胤さんのエンターテイナー性が脈々と引き継がれ
ているんだなぁ。思わず写経を三部買っちゃいました。お布施にね。少しでも。


東院堂の聖観音さま。白鳳仏。
どちらかと言うと金堂の薬師三尊像よりも私はこちらの仏様の方が好きです。
気候のいい時期にまたゆっくりと来てみたいな。急ぎ足ではなくて。


さあて。お隣の唐招提寺へ。言わずと知れた鑑真和上のお寺です。
ちょっと地味な印象がありますが、落ち着いてゆったりしたいいお寺です。息子は初めて。
金堂にある仏像は連子窓から入る柔らかな日差しに包まれて、盧舎那仏坐像を真ん中に薬師
如来立像、千手観音立像が脇を固めます。すべて国宝。残念。撮影禁止です。


御門のところに萩が植えられていました。
白萩かな。秋の花だったら白萩が一番好きだなぁ。冷たい朝、白萩の葉に露が降りて。


世田谷に住んでいた時、仕事に行くのに早朝の世田谷線(当時はまだ懐かしのちんちん電車
でした)に乗ろうとホームに上がると、線路沿いのお宅にこぼるるばかりの白萩の花が咲き
乱れていたのを思い出しました。
私の人生の中で最も幸せな時代のひとつだったあの頃。
今でもたまに夜の暗闇の中で、あの頃住んでいた家の灯りのスイッチの位置を探してしまう
ことがある。不思議ですね。


2017年9月19日火曜日

no.1125 first day of nara

伊勢からそのまま奈良入りした日。ホテルに入る前にまずはとりあえず法隆寺。
ああ。懐かしの南大門。この空の青さ!どんなに暑いかお分かりでしょうか?(汗)


五重の塔。私が撮ってこのクォリティー。完璧な造形。美しいですね。
宝物館で法隆寺所有の様々な仏像を拝見しました。百済観音。夢違い観音。懐かしい。
30年前の私が、まだそこら辺りをうろうろしていそうです。


東大門を望みます。入江泰吉の写真で、この東大門の上に満月がかかっている写真があった
なぁ。きっと何百年もさして変わらない風景。


夢殿です。内におわす救世観音は秘仏。春と秋の二回、公開されます。
私は秋に一度ここに来れたことがあって拝見したことがある。
息子「えっ!?いいな。今度来たいなー。学校の休みと重ならないかな。日帰りなら来れる?」
奈良に来て日帰りですと?勿体無い!大学行ったら休みを取って思う存分来なさいって。


夢殿を抜け、そのまま中宮寺へ。
ここではガラス越しではなく、直に国宝「如意輪観音」を拝めます。
変わらない柔らかな微笑み。靴を脱いで静かな気持ちでお参りします。


あつー。もうほんとに暑かった。参道のお蕎麦屋さんで一休み。冷たいきのこそば。


駐車場のおじさんに薬師寺の近道を教わって、次なるお寺、薬師寺と唐招提寺を目指します。
ここら辺でチェックインしにホテルに戻って...、と弱気になる私に息子「えーっ。回ろうよー。
まだ陽が高いじゃん。」
て、アンタはいいよね。後部座席で宿題やったり、音楽聞いたり、たまに突拍子もない声で
歌ったり、居眠りしたり、私とバカ話してるだけだからさー。
あたし、病み上がりなんだっつーの。


no.1124 my favorite place nara

お伊勢参りを終えて奈良へと向かいました。
今回の夏の旅。長距離の運転ばかりでしたが何気に一番キツかったのは高野山から熊野本宮
大社の道程だったかなー。山道。山道。山道。
伊勢から奈良は運転したことがなかったのですが2、3時間の快適なドライブで着きました。
法隆寺や薬師寺などを廻ってから向かった今宵の宿泊は奈良ホテルー♡


息子は新館にしか泊まったことがなかったので、今回は本館にしました。
「わぁ。すげー!なにこれ。歴史的建造物的なー。」
天井が高いからね〜。古色蒼然としたライトやお部屋の壁に掛けられている日本画。暖炉。
あえて昔のまま、そのままを、変わらないように維持していくのは大変なことだと思う。
すっかり変えちゃった方が安価だし手軽だし。
でもそうしないでいる。だから保てる美しさに、年端もいかない息子さえ感動するんですね。
しばしお部屋で休息。てゆーか。居心地よすぎて外に出たくないし。


階段を登った二階。四方に著名な画家の日本画が飾られている吹き抜けの場所。
フォトジェニック。好きなんだぁ、ここ。疲れた足に絨毯のふかふか感が心地よいです。


お夕食を食べに奈良の街へと出かけました。
奈良ホテルの裏から大好きな奈良町を抜けて近鉄奈良駅の方角へ。夕方の散策。素敵。


ちょうど「奈良燈花会」という灯りのイベントが街をあげて行われていました。
猿沢の池の付近。幻想的な夏の夜を楽しむ方で通りはたくさんの人、人、人。


興福寺も素敵にライトアップ。明日はいろいろとお寺を回るから見れるかなー。興福寺。
阿修羅像や山田寺の仏頭などを見せたいなー。息子に。


老若男女。みんなが夏の夜をゆっくり歩きながら楽しんでいます。
人々とすれ違うように歩を進めながら、ここでも、いつかどこかで体験したことがあるよう
な感覚が。昔々にね。こんな灯りに照らされながら。デジャブかぁ。


ちょうどホテルに戻った時、スタッフの方に「おかえりなさいませ。お写真お撮りします?」
と聞かれて撮って頂いた一枚。
暖かい電球色の灯りがともるエントランスは何だかほっとしますね。
お洋服、お母様とお揃いなんですね〜!などと言われましたが。偶然だし(笑)
そう言えば息子のTシャツ、義男さんに頂いたものでした。ありがとうございますぅ!


穏やかな一夜が明けて、楽しみにしていたダイニングルーム「三笠」での朝食。
悩んだ末、やっぱり名物の茶粥定食はやめて、二人共いつも通りの洋食にしてみた〜。


食事を終えた私たちが出口に向かう途中で話しかけてきてくださった黒服の方が、またまた
お写真を撮って下さいました。


小さかった息子が、ここ三笠の支配人の方にとても可愛がって頂いたことをお話しすると、
もうその方は引退されたとのこと。
でも。人を心地よくする爽やかなホスピタリティは確かに今でも受け継がれていますね!

奈良ホテル。大好きだー。これからも奈良に来た時は絶対ここに泊まりたーい!


2017年9月17日日曜日

no.1123 around matsusaka this&that

今年の夏休みの旅。伊勢神宮への参拝のために二日間、近くの松阪にホテルをとりました。
松阪の町は行ったことがなかったので個人的にはちょっと楽しみにしてたの。
夕方にチェックインしたあと、早速、お夕食を食べに息子と町中へ出かけました。
私は絶対的に名物の松阪牛を食べたかったので、ステーキやすき焼きがメインのレストラン
を探し、後で聞いたら息子はお蕎麦かおうどん、定食屋さんを探していたらしく、話が全く
噛み合わず...。 
結局、息子の意見が通って、初日は昭和9年創業の松崎屋食堂に決まりました。


ご夫婦お二人でやっている食堂。メニューが豊富。昭和の香りがプンプンです。
昔はメインストリートだったのかなぁ。今はシャッターを閉じているお店もチラホラ。
町中から放射線状に伸びている道路沿いにこじんまりとある小さな食堂です。
私はチキンカツ定食。息子は中華そばとポテトサラダwww 美味しい!


二日目は絶対に松阪牛!と決めて町へ出ると、息子、またもやこの食堂を希望。
まったく譲る気配がないので仕方なく「また来ましたー!」と少し照れながら暖簾をくぐり
ました(笑)
私は冷やし中華。息子は。なんと!また中華そばとポテトサラダ。こいつ、どーなってんの。


一度決めるとまったくメニューを変えないのは小さい時からですが、もうさすがにいろいろ
挑戦してるのかと思いきや...。保守的にもほどがある(笑)
お会計時にお店のおばちゃまに「いつもありがとぉ。」と関西訛りで言われ、二人してすっ
かり常連の気分になった松阪の夜でした。

早朝のお伊勢参りのあと、近くの斎宮歴史博物館も訪れてみました。
斎宮とは「いつきのみや」とも言われ、天皇に代わって伊勢神宮に仕えるため、天皇の代替
わりごとに皇族女性の中から選ばれて伊勢に派遣されていた女性のこと。
この制度は670年頃から1330年頃まで約660年続き、その間に約60人余りの斎宮
の名が記されているのだそうです。


最近、様々な場所の歴博が面白いと何時ぞやのblogにも書きましたが、例に漏れずここの歴博
もなかなかのものでした。神に仕える未婚の皇女「斎宮」の実態に迫る細やかな展示物。


映像。復元物。資料。書籍。色々なアイテムで斎宮とは一体何だったのか?に迫ります。


面白かった。これは当時の様子を模型で再現したもの。


お装束も復元されてたくさん展示されていました。


素敵な柄ですねー。艶やかです。


個人的にはこの海老茶のような色は好まないのですが、お着物で重ねると品格がありますね。


なかなか見ごたえのある博物館でした。
再現映像なども公開されていて、当時の斎宮の生活が手に取るようにわかるの。
息子はもうハマったら絶対動かないので、私は私で展示を見たり、ライブラリーで本を読ん
だりして学生のように過ごした夏の一日でした。

またぜひ訪れてみたい博物館ですね。


no.1122 hana-gumi shibai

体調を崩してしまった今年の夏。
やっと9月に入って一息つけるかと思っていたのに、何故かそういう時に限って日々忙しく
なって不調が堂々巡り。
会う人ごとに「痩せた?」と言われるので無理して食べているこの頃です。
大好きだったウォルター・ベッカーが亡くなり。
そしてロンドンの友人のカメラマン、リチャードの訃報も届き。
精神的にも肉体的にもいろんなことが重なって、何だかblogの更新もままなりませんでした。
今夜は明日の仕事がキャンセルになったので、なんとなぁく夜更かしをしています。

先日、息子と、お友達の加納さんが主催されている「花組芝居」の30周年記念のお芝居を
観に下北沢スズナリに行って来ました。その時の写真を幾つか。


私は仕事終わりに車でまっすぐ下北へ。
息子は初めての学校帰りの下北なので少し心配でしたが、大荷物を持って人混みをかき分け
飄々と到着(笑)
早めに着いたので下北沢の街を散策していると、息子が「ここの喫茶店、入ってみたい!」
と私を呼び止めました。いーはとーぼ。創業40年近い音楽喫茶なんだそうです。


代々木上原にオフィスがあったので昔は下北沢によく来てたのに。ここ、知らなかった。
店内はこんな感じ。整然とした乱雑さ。この日はブラジル音楽がかかっていました。
「ボサノヴァ?」と息子。なんだ。知ってんじゃん(笑)


いいな。下北沢。気に入った。ここでバイトさせてくれないかな。上に中古レコード屋さん
もあるんだって。ステキだね。いっぱい音楽聴けるなー。あっ。古本もあるよ!
何だかすっかり気に入ってしまったらしい(笑)大学行ったら下北で一人暮らしすれば?
息子はアイスコーヒー(ミルクなし)!? 私はマサラ・チャイ。


30周年の「いろは四谷怪談」は、花組の所縁のある方達も総出演で豪華な顔ぶれ。
終演後に木原さんと原川さんと記念撮影です。
息子、来るたびにいつも皆さんに可愛がってもらってるから珍しくニコニコしてるね(笑)
木原君は毎日そらジロー終了後に来るから、間に合うかどうかドキドキものだったんだって!


大入り満員の楽しい公演でした!
晩秋にはアウルスポットで「黒蜥蜴」の公演があるんだそうですよ。
花組。今年は精力的に公演を打っていってます。なんだか刺激を受けますねー!
帰りにスズナリ隣の駐車場に歩いていたら、お向かいになんとも素敵な飲み屋さんが。
あぁ。下北沢だなぁ。このお店に入ってみたーい。


なぜか懐かしい素敵な街。下北沢って。生まれ育った吉祥寺と似てるからかなぁ。
息子が独立したら。こんな街に住みたいな。


2017年9月16日土曜日

no.1121 rest in peace

Why didn't I try to meet you in June
 I was stupid that I thought we could meet at anytime


May your soul rest in peace
I was very happy with you and get the job done, Ritchie

I miss you